カラダの使い方

サーフィンで一番疲れる原因

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

 

あなたは
サーフィンで一番疲れる原因
って何か知っていますか?

そうですよね、パドリングです。

パドリングは水上を歩くようなモノですよね?
日常生活で30分歩いたら足がパンパンになって腰が痛くなる、、、
とかあまりないですよね?

パドリングしてて
・すぐに疲れる、、、
・腕がパンパンになる、、、
・首が痛くなる、、、
これらを感じているなら、やり方をちょっと変えるだけで大きな違いを感じられます。

サーフィンは腰痛との付き合いと思っているなら、
それは時代遅れの30年前のやり方を続けてしまっているかもしれません。

でも安心してください。

結構、簡単に出来るようになりますし
意識してパドルしていればいつの間にか身についています。

 

パドリングの3つの要素をシェアしたいと思います。

この3つがわかるとパドリングを大きく変えることが出来ます。
「カラダが動く原則」これを基準に考えていくので
ラクになって、カラダにも負担が掛かりません。

 

やっている感覚か?
それとも、カラダの動く原則か?
何を基準にするかで、判断する背景が大きく変わりますよね。

なぜなら、やっている感覚を基準で考えると、その人の感覚になってしまうので
皆言うことがバラバラなわけです。
感覚は人それぞれ違いますからね。

しかし、カラダが動く原則を基準にするとぶれなくなります。
どこから動いてヒジや手、ヒザや足はどう動くのか?
これらには動きの原則があります。

サーフィンの場合はカラダの動く原則は大抵の場合、無視されていることが多いです。

 

パドリングの3要素

1.バランスの取り方
2.ストローク
3.ストロークの長さ

という視点で見てゆきたいと思います。
それぞれ、

1.パドリングをするための姿勢
 理想的なバランスはどういう状態か?
2.ストロークはどんな運動がおきて
 どういう腕の動きになるのか?
3.パドリングのストロークを長くして
 スピードを出すためには何が必要か?

これらを考えてみましょう。

 

今日は、バランスの取り方についてですね。

特にサーフィンで最も疲労感を感じるのが
パドリングをしている姿勢をキープする事です。

おへそでバランスを取りに背中を反るだけだと、
腰痛や疲れる、パドルが遅い、、、
という原因になってしまいます。

さらにヒザをそろえて足をくっつけるとか、、、
さらに腰に負担が掛かります。

一般的に言われているやり方は
立っている状態より背骨の横にある筋肉群の
脊柱起立筋を使うので、パドリングの姿勢を
キープするだけで疲労感が溜まります。

しかも、それをパドルしている間ずーーーっとキープすると考えると、
かなり長い時間上半身を起こす姿勢をしなくてはいけないので、
もの凄い疲労感が生まれます。

背筋を鍛える筋トレのバックエクステンションを
1分間ずっと同じ姿勢をキープしてみてください。
うつぶせになって、背中と足を上げるやつです。

超辛いですよね?考えるだけで、イヤです(笑

 

本当はこのトレーニングのように背中を起こす必要はなくて
「軽く顔を上げてるだけにする」これがベストです。

そうするとみぞおちから太もも全体までがボードに乗るので
広い面でパドリングすることが出来ます。

逆におへそでバランスを取るとボードに乗るのが点でになってしまい
背中やお尻、ハムストリングスといったパフォーマンスのカギになる柔軟性が
必要な筋肉を固めてしまいがちです。

その結果、腰が反ってしまい腰痛になります。

パドリングをするためにはパドル姿勢をキープする必要があるのですが、
意外と見落とされがちな部分ですよね。

 

けれど、一番大事なポイントです。

ボード乗ったらみぞおちからベターッとのって
ヒザは軽く開き、足はカカトだけを付けてください。
そこから軽く顔を上げてるだけにする。
これをやってみてください。

 

筋肉の視点から見てみると

ヒザを開いてカカトを付けるようにすると
内転筋・ハムストリングス・大腰筋・横隔膜と
インナーマッスルを連結して使う事が出来ます。

ヒザを揃えてつま先や足の内側をくっつけると
大腿四頭筋と腹直筋、お尻の筋肉の臀筋群を固めてしまうので
アウターマッスルを使ってしまうようになります。
この状態だとバランスを取ろうとして背中を反ってしまいます。

アウターマッスル<インナーマッスル

この様になると、パフォーマンスが向上して動きもスムーズになりますよ。

 

ボード乗ったらみぞおちからベターッとのって
ヒザは軽く開き、足はカカトだけを付ける。
そこから軽く顔を上げてるだけにする。
これをやってみてください。

実際のサーフコーチングでは
カカトを付けると進むけど足を開いたりつま先を付けると
動きが重たくなって遅くなると違いを感じられています。

是非、試してみてくださいね。
そして、この記事が気に入ったら友達に是非シェアしてくださいね。

 

PS.次回は

ストロークの動きについて分解して行きます。
お楽しみに^^

PPS.もっとラクにパドリングしたい??

パドリングが辛い、疲れる、しんどい・・・・
最終的には首や肩に痛みが出て、やる気が削がれる・・・
この痛みを我慢しながらサーフィンしてても、
本当に大丈夫なのだろか???
もっとラクにパドリングがラクになる方法はないのだろうか、、、
→今すぐ見る

 

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