こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。
今日はこの前のサーフコーチングでの話しをシェアします。
最初はスゴく良い感じで出来ているけど、段々と出来なくなってしまう。
もしくは、気付くと元に戻っている。
こういうのって、確かに慣れっていうのが必要かも知れません。
しかし、慣れだけじゃかなり時間がかかります。
先日のサーフコーチングではこんな感じでした。
パドルをしている時に、胸鎖関節から腕を前に出してそして後方に引いていく。
これを意識してもらっていました。
ですが、段々と肩から腕を前に出して漕ぐという元のやり方に戻っていました。
コレは何故おきるのか?
最初の内は胸鎖関節という意識を持っているのですが
段々とサーフィンしているいちに、胸鎖関節の意識が抜けてしまいます。
コレはなぜなのかというと、胸鎖関節から腕を使うという意識が元々で無いからです。
つまりどういう事か?というと、胸鎖関節を使いたいのですが、胸鎖関節に筋神経の通りが弱いので、やっている内に意識が元に戻ってしまうということが起きています。
脳から胸鎖関節に筋神経を通してあげて、このつながりを強くするという事で、肩から腕を使うという意識に戻ってしまう事が防げます。
そもそもでなぜ胸鎖関節から腕を動かすのか?
人間は脊椎動物なので、背骨を中心としてカラダを動かしていきます。
腕と背骨がつながる場所が胸鎖関節になります。
背骨から胸鎖関節を通り、鎖骨〜上腕骨〜前腕〜手のひら、この様につながって動きます。
肩から先だけを動かしていると、腕だけでパドルするので直ぐに疲れてしまいます。
もしくは、肩周りの筋肉痛などが起きてきます。

胸鎖関節
背骨が柔らかく動く状態のパドリングフォームを作って、
その状態で胸鎖関節から腕を動かすと、手の先まで一体感を感じられます。
コツは胸鎖関節と手のひらが同じ動きをすること。
サーフィンで意識が抜けないようになるためには?
日常生活のちょっとした時間に、胸鎖関節を触ってうなじを立てたり、
歩いているときに胸鎖関節から腕を振ってみるという事をしてゆきます。
これらをやるときは必ず胸鎖関節を触るというのがポイントです。
胸鎖関節を触ることで、脳が胸鎖関節を認識します。
そしてその認識がある状態で意識していくと、筋神経が通り始めます。
コレを繰り返して行くと、胸鎖関節から腕を動かすという事が普通になっていきます。
サーフィンでいきなり出来る事は100%ないので、日常でどれだけやるか?
これが重要です。
事実、僕のコーチングを受けてくれていたり、陸トレを受けてくれている人で、
成長が早い人と遅い人の違いは、日常でどれだけやるのか?ただこれだけで大きな違いが生まれています。
ちょっとした時間を使ってやる、これで筋神経の通り方が全く変わってきます。
サーフィンしていると、筋神経が通ると色々な事を思いついたり、そういう事か!という気付きや閃きが一気に増え始めますよ^^
P.S.色々とやってみても上手く出来ないときにやるのがコレ
