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ケリー・スレーターのターンを分析:4フォーム・ターンTypeBA

こんばんわ、サーフコーチの林です。

一昨日、サーファーは4つのタイプに分かれて、
タイプ毎にターンの仕方が違うという事を書きました。

ターン時の動きはそれぞれ違いがあり、

TYPE F-A:ヒザを絞ってから絞る(内旋)タイプ。
TYPE F-B:ヒザを絞ってから開く(外旋)タイプ。
TYPE B-A:ヒザを開いてから、絞る(内旋)タイプ。
TYPE B-B:ヒザを開いてから、開く(外旋)タイプ。

この4つに分類することが出来ます。
4フォーム・ターン理論という仮称を付けてみました。

 

ケリータイプ(B-A)のカラダの使い方の人が、
F-Bタイプのターンをしようとしてもスムーズにカラダが動かない。

もしあなたがB-Aタイプだとして、
ミック・ファニングが好きだからでF-Bタイプのミックのサーフィンをしようとしても、
なかなかターンが身に付かないという事になる。

要は、あなたのタイプに合わせたカラダの使い方をベースとして、
サーフィンの練習をしなければ意味は無いのだ。
これは、生まれつきそれぞれの人が持っているカラダの特性になる。

鍛錬によって、B-Aに人がF-Bの動きを身につける事は可能ではあるが、、、
それには相当に時間と鍛錬が必要になる。

 

ケリー・スレーターのボトムターンを分析

それでは、B-Aタイプのケリーのボトムターンをアナライズして行こう。
余談だが、トップターンでも同様の動きが起きているという事も覚えておいてほしい。

まずは、後足のヒザが内側に入りターン開始。

ケリー01

 

その後、前足のヒザが前に出て、同時に上半身をコンパクトに折りたたむ。

ケリー02

 

次の動作は、後足のヒザが外に開く。
このままの状態をキープしてしっかりと弧を描く。

 

 ケリー03

伸び上がる動作のターン終盤に、ヒザを内側に内旋させ腰が反るような形で伸び上がる。

ケリー04 ケリー05 ケリー06

この動作をターン時に行っている。
アップスでも、リッピングでも同様の動作を基本的には行っている。

これがケリーが属するB-Aタイプのターンの動作である。

基本はニュートラルバランスから始まる。
そしてターンの動作は各パターンで動きが変わって来るという事を覚えておいてほしい。

 

P.S.

もし、あなたがライディングでスピードが付かないと感じているなら、
ほんのちょっと考え方を変えるだけでスピードが出せるようになっていきます。

世界のトップサーファーに共通するライディングのフォーム。
コレが出来るようになることが、ライディングでスピードを付ける第一歩です。
→ ニュートラルバランス

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