こんにちは〜
日本初、体幹専門のテクニカル・サーフコーチの林です。
今日は”ターンが失速する致命的な過ち”についてのコラムですね^^
この前、サーフコーチングでヒアリングしてて驚いたのですが
ターンは失速するのが当たり前
って思っている方が多い事を知り、驚きました。
だからスピードを付けてターンの練習をしているんですね〜
ああ、パラダイムが違うのか〜って
ホントに、驚きました^^;
ターンは失速するのではなく、加速するのが理想のターンですよね?
では、失速してしまう原因って何処にあると思いますか?
結論から書いてしまうと、
”失速する原因はボードがグラグラ動いてるから”
1番の原因はこれです。
おそらく、意味分からないと思うので
先日のサーフコーチングでスケート講習をしたので
その時のBefore/After動画で解説しています。
面白い位、ボード(デッキ)の動きが分かり、違いが分かるでしょう。
僕と友達で開発したサーフスケート(VSSK8)は、
サーフボードが曲がる原理原則を再現しているのですが
- ボード全体が傾く
- テールにあるフィンの水流が曲がる事でターン出来る
これを再現しています。
なのでユーザーさんは”乗った感覚がサーフィンそのもの”と言ってくれています。
このスケートでターンをすると、面白い事が分かります。
失速するターンと失速しないターンの差が明らかになるのです。
カーバー等のスケートとは違い、デッキ全体が傾くので
ターン中のボードの挙動がはっきりと現れるのです。
その結果、ターン中にボードがグラグラと動いてしまい失速します。
これってサーフィンでも同様の事が起きているの
あなたは知っていましたか??
ちょっとイメージして欲しいのですが
サーフボードがグラグラすれば、ボトムを流れる水流のスピードが変化が発生し速度低下するので簡単に失速します。
一方、サーフボードがグラつかなければ、ボトムを流れる水流のスピードは一定、もしくはスピードが増して加速します。
実はここがドライブするターンの違いなんですよね^^
なぜボードがグラグラとなるのか?
この原因を分析し、細かい所を追求すればもっとあるのですが、
一番のボトルネックになっているところは次ぎの2点です。
- 足に加重している位置が不安定
- 体幹の上側が不安定で捻れてしまい、バランスが崩れる
たったこれだけなんですけど、殆どの人が気にしていません。
知らないので、気付いて無いというのが本当のところでしょう。
この2点を修正する事でターンが加速(ドライブ)するようになります。
なぜならば、動作の底辺の要素だからです。
要は、カラダを使う上での基礎、土台であるからです。
もし足の加重している位置を安定させたとしても、
体幹が不安定だと加重している位置もズレて変化してしまいます。
両方の2点を意識すれば、ターンは簡単にドライブします。
なぜならば、ボードがグラつかなくなるからです。
ボードのぐらつきをおさえる方法は、超簡単です。
- 両足とも外くるぶしの下に乗る
- 手首を曲げる
ただそれだけです。
CTサーファーをみてみるとトップ10のアスリートは、手首を曲げている事が多いですね。
手首を曲げると何が起きるか?を解剖学的に書くと
手首が曲がる事でで手首が安定し、肩関節が使えるようになります。
そして、さらに肩関節から脇を通って体幹下部の横隔膜につながります。
手首を曲げるだけで、体幹の上半分のアッパーボディが使えるようになるんですね〜
横隔膜とも動きがつながるので、全身の動きをボードに乗せて伝える事が出来るというわけです。
外くるぶしの下に加重して、手首を曲げるだけで体幹が使えるようになります。
カラダが動くときの原則、それを取り入れただけですけどね。
最も強力に効果があります。
体幹が使えるようになりますからね。
そして体幹が使えるようになると、カラダって年齢関係なくスムーズに動くようになります。
70歳でもサーフィンを続けたいのならば、必須の方法です。
しかも、実は簡単なので。
たった1.5時間でこんなに変わる
論より証拠、たったの1.5時間でこんなに変わるので見てみてください
理論的な部分と基本的なカラダの使い方60分、練習30分位ですね。
左側が修正前、右側が修正後です。
左側の修正前はボードがグラつき失速しています。
特にゆっくりとターンして行くと、ごまかしがきかなくなるので
顕著に失速してしまいます。
アナライズアプリの影響で、映像が荒いのですが^^;
最後の動画でも同様で、デッキの動きに注目してください。
デッキの動きが顕著に違いが出ています。
この動画でも分かると思うのですが、
”1つのターンをゆっくりやる”
これには理由があります。
速いターンをするために、スピードを付けてターンの練習をしても全く意味が無いんですよね。
なぜならば、速くやると自分が何やっているのか?分からないから。
ゆっくりやればやるほど、何やっているのか?が意識出来るようになります。
そして、精度を高めていくことが出来るというわけです。
そして、片側だけのターンで練習していくのにも理由があります。
ボトムターンからリップアクションまでを練習しても、カラダが覚えないんですよね。
まずは頭が整理出来ないかぎり、理解出来ないので、何かしらの動作が抜けてしまいます。
動作プロセスがあって、そのプロセスを覚える必要がある。
そしてプロセス毎の動きを意識してやって行きます。
実はこの方法、世界標準レベルのやり方です。
他のスポーツでは、分解してゆっくりとひとつひとつの動作を練習して行くのがスタンダードな方法なんですよね^^
この動画では、ボードを傾ける動作のみをレクチャーして教えただけで、この様にボードがグラつかなくなりターンがドライブするように変わりました。
これをやってから実際にサーフコーチングをしたんですけど、”違いを感じた”というレベルから”感動した”って言葉をもらいました^^v
スケートで1回目の感動、サーフコーチングで2回目の感動。
どうでもよさそうな、殆どの人があまり気にしないところをやるだけで、動きが変わりますよ。
是非試してみてくださいね〜
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→ドライブターン・マスター編