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ボトムにおり過ぎて失速する理由

こんにちわ、サーフコーチの林です。
ボトムにおりすぎてしまい、失速する事ありますよね。

その失速する理由は、

・パワーゾーンから出てしまった
・ボードのテール側に乗っている
・スピードが出ていない

この3つが考えられます。

 

この前のゴールドコーストで撮影した、デ・スーザのシークエンスを見ると
波がフラットな部分までおりています。

DSC_8214_wm

写真1枚で見ると、まるで止まっているようにも見えますね。

この写真で見れば分かるとおり、
軸がボードのセンターにあります。
なので、ノーズがほとんど上がっていない。
これがポイントです。

そして、この後に軸を波側に倒して行き、トップに上がって行きます。 
ここまで降りる事で、波の上下を最大限に使う事が出来るようになります。

 DSC_8214_wm DSC_8215_wm DSC_8216_wm DSC_8218_wm DSC_8219_wm DSC_8220_wm DSC_8221_wm DSC_8222_wm

 

少なくないのがここまで降りたとき、ボードの後に乗りがちになってしまいます。
それが、ボトムで失速してしまう大きな原因です。

ボードの後に乗っていれば軸を波側に傾けてもレールの半分も使えないので、
ボードのフレックス、水面に入っている部分で受けるフォースリフトを
最大限に利用出来ないから、失速してしまいます。

ここまで降りるためには、しっかりとニュートラルバランスで
軸をセンターにキープしながら降りることで、波がフラットになった部分でも
軸をしっかりとセンターに保つことができます。

なぜ、ボトムに降りるときにはニュートラルバランスで軸をボードのセンターに保つのか?
それは、テールに乗ってたら、波のフォースリフト(波が盛り上がる力)の影響を受けてしまい、
ボトムまでスムーズに降りられないからです。

また、レールを入れると横に走ってしまうのでフラットな部分には降りられません。

 DSC_8203_wm DSC_8205_wm DSC_8207_wm

デ・スーザもボトムに降りるときは前足のヒザから下をボードに対して垂直にしています。
ボトムへ降りるときには、レールを入れるという動作は全くしていないのが分かると思います。

前足のヒザから下をボードに対して垂直にして、波に対してボードを フラットにして行く。
これが、セオリーでありスピードを付けるための究極のテクニックでもあります。

まずは、ヒザから下をボードに対して垂直にする。
これを意識してやってみてください。
あなたのサーフィンが驚くほどスムーズになって行きますよ。

 

P.S.
ヒザから下をボードに対して垂直にする方法を知りたい。
ニュートラルバランスってどうやればいいのか知りたい。
スムーズにスピードを付けたい。
と思うなら、コレがオススメです。
→ ニュートラル・バランス

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