カラダの使い方

ライディングでスピードを生むコツ

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、
 
 
この前のコーチングの話しです。
 
サーフコーチングのLV3を開催しました。
このクラスでは、アクションをする正確な場所を見つける事とレールワークはどうやるか?をレクチャーしてゆきます。
 
 
まずは最初にRPCの室内でセミナーとワークをやって行きます。
そして、レールワークの練習です。
 
レールワークは足のどこに乗っているのか
これが重要です。
ボードをコントロールしている接点ですからね^^
 
けれど、多くの方が足の乗っている位置が
結構ズレているんですよね。
実は、意外と多いんです、、、
 
足のどこに乗るのか?で運動のパフォーマンスに大きな影響を及ぼします。
 
例えば、ジョギングしてて、すぐにふくらはぎが辛くなる。
これは常につま先に乗っている傾向が多いです。
 
立っているだけで、カカトが痛くなる。
これはカカトに乗りすぎている証拠ですね。
 
サーフィンのライディングでも乗っている場所で、ターンのパフォーマンスに大きな影響を及ぼしてしまいます。
 
 

足には正しく乗る場所がある

 
手足にはスムーズに動き始めるために動作の始点となる場所があります。
動き始めはどこに乗っているのか?
これが出来ないとターンって思うように上手く行かないんですよね。
 
何故かというと、動作の基準となる場所だからです。
基準が無いから同じように出来なかったり、同じようにやってみても同じように出来ないという原因になってしまいます。
 
どこに乗るのか?それはどこかというと、足裏でいうと「ウナ」と呼ばれている所です。
ウナからつま先、ウナからカカトへと動くことで正確に動くことが出来るようになるのでターンが上手く行くようになります。
内くるぶしと外くるぶしを繋いだ所で、スネの骨が付いている所の真下がウナです。
ここに乗るようにしていくことで、常に基準から動けるようになるので足が上手く使えるようになってゆきます。
そして、しっかりと動作を伝える事が出来るわけです。
 

スピードを生むフラット

 
テイクオフしたらすぐにレールを入れるのでは無く、フラットで乗れるようになる
これ、超重要です。
なぜなら、フラットはボードコントロールするための基準だからです。
 
フラットに乗れないと、つま先やカカトのレールをどう使うのか?という動作が曖昧になってしまいます。
フラットな状態からレールワークが始めると、基準から動いてゆくようになりますよね。
その結果、どういう風に足やヒザを使えば良いのか?が分かるようになります。
 
今年のCTのルーキー、フェデリコ・モライアスはカラダの使い方が上手いので、テイクオフ後のスピード付け方参考にしてみてください。
Jbayではフィリペとのファイナルでしたよね。
 
 

ボードをフラットにするにはウナに乗る

 
両足ともウナに乗ることで、ボードをフラットにする事が出来るようになります。
ボードをフラットにするシチュエーションって、もの凄く重要で色々な場面で使います。
 
特にスピードを付けてボトムに降りる時なんかは、ボードを波のフェイスに対してフラットする事は鉄則で、これが出来ないとスピードってあまり出ません。
 
その他には、リップアクションでボードがシャープに返るようにするためにはレールトランジション(レールの切り替え)が必要で、そのためにボードをフラットにしないと出来ません。
なのでフラットにするのって、めちゃくちゃ重要です。
 
スケートでウナに乗ると、ボードが揺れず抵抗なくスーっと進みます。
ライディングだとスピードの付き方が変わります。
 
スキーやスノーボードをやった事がある方は分かると思うのですが、
ボードが斜面に対してフラットだとメチャクチャスピード付きますよね?
昔、スキーをやっていた時は、直滑降が大好きでめちゃくちゃスピード付くんですよね。
直滑降なんか、まさにフラットですよね。
 
テイクオフしたら、すぐにレールを入れた方がスピードが出ると思われがちですが、
ボトムに下りる角度も付かないのと、レールを入れると波の上下を使い切れずにターンしてしまいます。
特に、プロやCTサーファーのようにピークの下のフラットな所でターンが出来ないんですよね。
 
フラットで下りれば、掘れている所で加速してボトムに下りられます。
ボトムターンに入る時の初速が早いので、フラットな所でボトムターンしても失速しなくなります
 
まずは、両足ともべた足にして、足の外側に乗るようにしてみてください。
これでウナに乗れるようになりますよ。
 
なんか、ボードに体重が乗らない・・・なんて感じる時も足の乗っている場所を確認してみて見るとイイと思います。
 
 

 

PS. 思うようにアクションが出来ないのは何故だと思いますか?

サーフィンをはじめて15年。
スケボーで練習して、サーフィンも出来るだけ長い時間入って練習しているのに、アクションは一向に上達する気配がしない。

どうやったらアクションが安定して決められるようになるのだろうか、、、

→詳しくを読む

 

 

(Visited 273 times, 1 visits today)

波に乗る本数を増やす鉄則前のページ

なぜ、パドルでカカトをつけるのか?次のページ

ピックアップ記事

  1. パドルが重たくなるのは当たり前?
  2. ドライスーツを越えた暖かさ
  3. 僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ
  4. 冬用のウエットスーツが動きツラい理由
  5. 冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??

関連記事

  1. カラダの使い方

    テイクオフ後に安定感が出る出ないの違い

    こんにちは、体軸サーフコーチ・セラピストの林です。@東台湾の熱…

  2. カラダの使い方

    水の呼吸とライディング・フォームの関係

    こんにちはサーフコーチ林です。今月(1/27)出版される「新しい体…

  3. カラダの使い方

    バックサイドは絶対に行かない

    サーフコーチ・体軸セラピストの林です。館山のRPCから、、、…

  4. カラダの使い方

    体幹トレーニングや筋トレは意味が無い

    こんにちは、体軸パフォーマンス・サーフコーチの林です。今日のコ…

  5. カラダの使い方

    間違った太もものトレーニングでパドルが遅くなる

    こんにちは、体軸トレーナーの山根です。@銀座のスタバより今回は…

  6. カラダの使い方

    体幹が上手く使えない、上手く使う方法が分からない

    超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るをコンセプトにしている、…

オススメの記事

  1. パフォーマンススーツ

    サーフィンが疲れる最大の原因
  2. カラダの使い方

    動きやすさのカギは肩甲骨
  3. BLOG

    僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ
  4. コラム

    軽く動ける時と動きにくい時の違いって?
  5. BLOG

    パドルが重たくなるのは当たり前?
PAGE TOP