カラダの使い方

サーフィン上達には犬の真似がカギ

こんばんは。
体軸コンディショニングトレーナーの山根です。
今日は銀座のスタバから、、、

すっかり間が空いてしまって久々の投稿になってしまいました(汗
今日からまたサーフィンに役立つ情報をお伝えしていきたいと思ってるので、どうぞよろしくお願いします( ^ω^ )

さて、今回は僕の働いてるスクールでヨガのレッスンをしていた時の話です。

レッスンに参加していた佐藤さんから、

先生〜、サーフィンでライディングしたときカラダが中々安定しなくて困ってるんです。
アドバイス貰えたりしますか?

という質問をいただいたのですが、もしかしからあなたのサーフィンに役立つかもしれないって思ったのでシェアさせてもらいますね(^^)
そうでないって思った方もおさらいにはなると思うので、ぜひ読んでみてください。

ヨガとサーフィンって関係あるの?

林コーチから聞いたのですが、意外にもサーフィンをやっている人で上手くなるためにヨガをやっている人が多くいるようなんです。
実際に僕のレッスンにもサーフィンやっているよって人が結構いたりしますね〜。

なんでもCTの選手やキング・ケリー、レジェンドのレリー・ロペスさんなどがヨガを取り入れて、パフォーマンスが向上したって話が広まったのがきっかけみたいですね。

何故、ヨガをやるとサーフィンのパフォーマンスが向上するのか?
なぜなら、ヨガのポーズ(アーサナっていいます)を取る時のカラダの使い方とサーフィンでのカラダの使い方が一致するものが多いからなんです。
ヨガできちんとしたカラダの使い方でアーサナを取ることができるようになると、サーフィンでのカラダの使い方も変わり余裕を持ってテイクオフできるようになったり、ライディングしたときにカラダが安定してグラつかなくなったりします。

ライディングでカラダを安定させる方法

ヨガのアーサナを取る時のカラダの使い方で、サーフフィンの動きと同じものでアップドッグっていうアーサナがあります。
どの動きに似ているかっていうとテイクオフ動作からライディングに移る時の動きです。

質問をいただいた佐藤さんはアップドッグが超苦手で、アーサナを取るときに肩や背中に余計な力が入ってしまっていました^^;

林コーチもよく言っていますが、ライディングでカラダが安定せずワイプアウトしていまう人は一つ前の動きのテイクオフやパドルの段階から余計な力が入ってしまっていることが原因だったりします。

特に背中の筋肉(広背筋や脊柱起立筋など)や肩周りの筋肉(三角筋や僧帽筋など)のアウターマッスルを中心としたカラダの使い方をしてしまうと、
カラダを安定させる役割を持つ体幹のインナーマッスル(大腰筋や横隔膜など)が働きにくくなってしまい、パドルをしてテイクオフした時に体幹が安定しなくなちゃうんですよね。

そういえば、
「せっかく良い波が来てるのにカラダが安定せず、グラついてしまい毎回チャンスを逃してしまうんですよね。」
と悔しそうに佐藤さんは言っていましたね。

そこで、僕が佐藤さんにアドバイスしたのが、アップドッグのときに肩や背中のアウターマッスルを極力使わないで、体幹のインナーマッスル使って動くようにするコツです。
体幹のインナーマッスルを使うことで、アウターマッスルの働きが抑えられ体幹が安定した状態で動けるようになります。
体幹が安定すればライディングしたときもカラダを安定し、波に乗ったときにワイプアウトすることなく爽快にリップを決められるようになるって林コーチが言ってましたね(^^)

実際に佐藤さんに体幹のインナーマッスルを使ってアップドッグができるようにカラダ使い方をお伝えしたところ、
テイクオフでの無駄な力みがなくなって、ライディングで安定することができるようになった
ってご報告をもらいました。
なんだか僕も嬉しいです〜♪

体幹のインナーマッスルを使うコツ

でも実際に体幹のインナーマッスルを使ってテイクオフしてくださいって言われても、

  • サーフィンしてるときにそんなこと考えてる暇ないよ!
  • 理屈はわかった。でも実際にそんなことできんの?
  • そもそもそんな感覚わからないよっ。

って思いますよね。

僕も初めてサーフィンした時はそんなこと考える余裕はなかったので、よくわかります。汗

そこで、ポイントになってくるのが脇を使って胸を丸めるようにするということです。
アップドッグのアーサナでよくありがちなのが、胸を張ってしまう事。
胸を張ると肩に力が入り腰にも負担がかかってしまいます。
テイクオフをこの動作でやると、ライディングも安定しなくなってしまいます。
なぜなら、「全ての動作はつながっていて関係性があるから」by林コーチ。

この逆で「胸を反る」から「胸を丸める」ようにすると、前鋸筋を使える様になります。
このアーサナで背中が丸まるとアウターマッスルの脊柱筋が働いてしまうので、ちょっと胸を丸める感覚にするのがポイントです。
脇には前鋸筋という筋肉があり、この筋肉は体幹のインナーマッスルにつながっています。

前鋸筋

なのでパドルするときやテイクオフのときも、脇を使って胸が丸まるようにすると自然と背中の張りや肩の力が抜けて、体幹のインナーマッスルが働くようになります。

体幹のインナーマッスルが働くようになれば、

  • ライディングしたときに体幹が安定するようになるので、良い波が来てテイクオフできたにも関わらず、
    ライディングしたときカラダがぐらついてワイプアウトしてしまい、悔しい思いをするといったことがなくなる。
  • パドルの段階でラクに動くことができているので、テイクオフした時に自然とスピードが出るようになる。
    自然とスピードが出るので、無駄な動きをすることもなくなり、視野が広がって乗るたびに新しい景色を見つけながらサーフィンを楽しむことができるようになる。
  • 一連の流れの中で体幹が安定するようになるので、海の状態によって波の本数が減ってしまい、今日もこんなものか・・・
    とモヤモヤした気持ちを抱えながら帰ることがなくなる。

といったようにサーフィンのパフォーマンスや質が大きく向上します。

いきなりは難しいかもしれないので、その時は少しでも意識するように心がけるだけでカラダは変わってくると思います。
ちょっとずつでも良いので、ぜひサーフィンするときに意識してみてくださいね〜(^^)

P.S

佐藤さんのようにテイクオフの段階で体幹を安定させて、ライディングのときにカラダを安定させることができるようになりたいと言った方はまずはバイオロジックパドリングがオススメです。

バイオロジックパドリング講座

基本的な脇の使い方がわかるようになるので、
・パドルがラクになるので、テイクオフときも余裕を持って動けるようになり、波に乗る本数が格段に増えてサーフィンが前よりも好きになった
・パドリングだけで疲れてしまうことがなくなるので、次の動作のときに息が上がったまま、まともに動けなくなってしまうこともなくなった
・腰や肩が負担が減るので、カラダの痛みに左右されることなく、サーフィンライフを満喫できるようになった
といった感想をもらってます♪

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