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サイズが上がると良いアクション出来ない原因

台風の波や波のサイズが上がると、凄くテンションが上がるのに
「良いアクションが思うように出来ない」
と感じた事があるのなら、今日のBLOGはあなたの役に立つでしょう。

このBLOGでは多くの人がやっているターンの動作に関しての間違いについてお話しします、、、

こんにちは!サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

単刀直入に結論を書くとリップアクションが上手く出来ない原因、それはただ単に失速しているからです。

では、なぜターンが失速するでのでしょうか?

多くの共通するターンの間違いは、腕を振ってターンをすることです。
特にボトムターンは後ろの腕を振ってターンをするんだって言われたりしますよね。
実際に、僕も昔その様に習いましたし、、、

しかし、この方法だとターンのプロセスが欠けてしまっているのです。
加重とレールを入れるプロセスが抜けています。
つまり、ターンのプロセスが抜けてしるので、腕を振るとターンが終わるので失速を始めます。

ボトムターンで腕を後ろに振るのは、体重を抜くときです。
なぜなら、ターンは

加重→ボードを傾ける(レールが入る)→抜重

このプロセスで成り立っているからです。
ターンのプロセスが欠けてしまうと、アクションが上手く行かなくなる次の3つの原因を引き起こしています。

リップアクションが上手い人って何が違うのか?

なんとなく頭の中でターンの一連の流れが出来ています。
”こういう順番で動くと上手く出来る”というのを試行錯誤で見つけて行ったという感じです。
どんな順番で動けば上手くできるというプロセスという基準があるので、何回もリップアクションを決める事が出来ます。

まずは、これ、ちょっとやってみてください

ライディング・フォームを作って、後ろの腕を後方に振ってみてください。
腕を後ろに振ると地面から体重が抜けませんか?
乗っている感じが抜けると思います。
つまり、腕を振ってもレールは使えてないんです。
後ろに腕を振るのは体重を抜く役割で、レールを抜く動作なのです。
レールを入れる動作ではないというのが、原因その1です。

この話をするとよく質問あるのが、プロやCT選手も後ろ腕を振ってませんか?

確かに腕を後ろに振っています。
しかし、残念ながら彼らはターンのプロセスを正確に守っています。
フィリペ・トレードはアームアクションが大きい選手です。
なので、フィリペの動きを見たりすると腕の動きばかりに目が行ってしまいます。

加重(コンプレッション)

ボードを傾けレールを入れる(リーンイン)

抜重(エクステンション)

彼も常にターンのプロセスを常に守っているので、あの速いサーフィンが出来ています。

原因2:ターンが浅くなる

また、ターンのプロセスが抜けると、波のフェイスしか使えずボトムを使えません。
なのでボトムターンが浅くなってしまいます。
ボトムターンが浅ければ、十分な加速を得られずにリップへアプローチする事になります。
そして、リップにアプローチしたときには十分なスピードがなくなってしまっているのです。

そして、フェイスしか使えないので、波の縦に使う事が出来ずに横に使う原因になります。
ボトムターンしている位置とリップの距離が近いので、アクションの動作がしづらくなる・・・

原因3:ターンが加速しない

さらに、ボトムターンで加重してないので、ボードは前に走りません。
加重をする動作を入れるだけでターンの弧が長くなり、自分の重心を下げる動作が伝わり、そしてしっかりと体重も乗せる事ができます。
ボードが傾きレールが入る前に十分なスピードを出すことが加重動作の役割です。

後ろの腕を振ると十分なスピードを付ける前にターンをしてしまうようになります。
ターンのプロセスが抜けると、この様な事態を引き起こしているのです。

まとめるとターンのプロセスが欠けている事が、ターンが上手く出来るようにならない真因になっているということです。
なので、今までやってきたターンのプロセスに次の2つを足してあげれば解決出来るようになるでしょう。
ターンでスピードが出るようになり、アクションするために十分なスピードを付ける事が出来ます。

まずあなたがやるべき事は、、、

ターンのプロセスを理解する事から始めてみてください。
よく見るサーファーのビデオでターンの動作を見るときにスローモーションで、3つのプロセスを意識して動画をみてみると理解度が深くなるでしょう。
さらに、ターンのイメージも上書きしやすくなります。

そしてスケート等で

  1. 加重の動作をターンに入れる
  2. 水面をタッチするようにして、ボードを傾ける
  3. 腕を後ろに振り抜重

このプロセスを練習していきましょう^^v

独学や自己流、一般的に言われている方法では、今のままと変わらないということです。
同じ事を繰り返すということは、このまま変わらないか、たまたま上手くできるという偶然を期待して待っているだけです。
周りがターンのプロセスを意識した練習をはじめたら、あっという間に追いつけなくなります。
ライディングの基本的なスピードが上がり、ターンをする度にグングンスピードが伸びていくさまを見せつけられる事になってしまうかもしれませんよね。

なぜ、様々なハウツーをみても変わらないのか?

最近は様々なハウツーが溢れていますよね。
そのハウツーが正しければ、既にあなたは今の問題を解決しているはずですよね。
色々なハウツーは断片的であり、ターンのプロセスが欠けています。
そして、ほとんどのアドバイスやハウツーはプロや上級者向けのものです。
けれど、あなたはどうでしょうか?やってみても上手く行きませんよね、、、
コレには理由があり、プロや上級者は断片的な情報を経験から紐付けてつなげる事が出来るからです。

初級・中級者の方が、最短でターンを上達させるには、カラダが効率良く動くセオリーを使う事が鍵になります。
なぜなら、カラダが効率良く動くセオリーが分かると”あの時上手く出来た感覚はこんな動きをしていたんだ”って、過去の情報と紐付けられるようになるからです。
良い動きが出来た時って、カラダが効率良く動くセオリー通りに動いていたからなんですよね^^
つまり、体幹からどのように動くのかという動作の順番ですね。

1つの動作を意識したターン vs プロセスを意識したターン

これはリップアクションでも同様でアームスローを意識したり、テールの蹴り込みを意識する、何か1つの動作を意識する人は、今のまま変わらず何年も同じ事を繰り返し続けて行く事になります。
一方、ターンのプロセスを意識してどんな順番で動いていくのか?という事が分かり、練習して行くと3つのプロセスを意識したアクションが次第に出来るようになり、ライディングの上達が速くなります。
しかもスケートでターンのプロセスを意識した練習を取り入れると、何回も繰り返し出来るので動作全体のイメージがどんどんと頭の中で具体化され、確立されます。
ターンとターンを繋げたレールワークという土台を陸でしっかりと形を作れば、実践であるサーフィンで即反映され手応えを感じられるようになります。

P.S.

どうやって加速するターンのプロセスを身につけるのか?
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