こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、
今年も1年、ありがとうございましたm(_ _)m
あっという間でしたね、ホントに。
スタッフの白羽さんは、
「今年はサーフィンが今までで一番楽しかった!予想以上のステップアップ出来ました。
56歳で予想以上にステップアップ出来たのが嬉しい!」
とも言ってました^^v
月に1・2回位一緒に入って、ちょっとした海の中でのアドバイス。
3xGSのLV2までのレールワークのレクチャー。
たったのこの位ですが、凄く変わったと実感出来たようです。
今年、最後のBLOGは、、、
・今日やってみたことで気付いたこと
・世界基準のターンのセオリー
・ジョンジョンのボトムターン方法
を最後にシェアしたいと思います。
ちょっとした実験をして分かった事
VSSK8を組み立て終わってから、カーバーに僕たちが開発したV-Truckをリアに付けてみました。
以前からどうなるのかな〜?って思っていたので。
そのおかげで、カーバー等の前が動くスケートは、「何かが違うと感じる」所が何処にあるのか?何が原因か?分かりました。
ボードが傾かずに曲がるのか?
それとも、ボードが傾いて曲がるのか?
この違いなんだ!って気付きました。
カーバーのCXトラックは秀逸なのですが、「傾く」よりトラックのハンガーが「回る」要素が大きく、曲がる際のフロントトラックの支点がアウトサイドにズレてしまいます。
そのために、止まっている状態だとボードは傾くけど、動いている状態だとボードはあまり傾かずにフラットな状態で曲がれてしまうということが起きています。
支点揺動が分かる人は、「なるほど、そういう事ね」ってわかると思いますが、???って人が殆どだと思います・・・^^;
サーフィンはボードが傾きターンをします。
しかし、スイングトラックなどは、フロントトラックの支点がズレてしまいフラットな状態で曲がってしまうので、サーフィンと違うなと感じる最大の要因だと思います。
世界的なターンのセオリーはシンプル
世界的なターンのセオリーはリーン・イン・リーン・アウトで、簡単に書くと「ボードを傾けて戻す」です。
腰で回すとか言われたり・書かれていますが、セオリーから外れている動作なので基本的に間違った動作になります。
「傾けて戻す」この動作は、軸足と舵となる足を使い分ける事で、シンプルな動作でボードを傾けることが出来ます。
軸足は動かさずに、支点となる足の加重する場所を移動させるだけでボードが傾けられます。
両足を使って傾けるとアンバランスになって、バランスを崩しやすくなり、動きが複雑になり動作自体が難しくなり上手く行った動きが再現出来ないといった、サーフィンのターンを難しくする原因になってしまいます。
その他には、スピードが出ないテールサーフィンになったり、レールが喰って失速するなどいった、ターンが上手く行かない原因になってしまいます。
そしてさらに、サーフボードは回したり動かしたり、腕の動きでリードすると、ターンが最も上手く行かない原因になり、自分で何をやっていたのか?なんで上手く行かないのか?
これらが全く分からない状態になってしまいます。
まずは、フラットな状態で乗る。
そして、軸足を立てて、舵となる足の加重する場所を移動する。
これでボードは傾きターン出来るようになります。
特にボトムターンでは体幹が出来るだけ動かさないようにするのがポイントですね。
今年のワールドチャンピオンのジョンジョンはボトムターンで腰は捻ってないです。
ジョンジョンのボトムターン方法
軸足となる前足はトップに上がりはじめるまで、ずっと同じ状態です。
膝から下を見ると分かりやすいと思います。
舵をとる後足は、加重がウナからつま先へと移動しています。
そして、加重が移動してから右腕が動いています。
右腕が動いたあとに、コアユニットが次の動きへと先行しているので腰は捻れているようにはみえますけどね。
写真をクリックすると大きなサイズで見ることが出来ますよ^^
ジョンジョンは他のサーファーと比べると、アームアクションが少ないですよね。
特にボトムターンでのアームアクションは少ないですが、カラダのを使う効率が極めて高く、リップアクションのカービングフレアスナップなど、よりパワーが必要な時に腕の動きを体幹の動きにプラスαで足すことが出来るので、別格だと言われてる要因です。
3XGSで学んでいる方はわかると思うので、是非試してみてくださいね。
それではよいお年をお迎えください!
一年、ありがとうございました!