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【アナライズ】デーン・レイノルズ後半

こんにちわ、サーフコーチの林です。
昨日の続きでデーンレイノルズのムービーから
サーフィンをアナライズしましょう。

 

 

昨日はテイクオフからファーストターンの
ボトムターンまでをアナライズをしました。

昨日の記事から追記していますので、こちらもチェックしてくださいね。

今日はファーストターンについてですね。

 

トップへ上がる最中

一回ボードが波のフェイスに対して、フラットになっています。
このフラットになる瞬間があるので、反対側のレールを使うことが
出来るようになります。
ボトムターンから体重を抜いた時に、ニュートラルバランスに戻り
その時にボードがフラットに。
そして、トップターンへのアプローチにつながります。

基本的にここで多くの人が、カラダを閉じてしまっています。
日本人のプロにも多いですね。
だから、リップしたら上で止まるリップになる原因です。

写真では決まって見えるかもしれませんが・・・
止まっています。
海から見ててもトップで止まっているのを、よく見かけます。

 

トップターン

トップへ上がる最中のアプローチで、ニュートラルバランスになることにより
トップターンの動作が容易になります。
カービングでもフィン抜きのリップでも同様です。

 

ニュートラルのバランスで前足の股関節に体重が乗っているのを、
後ろの股関節に移動し始めます。
その時に、前足が段々と伸びていっています。

 

ボードが回転し始めている時は、完全に前足はまっすぐに伸びています。
この時は、後ろ足の股関節に体重が乗り切っています。
そして、この時には後ろ足の膝の内側にある軸ができています。

 

ここでよく間違うのが、頭の後ろに下げてしまう事。
これは、軸が後ろに移動してしまい、テールに乗ってしまいます。
これもトップで止まる原因です。
デーンは、頭の位置はほぼ変わっていません。

 

この時、デーンは上半身や腕でリードしていることはありません。
見ればわかるように、体の動きに付随して腕がついてきています。

 

前足がまっすぐに伸びた状態から、今度は前の股関節に体重が移動されます。
この時のポイントは、前側の骨盤を波のボトムの方に向ける動作をすることで、ボードがラクに安定しながら回転してくれます。
そうすることで、前足の膝が曲がってきています。
この時に、軸が完全にボードのセンターに戻ってくるので、テールがフローしながら回ります。

 

フィニッシュするときに、後ろ足が真っ直ぐに伸びているからテールを蹴っているように見えるだけで、実は蹴っていません。
このシークエンスを見れば良くわかります。
蹴ってしまったらバランスを崩し、メイクしていないと思いますね。

 

1枚の写真だけで見ると、テールを蹴っているようにみえるんですけどね。
全体のプロセスがある事をつい忘れがちです。

 

この一連の股関節間の体重移動が骨盤を開くっていう、一般的な表現になっているのかもしれませんね・・・
個人的には、開くっていう表現じゃないと思いますが。

 

このトップターンの動きは、基本的に全てのトップアクションにおいて、基本の動きになります。
ターンの最中に軸がどこにあるかで、ターンのバリエーションは増えてゆきます。
ミック・ファニングとパーコのサーフィンが違うように、自分のスタイルを作ることができます。

 

まずは、トップターンよりそこへのただ率くまでのプロセスが大事ということです。
リップやカービングしたければ、基礎をしっかりと出来るようになれ。
そして、誰もが間違っているテイクオフから修正することです。

 

テクオフで余裕が無いから、波に乗っても頭が真っ白になってしまうのですね。

 

明日は、デーンのサーフィンはどこを改善したら良いか?
です。

 

P.S.
サーフィンアナライズする事で、上達が早くなりますよ。
あなたのサーフィンをアナライズ(分析)して、
どの様に改善したら良いかを知りたくないですか?

レバレッジ・サーフコーチング

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