こんにちは、サーフコーチの林です。
今日から2連チャンでサーフコーチングです。
連休中の発送等は、東京に戻り次第順次発送しますのでお待ちくださいね。
ミシェル・ボレーズ。
見てて気持ちいい位にパワフルなサーファーですよね。
個人的にも好きなサーファーです。
彼の持ち味はパワフルなカービングターンでしょう。
と言うことで、彼のパワーサーフィンを解剖してみたいと思います。
パワーサーフィンとは何か?
力一杯、サーフィンすること、ではありません。
カラダの中心から動き、パワーをボードに伝えサーフィンをするのがパワーサーフィンです。
パワーの判別はどこでするのか?
それは、スプレーの量です。
スピードが出て、スプレーが出ていればCTの大会でDJもパワーって必ず言っています。
ISA(国際サーフィン連盟)でもパワーとスピードはスプレーの量で判断すると明確な基準があります。
※WSLのジャッジはISAのジャッジクライテリアをを採用しています。
ミシェル・ボレーズは4FTではBB、かかと重心タイプのパラレルタイプです。
このタイプには
ジョンジョンや、コロヘ、デ・スーザ、カリッサ、レイキーなどが属しています。
どのサーファーのスタイルが違いますよね。
骨格や波の使い方、カラダの使い方のクセなどでスタイルは変わってゆきます。
ボトムターンはしゃがんで入り、
右腕がカラダの近くを通り重心移動
伸び上がりで加速する。
カービングターンは
軸をボトム側に傾けたら
パワーハウスが動き上半身のローテーション。
そして下半身の重心移動。
ざっと書くとこんな動きになっています。
必ずパワーハウスが先行して動き
上半身のパワフルな使い方。
そして、それらのパワーを支える強靱な下半身。
これがあるから、彼のあのパワーが炸裂するのです。
ターンは必ずパワーハウスから回っている
彼が9ポイント出すエクセレントなライドは必ずパワーハウスから動いています。
2アクション目のカービングターンを注目してみてください。
これがとても重要なんですよね。
上半身からリードしてしまうと、ターンが途中で止まってしまう。
こんな事が起きます。
実際にシークエンスで、お腹と肩の動きの若干の差に注目してください
ターンが途中で止まらないようにしっかりとパワーハウス(お腹)から
全てのターンの動作をするようにしてみましょう。
ムービーなどを見場合は、上半身だけの動きを見てしまいがちだけど
パワーハウスの動きに注目してみる。
これを意識してみてください。
特にトップアクションのターンの違いが明確に分かるようになっていきます。