コラム

世界のトップですらやっている地味なこと

こんにちは〜
サーフコーチの林です。

今日のコラムは

世界のトップですらやっている地味なこと

についてですね。

地味な事が最も重要だなぁ〜って最近、改めて感じています。

サーフィンでもそうですし、カラダの使い方でも同様。
マーケティングやプロモーションなども、基礎って盲点になるんだよね〜
って、つい昨日、友人と話していました。

地味な基礎をひたすら続けて行くとある時点に達したときに、一気にやってきた事が伸びます。
ブレイクする感じですね〜
事実、ブレイクする時にはじめてスキルとして習得できたということでもあります。

しかし、ほとんどの人がしばらくしたら、止めてしまいます。
なぜなら、理想とする様な成果を手に入れられてないからです。

成長曲線って脳科学的観点から書くと

地味に続ける段階

脳の神経細胞が新たに組み合わさり、新しい神経細胞の組み合わせをつくっている最中。
そして、段々と慣れてきて精度を高めるようになると手応えを感じ始める。

一気に伸びるとき

新しい脳の神経細胞の組み合わせが出来上がったとき

こんな感じです。
地味にやり続ける事って、意外と難しいですよね〜

理想通りにはいかないので、特にサーフィンの場合なら
波に乗りたいとか、良い一本乗りたいとか、リップを決めるなど
欲に左右されるので、そのギャップにやられる事がおおいですね。

アンソニー・ロビンス曰く、

人は1年で出来る事を過大評価し、10年で出来る事を過小評価する

と言っています。
日本の偉人、宮本武蔵は鍛錬の鍛は千日、錬は万日と同じような事を言っています。
つまり、地味な基礎を10年やり続けたとき、あなたはそのやってきた事が卓越した状態になっているよ〜という事を伝えています。

自転車の補助輪無しで乗れるようになる過程も一緒ですよね。

最初は父親に後ろで押さえててもらう。
絶対に手を放さないでよ!って言いながら、何回かする内に手を放されている。
手を放しても乗れる事が分かると、最初はヨロヨロしながら乗れるようになる。
そして、最初から安定して乗れるようになる。

慣れてやり方がわかり、そのやり方の精度が上がってスキル(技術)として身についてきた。
そして、ある時ときから曲がれるようになり、曲がるときのスピードも自在にコントロール出来る。
これも成長曲線のわかりやすい例です。

世界のトップですらやっている地味なこと

それがパドリングです。
世界のトップですらパドリングを変えています。
もっと効率良く出来るように、進化させています。

何せ、ここ数年は、よりハードなコンディションで大会が開催されることが多いですからね。
ライバルより、ベストな波を選び、ベストなピークを選ぶ。
ジェットスキーのアシストがないときは、ライバルより速くピークに戻り優先権を取る。
その為にも、パドルが重要になってきます。

面白い事に毎年ゴールドコーストに行ってCTサーファーの真横でパドルをしていると
同じサーファーでも微妙に動きが変わっているんですよね。
ビデオや動画だと、ほとんど分からないレベルです。

他のスポーツでも同様で、競泳の選手はフォームは常に改良して進化させていますよね。
その結果がタイムが伸びて記録が更新されるわけですから。

野球のバッターでもピッチャーでも同様ですよね。
スイングを進化させる練習をしていますよね。
ピッチングでも投げ方を進化させていますよね〜

ゴルフでも同様ですよね、勝つためにスイングに磨きをかける。

最近、厚底シューズで話題のマラソンもフォームをより良くして記録の更新や勝つことを目指していますよね。
シューズだけではなく、ランニングフォームの進化をさせています。

サーフィンならパドリングを進化させる事って、非常識でしょうか?

例えば、こんなシチュエーションってよくありますよね。

波のサイズもあって、ちょっと流れがキツかったとします。
その時に、ポジションをキープが必要になってきますよね。

ダブルオーバーのスナッパー・ロックス。カレントが半端ない。

今と同じ変わらないパドルをして、パドルをしてても気付かないうちに流れてしまい、
元のポジションに戻ろうとしてガムシャラに流れと悪戦苦闘する状態。
結構、ハードカレントってキツいですからね〜
カラダが動かずに乗りたくても乗れない事って多い、、、

それとも、パドルを進化させて、もっとラクに速く。
そして、流れや海面の状況に合わせてパドリングを自在にコントロールして、ポジションをラクにキープできる状態。

ハードカレントならば、漕ぐ距離はあまり長くせずに回転数でスピードを稼ぐ方がラクですからね。
回転数を上げるパドリングは、通常時のパドルとやり方が違います。
このやり方を意識して具体的に使い分けられるので、ハードカレントでもそこまでシンドクないです。
なので、体力的にも余裕があるので乗りたいに波は乗れる事が多くなります。

1つのパドリングのやり方で、全てに対応させるのか?
それとも、ゴルフのクラブとアイアン、パターの様に、状況によってパドリングを使い分けるのか?

どちらを選ぶでしょうか?
僕ならば、後者を選びます。
サーフボードやフィンを波によって変えるのと一緒です。

パドルが変われば、テイクオフの動作はもっと変わります。
そして、ライディングも変わります。
なぜなら、サーフィンの全てはパドリングから始まるからです。

CT選手ですらパドリングを進化させているのも、乗った一本をより良くする事が分かっているからです。
そして、勝敗を左右する1つの要因でもあるからです。

サーフィンは96%はパドリングと言われています。
パドリングしている最中に、パドリングを進化させる事をどれだけやるのか?
これを意識できれば、パドリングはある段階から一気に上手くなります。

パドリング。
されど、パドリングです。

最後に1つ、、、、
漕ぐ動作より大事なモノ

漕ぐ事より大事なモノがあります。
パドリングで重要なのは腹ばいの状態です。

水を漕ぐストロークを変える事も重要なのですが、
腹ばいの体勢を状況に応じてどれだけ変える事が出来るのか?
こっちの方がより重要です。

なぜなら、腹ばいの状態次第で、水中を漕ぐストロークが変わるからです。
腹ばいの状態があり、ストロークがあるからです。
そして、腹ばいは体幹の使い方になるので、体幹をどの様に使うのか?
これだけでストロークが進化します。

また、腹ばいの状態も1つのやり方だけじゃなくてバリエーションを持たせることが出来るので

  • 通常時のパドル
  • 速く回転数を出したいときのパドル
  • トルクが欲しいときのパドル

これらは体幹の状態でも変えられます。
むしろ、体幹の状態を変えられないと、ストロークのコントロールは無理でしょう。

P.S.もっと良いやり方を習いたいって方は、是非登録しておいてくださいね!

今年の一年、パドルしている時に続ければ今年一年通して良いサーフィン出来た年だな〜
って感じられるでしょう^^
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