超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るをコンセプトにしている、
体軸サーフコーチ・セラピストの林です。
@ゴールドコーストtweed headsの宿から、朝刊をお届けします。
今日は、僕がファインダー越しに唸ったシークエンスです。
さて、今日はファイナルデーですね。
この記事は昨日のお昼頃書いて、寝る前に編集と投稿しています。
この記事で書いている内容を頭に入れながら観てみると見え方が変わってくるので、是非やってみてくださいね。
このロングドライブのボトムターン。
ん〜唸りました。
ファインダー越しに、ヤバっっっっっっっ!
って感じで、声に出していました。
サーファーはルーキーのセス・モニーズ。
まずはボトムターンのポジション。
スープの真下で、ここから抜けられるのか?
って思ったら半端ないドライブをしてセクションにアプローチしてきました。
スープに沿いながらアプローチしていくのは、まさに最高のボトムターンでありお手本ですよね。
ルーキーながら実力はトップ10に入るかな?って思っています。
ロングドライブボトムターンの秘訣
このロングドライブボトムターンの秘訣はどれだけコンパクトな体勢を保ち動かさずに待てるか?です。
ボトムターンのきっかけって右手(グーフィーフッターなら左手)を後ろに引くと、ドライブしません。
コンパクトな体勢になり、肘を曲げて水面に手を置きにいく。
つま先を広げたオープンスタンスで両方の外くるぶしの下にに乗るようにすると、足首と股関節が安定し体幹が安定するのでコンパクトな体勢をキープするのがラクになります。
その上で重心を下げて骨盤付近に下げると、安定してドライブを効かせる事が出来ます。
重心を下げるのは初動のみぞおちを丸める動作です。
世界のトップがやっている事って、基本的にシンプルです。
彼らは無駄な動きをしていません。
無駄な動きをすればするほど、動作は難しくなり何やっているのか?分からなくなってしまいます。
シンプルな動作をを順番通りにやっているという事です。
プロセスと要素が分かれば、誰でも出来ます^^
重心のコントロールの精度
今回観てて思ったのは、ボトムターンで腕を大きく振ってる選手は点数が出てないかな〜
このタイプの選手は重心のコントロールの精度が甘いので、リップでのスプレーの量が少なく点数が伸びない。
要は、パワーが足りてないと評価されるわけです。
フィリペも去年より全体の統合率が下がり、スプレー少なくなっていましたね。
そして、カノアが負けてしまったのも、カービングしている時に重心が高いのでスプレーが少ないんですよね。
しかし、波を選ぶ目はCT選手の中でもトップクラスです。
一方、ボトムターンで手をあまり動かさない選手は、セクションにアプローチする時の体幹が上手く使えています。
そして重心の上下が出来ているのでリップアクションするときにみぞおちを丸めて重心を下げるという初動を入れる事が出来ます。
重心が上から下に下げることで勢いを付けることも出来ますよね。
ボトムターンで手を後ろに振ると重心が高いままでセクションにアプローチするので、ボトムからトップに上がるスピードが遅くなります。
重心を下げている状態から上げられれば、トップに上がる勢いを更に付ける事が出来ます。
セス・モニーズのシークエンスを見ると、ボトムからトップに上がるときに右手が後方へ動いているのが分かります。
この動きで重心を上げているというわけです。
最初から右手(左手)を後ろに引くと、重心が高いのでドライブしない。
ボトムからトップに上がるときに、右手(左手)を後方へ持って行くと重心と腰位から胸位まで上げることが出来るので、ボードの反力に+アルファで加速を付けられます。
右手(左手)を後ろに動かす前は、
つま先を広げたオープンスタンスで両方の外くるぶしの下にに乗る
右手(左手)は前足の前で水面タッチする。
これが前提条件です。
スケート乗る前に陸で練習して、スケート乗って、サーフィンでやってみてくださいね。
動作はシンプルにやるのがコツです。