こんにちは〜
体軸テクニカル・サーフコーチの林です。
@館山のRPCから、、、
ん〜今日はスゴくカラダが動くなぁ〜
パドルもスイスイ〜〜
テイクオフもスイスイ〜〜
軽く動けるから、凄く良い感じ^^
一方、、なんか今日はカラダが重いなぁ・・・
パドルも遅ければ、テイクオフの動作も重い。
いやぁ〜サーフィンの調子もイマイチ・・・
感度の高い人は、全身の動きが繫がっている感覚が無く、全部がバラバラって感覚を持つかもしれません。
日によって、カラダの調子って違いますよね。
カラダが重いって、出来るだけ避けたいと思いませんか?
年だから仕方ないのでしょうか?
それって、ホントだと思いますか?
筋肉って60日で新しくなると言われているんですけどね〜
カラダが重たくなってしまう幾つかの原因を紹介します。
まず1つは、ストレス等で内臓が固まる
ストレス等で内臓が固まってしまうと、内臓の隣にある筋肉が固まります。
特にみぞおち付近には様々な神経が集まっているので、ストレスがかかるとみぞおち周りが固まります。
みぞおちが固まると背骨も同時に固まるので、背骨の動きが悪くなります。
その他の例をあげると、、
- 肝臓が固まると、横隔膜が固まる
- 腎臓が固まると、腹横筋や大腰筋が固まる
- 大腸が固まると、大腰筋が固まる
この様な事が起きてしまいます。
特に内臓が固まってしまうと、背骨と繫がっている筋肉も固まるので背骨の動きが悪くなるんですよね。

腎臓と大腰筋
食事からの影響
1つの例で、うちの父親の実体験談。
父親の地元は千葉県の野田市で、基本的に味がしょっぱいんですよね^^;
塩分の取り過ぎで肝臓に負担がかかり、肝臓が硬くなり横隔膜が固まる。
横隔膜が固まってしまい、深く呼吸が出来なくなるので浅い呼吸が続き、肋骨の間の筋肉が固まっていく。
肋骨が固まると肋骨の付け根の背骨も固まります。
背骨と背骨の隙間が狭くなり、みぞおちから上が柔らかさを失い固まってしまう。
そして、横隔膜は胸椎12番まで付いているので、腰椎にみぞおちから上の負荷が全て乗る。
腰椎に負荷がかかることで日常的に骨の隙間が狭くなり、背骨全体が動かなくなる。
これが酷くなると、脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアになる。
最悪の場合、手術する羽目になるのだが、手術しても痛みが消える事はほぼ無いんです。
父親の場合は脊柱管狭窄症で手術しても、痛みは常に残り、足が痺れるそうです。
最近はかなり良くなって来たそうですが、4年位は常に痛みがあってしんどそうでした。
食事は内臓にもの凄く影響するのですよね〜

水色が肝臓。肝臓の上にある茶色が横隔膜
そして、カラダのケアをしていない
あとは、運動後などのケアを行なわずに、筋肉が固まっていく。
同じ姿勢をずっと続けていても、筋肉は固まりますよね。
筋肉は運動動作をすれば、筋肉にずっと縮まれという指令を出し続けます。
縮まり続ける脳からの指令を解除するのが、ストレッチの役割です。
筋トレやランニングをした後に、ストレッチをして筋肉を弛めるのは必須です。
特にサーフィン直後はストレッチした方が絶対によいです。
海上がり直後にビーチでやるのがベストです。
運動後の20分以内にやるのが最も効率良いと言われています。
特にサーフィンは背中の筋肉を使うので、背中の筋肉が固まりがちです。
海外トリップに行って何日か経つと、カラダの動きが悪くなるのは背中の筋肉が固まっているのが大きな原因の1つです。
カラダのケアって、自分のカラダへの意識が高い人は、定期的にメンテナンスに行っていますね。
僕自身で最近やった実験検証なんですけど、、、
サーフィンしたり、トレーニングして、殆どケアをしない状態を2週間程続けてみました。
2週間経った頃には、”なんだ?これ?思い通りに動けないカラダの状態ってかなり酷いな”
って体感しました。
特にパドルが遅いし、疲れる。
テイクオフの動作も重たくなるので、散々なサーフィンになりました(笑
この状態になると、ストレッチとかもしたくないんですよね。
痛くシンドイから・・・(-_-;
マッサージに行って、ほぐすのが手っ取り早いです。
やっと近所で良いサロンを見つけましたね〜
結論、軽く動ける時と動きが重たいときの差は、、、
背骨が柔らかく動くか?動かないか?ここなんですよね。
背骨が柔らかい状態だと、軽く動けるし、そして何故か?元気。
全身に気が満ちる感覚を持たれる方もいますね。
背骨の柔らかさは、サーフィンする上で最も重要です。
カラダの動きを作っているのは、胴体である体幹ですからね。
いくら手足を使って動いても一向に動きが良くならないのはこのためです。
また、体幹が柔らかく動くというのは、背骨が柔らかく動くと言うことでもあります。
実はこれ、ウエットスーツを着た時にも
同様の事が言えるの、知っていますか?
