こんばんわ、サーフコーチの林です。
パームビーチの宿泊先から、、、
今日はCTの初戦を撮影してきたので、
今年のジョンジョンのシークエンスから
カービング・フレア・スナップのコツをシェアしたいと思います。
今年は地形があまり良くなくパワーゾーンが比較的に狭かったので、
クリティカルな際どい所でカービングを多用するのか?
そしてスプレーを出すのか?が課題だったのじゃないかな〜って思います。
その点では、バックハンドのアスリートは有利だったと思います。
カービングターンの最後でテールを蹴り込むことでスプレーを増やす事が出来ます。
CTで勝つにはこのワザは出来て当たり前です。
強力にテールの蹴り込む事がカービング・フレア・スナップの
よく書かれているコツなんですが、なかなか上手く出来ない。
もしくは、スプレーがCT選手のように大きく出ない・・・
それには理由があります。
幾つか理由があるのですが、太ももの四頭筋を使っているためにスプレーが増えない。
もしくは、ずっと後足に乗ったままだと、ヒザを伸ばして(伸展)テールをプッシュする事ができません。
カービングやスナップの最後でテールをプッシュするためには
必ず前足に乗る必要があります。
もちろん、リエントリーでも前足に乗らないとリップをえぐれません。
前足の外側に乗る
Tシェイプでローテーション開始したら前足の外側に乗る。
前足の外側に乗る事で股関節間の重心移動が発生して前足のカカト側に重心を移動させることが出来、フルレールでのカービングターンが出来るようになります。
この時、前足のつま先が浮いてしまうと前の股関節へ重心移動できなくなり、緩慢なターンになってしまいます。
つま先が浮くということは太もも(大腿四頭筋)に力が入ってしまい、インナーマッスルの連鎖させカラダを効率良く使う事が出来ません。
一部の筋肉だけを使う事になってしまい、非効率です。
何故前足の外側に乗ると上手く行くのか?
それは軸を形成する筋肉を連動させる事が出来るから。
腓骨筋・後脛骨筋・ヒラメ筋・膝窩筋・内転筋群・ハムストリング・大腰筋と体軸を形成するインナーマッスルの筋連鎖を上手に使う事が出来ます。
その結果、ローテーション時の後腕の動きを連動させる事が出来るようになります。
ローテーション時の後腕のインナーマッスルは、前鋸筋・腹斜筋・腹横筋・横隔膜・大腰筋の筋連鎖です。
カカトに乗る簡単な方法
軸を作りながらどうやったらカカトに重心をかけられるか?
これを知る事で、必要な方法を知る事が出来ます。
軸を作るということはインナーマッスルを優位にして、アウターマッスルは劣位にした状態でカカトに重心をかけられるか?
これを知っておく必要があります。
肩幅に足を開いてそのまま上半身は捻らずに正面を向きます。
つま先を正面に向け、そして足の外側に乗ってみてください。
足の外側に乗りながらカカトに重心が乗るのが分かると思います。
ただこれだけです。
このカラダの原理をターンでも使えば良いだけです。
フロントサイドのカービングはカカト側のレールを使うのが重要です。
当たり前なのですが、意外と意識されていません。
前足の外側に乗るとカカト側に重心が前足の股関節に移せるので、
後足がフリーになり自在にコントロール出来ます。
その結果、膝を伸ばす動作(進展)をする事が出来るようになります。