カラダの使い方

リップアクションで後ろにワイプアウト

もし、あなたが

リップアクションで後ろワイプアウトしてしまう、、、

コレを繰り返してしまうのなら、是非最後まで読んでくださいね。
大きなヒントを得ることが出来るでしょう。
サーフコーチング・半年コースで実際にアドバイスした内容です。

こんにちは!サーフコーチ林です。
今日もサーフィン上達に熱意がある人に対して、最短かつ今まで練習してきた事が無駄にならないように現在考えられる最先端かつ最高のサーフィン上達方法を伝える事。
そして、練習やサーフィンでつまづく時間を最短にして、圧倒的な効率で上達へ導く。
これを目的としています。

技や動作、そしてスタイルを重視する人は、何年経っても上達しないなか、ターンのプロセスを重視する人は、1ヶ月もしない内にライディングが変わっています。
教えたその日から変わっている人もいる位、サーフィンが激変しています。

リップアクションで後ろワイプアウトしてしまう

この問題を引き起こしている原因は

  • リップにアプローチするアングル(角度)が悪い
  • スピードが付いてない

これらが考えられます。

この問題をクリアしようとするために、リップアクションでの動作を考えがちですよね。
けれど、この問題をクリアするのがボトムターンです。
ボトムターンに問題の原因があります。

今日のアドバイスをした事で、、、

ボトムターンでターンが伸びるようにかわりました。
パワーゾーンのフラットな所が使える様になって、リップアクションが決まるようになって行きました。
さらに、小波の時に乗っていたシングルフィンでもリップ出来るように変わっていきましたね。

今日のストーリーはレギュラーフッターの方の話なので、グーフィーの人は反対の腕で考えてくださいね。

ボトムターンでよくある間違い

その方はボトムターンのきっかけを、右手を後方に振る事でボトムターンをしていました。
リップに対するアプローチのアングルが斜めなので、リップアクションで必ず失敗して背中側にワイプアウトしていました。

波を深く使えてない、つまりパワーゾーンのボトムを使えてないので、どうしても斜めにしかリップにアプローチできないという状況になっていたんです。
さらに、右腕を後方に振れば抜重してしまうので、ボトムターンが終わる前には失速を始めています。
ボトムターンが終わるときに失速していると、リップにアプローチするときにはどんどんと失速してしまいますよね。

昨日のBLOGを読んでくれたかは分かると思いますが、こうなっている根本的な原因はターンのプロセスが欠けているからです。
なので、ターンのプロセスを入れるようにするだけで、ボトムターンが変わるなということは明らかでした。

ターンのプロセスは

加重→ボードを傾ける(レールが入る)→抜重

です。

加重するためにどうした良いのか?
めっちゃ簡単で実践しやすいアドバイスがあります。

ボトムターンしたいと思ったら、ちょっと待て。

です。
これ、メチャクチャ効くんですよね。

ボトムターンをしようと思ったら、1テンポ待つようにします。
そうすることで、ボトムまで降りられるようになります。
出来れば、コンパクトな体勢で待つようにすればボードに加重する事が出来ます。

この事でボードは前に走るし、パワーゾーンをフラットな所まで降りる事が出来ます。
その結果、リップに対するアプローチアングルが縦になり、リップアクション時に背中側にワイプアウトするという事がなくなりました。

で、次ぎに右腕を振るのも、ちょっと待つ様にアドバイスしました。
これで、ボトムターンに3つのプロセスの動作を入れる事が出来るようになりました。

コレをやったら、驚く位の変化が起きました。
クローズアウトセクションでリエントリーをしてくると、波のトップであるリップラインからボードの半分まで出るようになったんです。
個人的、こんなに変わるんだ〜って驚きました。

ターンのプロセスって本当に大事なんだな〜って改めて感じたサーフコーチングの回でした。

ターンのプロセスを身につけるためには

  1. ボトムターンをしようと思ったら、1テンポ待つ
  2. 右腕を振るのを、1テンポ待つ
  3. そして、右腕を振る

このステップです。
ボトムターンで加重→ボードを傾ける(レールが入る)→抜重を実践する事が出来ます。

アクションが上手くなるタメには独学や自己流、一般的に言われている方法では、今のままと変わらないでしょう。
今までと同じ事を繰り返すということは、このまま変わらないか、たまたま上手くできるという偶然を期待して待っているだけです。
あなたがターンのプロセスを意識した練習をはじめたら、あっというサーフィンが変わります。

最近は様々なハウツーが溢れていますが、、、

そのハウツーが正しければ、既にあなたは今の問題を解決しているはずですよね。
色々なハウツーは、ターンのプロセスにおけるカラダの使い方が欠けています。
特に、カラダで一番最初に動く体幹からどの様に動くのか?これを話せる人は、ほぼ皆無でしょう。

今回、ご紹介した方法では腕の使い方です。
ターンのプロセスを実践する時に、腕以外にも体幹・足どの様に使うのか?この要素を足してあげると、半端ないドライブをしたターンが出来るようになります。
僕は要素の積み上げと言っています。

ターンのプロセスに要素の積み上げをすると、この様に変わっていきます。

この動画はカービングターンですが、ターンのプロセスで要素の積み上げをしています。
要素を足していくことで、どんどんとターンのドライブが変わっていきますので、チェックしてみてください。

  1. 腕の動きのプロセスに入れていく
  2. 腕の動きに体幹の動きを足す
  3. 腕+体幹に足の動きに体幹の動きを足す

こんな順番でやっています。

※大きな音が入っているので、音量を下げてから見てくださいね

この動画ではクオーターパイプを使っていますが、もちろんフラットな所でも練習可能です。

1つの動作を意識したターン vs プロセスを意識したターン

これはリップアクションでも同様でアームスローを意識したり、テールの蹴り込みを意識する、何か1つの動作を意識する人は、今のまま変わらず何年も同じ事を繰り返し続けて行く事になります。
一方、ターンのプロセスを意識してどんな順番で動いていくのか?という事が分かり、練習して行くと3つのプロセスを意識したアクションが次第に出来るようになり、アクションの上達が速くなります。

しかもスケートでターンのプロセスを意識した練習を取り入れると、何回も繰り返し出来るので動作全体のイメージがどんどんと頭の中で具体化され、確立されます。
さらにプロセスにおける要素の積み上げの練習が出来るので、スケートの練習はメチャクチャ効果絶大です。
ターンとターンを繋げたレールワークという土台を陸でしっかりと形を作れば、実践であるサーフィンで即反映され手応えを感じられますよ。

 

P.S.どうやって加速するターンのプロセスを身につけるのか?

カラダが最も効率良く動く原則を使い、加速するターンを身につける。
そのためにコレを作りました。

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