カラダの使い方

パドリングで推進力のあげかた

こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。

今日は水曜日のサーフコーチングから

パドリングで推進力をどの様にして上げるのか?

この原理を解説してきました。

 

そもそもパドルで推進力を上げるために

  • 肩に力を入れて漕ぐ
  • 親指に力を入れて漕ぐ
  • ボードのボトムに水を流すために、Sの字で漕ぐ
  • 後に押すようにして漕ぐ

などなど、、、いろいろありますよね。

ですが、実際にパドルでスピードを上げるには、ある事を意識しない限り変わらないです。

この日のコーチングは61歳の初級レベルの男性の方なのですが、
パドルの進み具合に驚いていました。

他には、

あっという間に沖に出られて、拍子抜けした

 

なんか、ボードの進む感じがスゴく分かる

などと感想をもらっています。
週1サーファーの方、50代の男性や女性、年齢関係なくパドリングが変わっています。

何を意識するのか?

手の平にかかる圧を変えずに漕ぐ

という事です。
手の平から常に一定に力が加わっていれば、パドリングはスピードに変わります。
力が発揮出来ているということは、常に手の平全体に均等に圧がかかっている状態です。
これが色々な所に動いていれば力を伝える効率は落ちてしまいます。

この手の平にかかる圧を感じるためには、アウターマッスルが抜けた状態で漕ぐ事がポイントです。

手の平には感覚器というセンサーがあります。
このセンサーがあるから人間は手先が器用なのです。
このセンサーからの情報を神経を通して脳に伝わり、脳が情報を認知します。
この情報の流れをフィードバックと言います。

で、実はアウターマッスルを使うと、センサーと脳をつなぐ神経がシャットダウンされてしまいます。
手の平から感じる情報が脳に伝わらなくなります。
手の平にかかる圧を感じるには、アウターマッスルが最小限の状態でパドルすることが重要なのです。

 

では、どうしたら良いのか?

手の平を常に意識して丁寧にパドルすることです。
そうすると、段々と手の平の意識が強くなって行き、アウターマッスルが抜けてゆきます。

手の平の感覚が強くなってくると、段々と手の平でどの位の水の渦ができているのか?
コレが分かるようになってきます。
そうすると、自然と推進力のコントロールができるように変わってゆきます。

まずは、手の平を意識して手の平にかかる圧を変えずにパドルしてみてくださいね。

 

PS.
サーフィンはちょっと視点を変えるだけで、思いもしない気付きが沢山出て来ます。
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