カラダの使い方

テイクオフのバタ足は有効?

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

テイクオフでのバタ足についての議論は、
常に起きてて話題に上がるのではないでしょうか?
サーフコーチング等でバタ足はよく質問されます(笑

僕の見解は、
どっちでも良いじゃんって所ですが、
出来るだけやらない方が良いと思っています。

なぜなら、運動には絶対に押さえておかなければいけない、2つの概念があるからです。
先日のBLOGで書いた、スティッフ/フリーの概念。
そしてもう一つが、ラフ/レフの概念です。

スティッフ/フリー

スティッフ=動きが硬い(アウターマッスル優位の状態)
フリー=動きが柔らかく自由に動く状態(インナーマッスル優位の状態)

ラフ/レフ

ラフ=動きの精度が低く、雑で力任せ
レフ=動きの精度が高くて、丁寧

このようにそれぞれ定義立てられています。
ラフな動きを繰り返せば、どんどんとスティッフになってゆき動きが硬くなってゆきます。
レフな動きをすれば、どんどんとフリーな方向へと向かい、動きが柔らかくなります。

これらの概念をベースにパドルを考えてみると

一般的にパドルは背中を反ると言われていますが、背中を反ればアウターマッスル優位になるので、パドルすればするほどスティッフな硬い動きになってしまいますよね。

肩にある三角筋をパド筋って言われていたりしますが、これも同様でアウターマッスル優位の状態で動くのでラフな精度の低い力任せになり、スティッフ(硬い動き)になってしまいます。

肩甲骨を寄せてパドルするのも、背骨と肩甲骨についている菱形筋(りょうけいきん)というアウターマッスルに力が入るので、ラフ(雑)でスティッフ(硬い動き)なパドリングになってしまいます。

常に、運動要素を考えるときにはスティッフ/フリーとラフ/レフを理解しておくことが重要です。

テイクオフではバタ足するべきか?否か?

レフ(精度高く)でフリー(柔らかい)な状態で出来るならやれば良いと思います。
しかし、ラフにバタ足するなら、やらない方が良いです。
ラフにバタ足すれば、一気にスティッフな動きが硬い方向へカラダの状態が進むので、テイクオフの動作もラフ(雑)でスティッフ(硬い)動きになってしまいます。

レフ(精度高く)でフリー(柔らかい)な状態でバタ足とパドルって、かなり難しいと思いませんか?
なので、僕はどちらでも良いと思いますが、基本的にオススメしないという事です。

パドリングで優位に使いたいインナーマッスル

パドリングは、腕だけだともの凄く非効率です。
脇を上手く使い、体幹を通して股関節まで使えるようになると、パドルは一気に速くなります。

脇は前鋸筋・腹斜筋。
股関節は骨盤底筋群とハムストリングス・内転筋群。
これらが使えると全身のインナーマッスルを連結して使え、ラクで早く、精度高いレフで柔らかなフリーな状態でパドル出来るようになりますよ。

PS.冬のサーフィン、ラクにしたいならコレがオススメ

→パフォーマンス・インナー冬仕様が10000円割引♪
パフォーマンス・インナーは前鋸筋・ハムストリングス・内転筋群にテーピングが入っているので、インナーマッスルを優位にしてサーフィンする事が可能です。
なぜなら、インナーマッスルは触って動くと優位になるという法則があるからです。
ブーツが引っかかってイラつく!って方は、是非試してみてくださいね。

PPS.人数限定でのテストマーケティングのため、割引価格で今なら購入できます

→パフォーマンス・インナー
先着333名様限定の割引価格です

(Visited 834 times, 1 visits today)

ブーツを履くと足がもつれてしまう、その原因とは・・・前のページ

リップ出来るオヤジへの道次のページ

ピックアップ記事

  1. ドライスーツを越えた暖かさ
  2. 冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??
  3. 動きやすさのカギは肩甲骨
  4. 冬用のウエットスーツが動きツラい理由
  5. パドルが重たくなるのは当たり前?

関連記事

  1. カラダの使い方

    上達速度を上げる習慣化、その2

    こんにちは、サーフコーチの林です。館山のRPCから、、、もう、…

  2. カラダの使い方

    これはヤバい〜他の人には教えたくないカラダの動き

    これは、もうカラダの動きだったら、絶対押さえておきたい事。今日は、…

  3. カラダの使い方

    サーフィンでこんな事に困ってませんか?

    こんにちは!台湾ナショナルチームのサーフコーチ林です。先日、先…

  4. カラダの使い方

    ミック・ファニングのスピードの秘密は○○を安定させる

    超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るをコンセプトにしている、…

  5. カラダの使い方

    バックサイドで失速してしまう原因を見つけよう!!

    こんにちは〜テクニカルサーフコーチの林です。@館山のRPCから…

  6. カラダの使い方

    パフォーマンスに影響するの体幹の動き

    こんにちはサーフコーチの林です。 館山のRPCから、、、今日は…

オススメの記事

  1. コラム

    軽く動ける時と動きにくい時の違いって?
  2. パフォーマンススーツ

    ドライスーツを越えた暖かさ
  3. パフォーマンススーツ

    冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??
  4. パフォーマンススーツ

    サーフィンが疲れる最大の原因
  5. BLOG

    僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ
PAGE TOP