ウエットスーツを着て、動きが悪くなったとか動きが重い、動きにくいと感じるならば、背骨の動きが確実に悪くなっています。
フルスーツを着たら動きが動きにくく重たいと言われるこの季節。
それって、背骨の動きが悪くなっているのが原因です。
肩や首に負担がかかると、肩甲骨が動きにくくなります。
肩甲骨を上からおさえてしまうので、肩甲骨に負荷がかかる。
そして肩甲骨から肋骨に負荷が伝わる。
肋骨に負荷がかかり、背骨に負荷が伝わる。
背骨全体に負荷がかかることで、骨と骨の隙間が狭くなり、動きが抑えられてしまう。
その結果、背骨の動くの自由度がなくなるので、動きにくく重たく感じる。
この様な負のスパイラルが発生しているわけですね。
この症状は仕方が無いのではなく、解消できる問題です。
ウエットスーツの型には2つのタイプがあって、ダイビング用とスイム用があります。
ダイビング用は両腕をおろした状態で型紙が作られます。
スイム用は両腕を上げた、バンザイの状態で作られます。
日本で主流になっているのが、ダイビング用です。
防水性を重視したので、ダイビング用が広まっています。
肩が丸まっていることが多く、これが肩に負荷がかかる原因です。
素材が進化して伸縮性が高くなり、ウエットの着脱する開口部の進化。
このウエットスーツの型がダイビング型を採用し続けていれば、さほど変わらないんですよね。
カタログや広告の宣伝文句、店員さんのセールストークでメチャクチャ期待したけど、期待値程じゃなかった。
これって、ウエットスーツを作る時の型がダイビングのままなので発生しています。
両手が上がっているバンザイタイプのダイビング型にするだけで、かなり解決するんですけどね。
見分け方は簡単
まずは、ハンガーに吊して、腕を上げてみる。
腕を上まであげて、足がどう動くか?をチェックします。
途中で止まるような感じがあり、腕を上まであげると足まで一緒に動くのがダイビング型。
上までスムーズに上がり、腕を上まであげても殆ど足が動かないのはスイム型。
同じモデルで型紙を変えただけでもこの様に大きな違いが生まれてしまいます。
パドルで腕を前に出すだけで、足まで引っ張られる証拠。
これだけでも腕は重たくなりパドリングがキツくなる原因でもあります。
改めて考えてみると、ダイビング型は
背骨の動きが悪くなり、カラダが動きにくく重たくなる。
腕を前に出す動きは足まで引っ張られるので、パドル矯正ギブスを付けて全身に負荷を掛けている。
パドルで腕を動かす事が多いサーフィンにはホント向いていませんよね。
これだけでメチャクチャ変わるので、オーダーされる際は選ぶ基準にしてくださいね。
P.S.
僕が開発したパフォーマンス・スーツはダイビング型とスイム型のハイブリッドタイプを採用しています^^
エントリータイプの進化により、防水性能と運動性のの両立させることが出来るので実現出来ました。
さらに、ドライを着る機会が無くなったと言われる位、カラダが冷えません。
詳しくはこちらから→暖かいだけではなく動きをカイゼンするパフォーマンス・スーツ:R8 mk4
