サーフィンテクニック

ミックのリッピングと対比

こんにちは、サーフコーチの林です。
昨日の続きで、リッピングで蹴ることについて。

蹴る動作をすると、軸が後に下がってしまい
テール重心のままリッピングするので
トップで止まってしまう原因にもなります。

しかし、、、
ミック・ファニングやケリー大先生、ジュリアンさんも
トップでテールを蹴っているように見えます。

その違いは何か??
後ろの足の使い方が違い、
上半身の動き方に違いがあります。

 

左のサーファーとミックを
対比してみると大きな違いがあります。

 ミック・リッピング対比

見た目でいうと
板の返り方が違うのとスプレーの量が
違いますよね。

左のサーファーの2段目を見てみると、
前の腕が後ろに移動して、後ろの腕でターンをリードし
テールを蹴り込んでいます。

3段目に移ると、
後ろの腕がカラダの後方に
下がっています。

これは、2段目の動きが影響していて、
右手でリードしてテールを蹴り込んだ反動で
後腕が後方に移動してしまう。

最終的に肩のラインまでしかボードは回らないので
板の返りがあまり良くない・・・
という事になります。

 

ミックファニングのリッピングシークエンスは、、、

ミックは前の腕が上にあがっています。
後腕も振っていません。
2段目と3段目でも後腕の位置は
ほとんど変わっていません。

3段目の様に前腕が高く上がることで腰が回転しやすくなり、
しっかりとボードが下まで回り込んでくれます。

そして、左腕が上がると同時に後ろのヒザををボードの
ボトム面に向けるようにしながら捻り込みます。

明日は、実際にどの様に動いているのかを
スケートのムービーで解説したいと思います。

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