今日は、先日のコーチングで撮影したシークエンスから。
30年以上のキャリアのある小西さん。
まずは、コーチングを受けた感想をいただいたので、それを転載します。
先日はコーチングありがとうございました。
サーフ歴は30年以上になり、体力の衰えを最新のチューニングの板やウエットでカバーする考え方でいました。
パドル、テイクオフの古いやり方や癖を指摘してもらう事により、劇的にかわりました。
遅れ気味のテイクオフからリカバリーしてトリミングで立て直し、技をかけるのではないということがわかりました。
与えられた課題をクリアしていき、ずっとショートボードを続けていこうと思います。
ありがとうございました。
今日は、誰もがおかしている間違いが映っていました。
NSAの全国クラスの人も、日本人のプロも同じ過ちをしています。
それは、何か、、、ボトムターンです。
小西さんはキレイに波の上下を使ってサーフィンする事が出来ています。
しかし、ボトムターンに難がありました。
今回のシークエンス、ボトムターンが変わればキレイなカービングシークエンスになります。
小西さんとデーン先生のシークエンスを比較してみましょう。
まずは、小西さん。
非常に上手なサーファーです。
ツインフィンのボンザーでここまで乗れるのは、非常にレベルが高い証拠です。
1枚目
アップスでスピードを付けて、良いポジションにいます。
良い感じでスピードも付いています。
2枚目
ここが改善点。
一気にテールに体重移動をしてしまい、ノーズが浮いてしまいました。
そして、頭も一緒に後に下がっています。
そのためにテールを中心にレールが入っていきます。
3枚目
かなりレールが入っているように写真では見えますが、ターンが点になってしまっています。
ターンは弧を描く必要があります。
弧を描くから、ターンが伸びて加速します。
2枚目の時に、右膝が内側に入り前足の股関節に乗りきることが出来たら、もっとボトムに降りる事が出来るようになります。
そして、カラダの軸がボードの中心に来るので、ボード全体を押さえる事が出来てレールが自然と入っていきます。
レールを入れるという意識をしする必要はなくなります。
前の股関節に乗りボードの中心に軸があったら、3〜5枚目の体重移動をする距離が短くなり、無駄が無くなります。
この時に、カラダが閉じているのがカービングターンではなくカットバックになってしまった要因です。
7枚目
この時には、カラダがもっと開いている必要があります。
この時に前に体重移動しすぎていますね。
身体を開くためには、後の股関節に乗りきり前足が真っ直ぐ伸びている状態にしてあげるとラクに出来ます。
8枚目の時は、後の股関節から前の股関節に体重移動をする必要があります。
この時から後足に体重が移動し始めてしまっているので、9枚目でノーズが上がる要因になっています。
この様になった原因は、6〜7枚目の動きです。
それは、前に体重を移動してしまったから。
6枚目ではデーン先生のように後の股関節に乗りきる。
これが重要で、この動作を修正出来たら9枚目でノーズが上がりラインが切れるという事は解消されます。
デーン・レイノルズのカービングシークエンス
実際にデーン先生のカービングシークエンスと比べてみると、その違いが分かると思います。
基本的にデーン先生は、ボードに乗っていて大きく前後していません。
その理由は、ボードの中心に軸があり、そこで股関節&骨盤の動き+ボードの角度を上手に使っているので、もの凄いスピードとスプレーをだすことができています。
要は、「ムダがない」ということです。
後の股関節に乗ってるときは、後の膝の内側に身体の側軸が出来ていること。
そしてボトムターンでは、前足の内側に側軸が出来ていることがポイントです。
ゴルフで例えるなら、カベですね。
これらが上手く出来ているので、デーンの頭の位置はボードの中心付近から殆どずれていないのが分かりますね。
小西さん、ぜひこのカラダの使い方を覚えてくださいね。
海だけだとなかなか出来ないので、スケートで練習するのが一番の近道です。
次回まで、この課題を意識して練習&サーフィンしてきてくださいね〜
そしたら、次はもっと激しいアクションに行けますよ。
P.S.
最大限に加速して、サーフィンする方法を知りたくないですか?
文字の解説だけで分からない事は沢山あります。
実際に、カラダでその動きを体感出来て覚えることが出来ます。
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