こんにちわ、サーフコーチの林です。
昨日・一昨日の続きでデーンレイノルズのムービーから
サーフィンをアナライズしましょう。
一昨日はテイクオフからファーストターンの
ボトムターンまでをアナライズをしました。
http://www.revwet.com/?p=2215
昨日は、トップターンのアナライズです。
http://www.revwet.com/?p=2222
今日は、デーンの何処を改善するともっと良くなるのか??
についてです。
世界のトップは改善点がないって思うかもしれませんが、
彼らは改善点を見つけ進化させています。
今年、一番進化させたのはジュリアン・ウイルソンでしょう。
メンタル面もサーフィンも一気に進化させた結果が、今年のWCTの
ランキングに表れていると思います。
さて、本題です。
Wave Of The Dayの9.4のハイスコアを出していますが、
個人的には2ターン目を改善していく余地があると思います。
2ターン目の後半は、あきらかにスピードが落ちています。
デーンがこのターンをしているのをよく見かけます。
この失速している原因が、カービングターンにおけるフィニッシュ前のカラダの使い方にあります。
この時に、両手が前に出てて背中が丸まってしまっています。
肩も閉じていますよね。
それが原因で、上半身の動きが止まってしまい、それにより骨盤もスムーズに動かなくなっています。
この時に左の肩がもう少しだけスープ側に向いていれば、骨盤もスムーズに動き股関節間の体重移動がスムーズになったはずです。
実は、ターンフィニッシュ前の右腕が前の方に移動してきたときがポイント。
この時に左手が水の中に入っています。
そして、その左手は右手がカラダの前に来るまで動いていない。
このために背中が丸まってしまうのです。
この時に左腕が水面から出て上に肩より高く上がっていれば、左肩は左後ろに流れるように動くので、
ここからもっとスムーズに上半身が動くようになります。
そして、骨盤も同様に動くようになります。
ミスしていないときはこんな感じです。
左肩がもっとまわっていて、あきらかに、カラダのバランスもターンのスムーズさもちがいます。
この左腕と左肩の動きが改善されれば、もっとエグいカービングターンに変わります。
よく見るケリーのカービングフィニッシュのみたくなります。
そうしたら、ジャッジの印象も全然変わるのでもっと点数が上がったでしょう。
9.4から9.8とか位まで上がったかもしれません。
まぁ、このライディングでも充分過ぎるくらい、ハンパ無いんですけどね^^
骨格の動きを理解した上で、上半身や腕は最後のフォローとして使えば、ライディングをもっと進化させることが出来ます。
上半身を被せたり、腕でターンをリードする、上半身をひねる、上半身からリードする。
これらは基本的に間違いです。
腕や上半身はフォローとして使うに留めるのがポイントです。
ちなみに、上半身からリードするとバランスはめちゃくちゃになりますよ。
バックサイドで、上半身からリードしてみたけど、途中で止まってしまうって経験ありませんか?
それは、バランスが崩れてしまったために止まってしまうのです・・・・
P.S.
サーフィンアナライズする事で、上達が早くなりますよ。
あなたのサーフィンをアナライズ(分析)して、
どの様に改善したら良いかを知りたくないですか?
来年は4月までコーチングでシークエンス撮影は行う予定がありません。
シークエンス撮影&アナライズ付きのコーチングは12月までです。
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