超具体的で再現性のあるカラダの
使い方が出来るをコンセプトにしている、
体軸サーフコーチ・セラピストの林です。
@館山の新RPCから、、、
今日は今、最もホットな話題でもある
ミック・ファニングから直接聞いたスタンスの話
についてです。
僕のサーフコーチングの師匠であり、I.S.A.JapanのヘッドであるHiroさん。
ゴールドコーストのD’bahでミックとライディングのコーチング・ディスカッションをしたそうです。
その中で、ミックに写真を見せてスタンスについて聞いたそうです。
Hiro:バックフットのスタンスはどうしている?
・クローズ(インサイド)
・ストレート
・オープン(ワイド)ミック:もちろん、ワイドの決まってるだろ。
Hiro:何故、ワイドなの?
Mick:なぜなら、一番体重がかけられるからさ。
カービングもカットもボトムターンもトラフィンに乗るときは常にワイドだよ。
でもツインフィンの時はだけはインサイド。体重乗りすぎちゃうから。
ワイドの方が力が入るからね。
と答えてくれました。
何故、ミックはワイドスタンスを使うのか?
なぜなら、足首がロックして最も安定した状態になるからです。
さらに、体幹を使うためには足首が安定している事という前提条件があるからです。
つま先を内側に向けたクローズスタンスだと、足裏の外側が浮き足首が不安定になります。
足首が安定しない状態になり、パワーを伝えられませんからね。
つまり、体重を乗せることが出来ないので動作効率も悪くなります。
更にボードに乗っている支持基底面の広さも狭くなるので、加圧面積が狭くなります。
スピードもあまり出ない原因でもありますね。
あとは、動きが悪くなります。
クローズスタンスだと、足首が不安定になりスネの骨から下が内旋して、太ももの骨も内旋します。
股関節もロック出来ないので、グラグラと不安定な状態になります。
これでサーフィンを続けると、ヒザを怪我する原因になります。
デーンやケリー、タイラー・ライトが右膝の怪我をしたのはこれが原因ですね^^;
一方、ワイドスタンス(オープンスタンス)だと、足首がロックして安定します。
外くるぶしの下に乗れるので、スネの骨からダイレクトにパワーを伝えられます。
さらに、ボードを傾けレールを入れるときでもスネから下の骨は外旋し、太ももの骨は内旋するので股関節がロックされます。
ミックがワイドスタンスだとパワーが出せると言っているのは、この様な理由だからです。
そして、ヒザを痛める怪我や故障も回避出来ます。
運動力学の面から書くと、つま先が広がることで支持基底面が広くなり、ボードへの加圧面積が広がります。
広い面積で加圧出来れば、波の力を使う面も広がるのでスピードを出す事も容易になりますよね^^
よく言われる方法として、「ヒザの外に壁をつくれ・意識しろ」と言うのは、足首を安定させ、外くるぶしの下に乗る為の1つの方法だったというわけですね。
因みに、「がに股」って言われたりしますが、四股立ちというカタです。
四股立ちは立っている状態で最もパワーを出せるカタなので、お相撲さんも四股立ちを使い四股を踏むわけですね。
この動画でボトムターンの動作をしている時に、後足(バックフット)の外くるぶしから母子球に加重点が移動しているのが分かります。
さらにカットバックやカービングなどの動作では、後足(バックフット)の外くるぶしに乗った状態で前足のヒザが外旋しています。
これらは、レールワークの基本であり世界標準であり、もの凄くレールワークがやりやすくなります。
プロを目指している子のコーチングのアドバイスも最初はこれでしたからね。
ワイドスタンスにして、外くるぶしの下に乗る。
3xワールド・チャンピオンという超強力なエビデンスも取れてしまいましたね〜^^
CTサーファーの殆どがバックフットはワイドスタンスです。
バックサイドのボトムターンは顕著に違いを感じることが出来ますので、是非やってみてくださいね。
P.S.世界最先端を行く、サーフィンメソッドを体感したければこちらがオススメ
世界のトップサーファーを体軸理論で読み解き、具体的に身につける事が出来ます。
3日間限定の記念プライスです
↓
体軸ライディング・フォーミュラ:本編
体軸ライディング・フォーミュラ:ジェネレーティング・スピード編