こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。
今日のコラムは
パドルの力ってどこに伝わっている?
について。
パドルって水を漕ぐ動作になりますよね。
では質問です。
パドルの力って何処に伝わりますか???
答えは、手の平です。
これは、当たり前なのですが、ここからがかなり盲点です。
では、どんな状態だと力が伝わっている状態ですか?
- 肩に力が入っている?
- 腕の前腕に力を入れている?
- 腕全体に力を入れている?
- 親指に力を入れてみる?
- 手の平を返してみる?(反る)
残念ながら、どれも違います。
これ全て力の入れ方にすぎません。
答えは、手の平全体に均等に圧がかかっている状態です。
これが最も力が伝えられている状態です。
指先に圧が集中していれば、指先だけしか伝わりません
親指に圧が集中していれば、親指のエリアでか伝わりません。
手の平全体に圧が均等にかかれば、手の平から指先まで均等に力が伝わります。
試してみてください。
両手を地面について腕立てをやるとわかるので、試してみてください。
手の平全体に乗ると、指先まで均等に力がかかるはずです。
手ってこういうシステムが備わっています。
パドルで
- S字で漕ぐとか
- 水を前方でキャッチして後に押すように漕ぐ
- 下に押すように漕ぐ
とか色々な方法ありますが・・・
これらやってみると分かります。
水中に手が入っているときに、手の平にかかる圧が色々な所に移動します。
つまり、自分の漕いでいる動きが水に伝わってないんですよね。
パドリングで推進力を得るためには、
常に手の平に均等に圧がかかっている状態で漕ぎます。
そうすると、自然とストロークはボードに沿って真っ直ぐになります。
手の平にかかる圧を変えずに漕ぐと、ストロークはボードに沿って真っ直ぐになります。
この結果、手の平で水の渦をつくる事が出来て、水が螺旋状に周り推進力になります。
ボートや船はスクリューが回る事で螺旋状に水の渦ができますよね。
これが推進力になります。
サーフィンのパドルも一緒です。
両方の手の平で螺旋状の水の渦をつくる事で、パドルが進みます。
力ってどうすると最も伝わるのか?
これを考えて行くと、常に手の平に均等に圧がかかっている状態で漕ぐ事。
ココにたどり着きます。
パドルするときに、ゆっくりと漕ぐと手の平にかかる圧の変化が分かります。
手の平にかかる圧が変わらない様に、漕いでみてくださいね。
動作を考えるより、何処に力が伝わるのか?
このゴールを考えて行くと、何が無駄で何が効率良いのか?
力の通り道というのが分かるようになります。
P.S.
これらが感じられるようになるには、手の平の感覚を高めていく必要があります
まずは、このサーフィンでの力の伝え方入門講座から試してみてください。
かなり変わる事、間違いないです。
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