BLOG

スケートで練習してる時の指標

こんにちわ、サーフコーチの林です。
金ヶ浜の民宿から、、、

今日はスケートで練習してて

この練習は合っているのか?合っていないのか?

は何を指標にすると良いのかについてです。

僕と友人で開発したVSSK8はかなり難しいのですが、
出来るようになるとサーフィンへのフィードバック効果が
もの凄く高く反映されます。

ターンで加速出来ないと、失速するようになっているんですよね。
ジェットスキーとかボートって、曲がるときにエンジン吹かして加速しないと
止まってしまうんですけど、サーフィンも同様でターンするときは
加速させないと失速してしまいます。

なので、ターンで加速させる動作ってもの凄く重要なんです。
どれだけ長い時間レールを入れているか?が加速する要因ですね^^

スケートで練習しているとき、カラダのどこが疲れているか?で
正しく出来ているか?出来ていないか?
の指標にする事が出来ます。

サーフィンはヒザを曲げてターンすると、(ヒザをつま先側に倒した動作)
ボードは傾くのですが体重はボードが抜けてしまいドライブしません。

このヒザを曲げる動作でターンしようとすると、
ヒザに体重が乗ってしまいカラダの重みをヒザが吸収してしまい、
100%体重を乗せることが出来ません。
この動作は、ボードは傾くけど前→後→前の重心移動が出来ないので加速させられません
さらに大腿四頭筋を優位に使うので、インナーマッスルの筋連鎖が使えないから筋出力が弱いという・・・

 

ターン時のポイント

特にボトムターンをするときは、前足の膝から下がボードに対して垂直になっている事。
ボトムターンで伸び上がるときは、後足の膝から下がボードに対して垂直になっている事がポイントです。
ヒザから下が垂直になる、カカトの上にヒザがあるようにするとボードの身体の動きをダイレクトに伝えられます。

コレを意識すると、太ももの大腿四頭筋を使わなくなり
ハムストリングスや内転筋群の太ももの裏側を使えるようになり、
大腰筋・横隔膜・腹横筋・腹斜筋・前鋸筋などなど
インナーマッスルの筋連鎖を使う事が出来るようになります。

スケートをしてて太ももの前側の大腿四頭筋が疲れているなら
それはターンの動作が間違っている証拠です。

ターン全ての動作の指標は、太ももの裏側を使う

太ももの裏側のハムストリングスと内転筋群を使う、これを指標にする。
太ももの裏が使えていれば、インナーマッスルの筋連鎖を使う事が出来るようになってゆきます。

フィリペやメディーナ、ジュリアン、ジョンジョンが
エアーするときは必ずハムストリングスと内転筋群を使っていて
大腰筋・横隔膜〜腹斜筋・前鋸筋へと空中で上半身の動きにつなげることが出来るので、エアーをコントロールする事ができます。

さらに、インナーマッスルの筋連鎖を使っているので、パワー(筋出力)も向上します。

太ももの大腿四頭筋を使っていると、飛べてもエアーはメイクできないんですよね。
アウター優位になるから、飛んでいるときに体勢や軸をコントロール出来なくなります。
さらに、パワー(筋出力)が小さいので高さも出ないからメイク出来ない原因でもあります。

このフィリペのエアーリバースは飛び上がるときには両足の膝から下がボードに対して垂直になっています。
その理由は、ハムストリングスや内転筋群を使っているからです。
上空では左手を軸にしてまわっています

 

そうそう昨日の事なんですが、一昨年の秋からサーフコーチングをしている
女性プロからついにカービングターンが出来た!
って嬉しいメールが来ました^^
おめでとうございます!!!

去年一年間は、ウェーブマネージメントでどういう波を選ぶのか?
良い波になる波と乗らなくてよい捨てる波の判断基準。
セクションを捉えて最適なマニュバーを選びアクションする。
これらを徹底的にやって、ターンは殆どレクチャーしませんでした。

で、先月の後半にインナーマッスルの筋連鎖と立甲の動作をどう使うのか?
これらをレクチャーした所、ついにカービングターンが成功したそうです!
陸トレのシャドーとVSSK8と同じ感覚ではじめて出来たと言ってました。
大会ではカービングターン出来なければ点数伸びませんからね^^

ターンのレクチャーもどこの筋肉を使っているのか?
それと、どの動作がターンのクオリティを上げるか?
これらの基準となる指標を持つと、練習のクオリティーを上げる事が出来ます。
カービングターンはターンでドライブ出来ないと失敗してしまうので・・・

サーフスケートやVSSK8、陸トレなどで太ももの前側(大腿四頭筋)が
疲れないように意識してみてくださいね。

(Visited 677 times, 1 visits today)

今期登場予定の最新3モデル前のページ

テイクオフの速さに関係する○○の状態次のページ

ピックアップ記事

  1. 冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??
  2. 動きやすさのカギは肩甲骨
  3. 冬用のウエットスーツが動きツラい理由
  4. パドルが重たくなるのは当たり前?
  5. サーフィンが疲れる最大の原因

関連記事

  1. BLOG

    サーフィンが変わる、そしてラクになる

    カラダのバランスを整えるウエットスーツが サーフィンそのものを変え…

  2. BLOG

    リッピングを決める目線の練習方法

    こんにちは、サーフコーチの林です。 館山のRPCから、、、中級…

  3. BLOG

    ライディングが上達しない人に欠けている要素

    こんにちは、体軸サーフコーチ・セラピストの林です。@RPCから…

  4. BLOG

    日焼け止めは○○を落としてから。

    こんにちわ、Rev.wetsuitsの林です。&nbs…

  5. BLOG

    テイクオフでボードがグラグラする原因

    こんにちは、サーフコーチの林です。館山の自宅から、、、今日のテーマです…

  6. BLOG

    水曜日のサーフコーチングレポート

    こんにちは、サーフコーチ林です。館山のRPCから、、、今日はサ…

オススメの記事

  1. パフォーマンススーツ

    サーフィンが疲れる最大の原因
  2. BLOG

    僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ
  3. コラム

    ウエットスーツの三重苦:動きが重たくなる原因
  4. パフォーマンススーツ

    ドライスーツを越えた暖かさ
  5. パフォーマンススーツ

    冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??
PAGE TOP