カラダの使い方

ターンを加速させる重心の使い方

こんにちは、体軸サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

ここ最近、バイオメカニクスを勉強したおかげで色々と考え方のアプローチが更にシンプルになりました。
体軸的に書くと、階層が増えた事でトップダウンで考える際に精度が高くなったということでもあり、ボトムアップで考える時も階層が増える事で精度が高くなるので、理論的な構築にスキがなくなるって感じですね〜^^

先日の半年コースアドヴァンス編では、、、

今までやってきた動作に抽象的な重心という要素を加えたので、参加者の方全員が脳疲労を起こしていました^^;
ちなみに、抽象度が増えると脳疲労を起こしやすくなります。

重心って何か?

人が動作する際には必ず重心が存在します。
パドリングしている腹ばいの状態でも、テイクオフの動作でも、ライディングの動作でも常に重心という要素があります。
重心は見えないんですけど、何処にあるのか?を意識するだけでも、動作に違いが生まれ始めます。

ライディングでも重心を何処に持ってくるのか?を意識するだけで、体重の乗り方が変わります。
ライディングでスピードを出すことが出来ない人は、重心が高いく動作だけでスピードを付けようとしている事が多いですね。
また、動作に安定感がないと感じている人も同様で、重心が高いです。

CT選手の中でも重心が高い人と低い人と違いがある

現在、CT選手の中で最速のフィリペ・トレードは重心のコントロールを巧み行っています。
最近のケリーを見てみると、重心は高めで胸位にありますね。
去年のワールドチャンプ、ジョンジョンも重心のコントロールを巧みに行っています。

特にフィリペはボトムターン中に重心が高くなることがないので、ボトムからトップにアプローチする時のスピードがもの凄く速い。

フィリペ:重心が低い

ケリー:重心が高い

JJF:重心低め

JJF:重心高め

まずは普通に立っている状態だと、重心は体幹の中にあります。
そして、重心から垂直に下ろしたところが重心が落ちる場所となり、重心から垂直に下ろした線を重心線と呼びます。
※人それぞれ重心の位置に違いがあります。

身体の動きが安定する場所

重心を何処に持ってくるか?で体幹の動きが安定するか?しないか?に影響を与えます。
立っている時の状態では骨盤の中に重心が来ると体幹が安定します。
なぜなら、重心を骨盤の中に下げる事で腹部のインナーユニットが安定するからです。
腹部のインナーユニットは人が動作をする際に一番最初に動く場所なので、重心が骨盤の中に来ることでインナーユニットを効かせる事が出来るようになります。
つまり、みぞおちが丸まる状態となり、股関節、大腰筋、横隔膜から腹斜筋〜脇の前鋸筋へとインナーマッスのつながりを使う事が出来るようになるからです。

リップアクションでローテーションを行いカービングターンをしたい、リップアクションで蹴り込みを強力にしたいと思うなら、重心を骨盤の中に持ってくる事がキーになります。
要は、みぞおちを丸める事が出来れば良いというわけですね^^

ボトムターンも同様で、ボトムターンで加速したければ重心を骨盤の中に下げれば良いわけです。
テイクオフ後などで加速させたい場合も同様で、重心を骨盤の中に下げるようにするだけで、あなたの体重を効率的に乗せる事が出来るようになり、自然とスピードが付くようになります。

まずは。立っている状態でみぞおちを丸められるようになり、重心のコントロールを身につけてくださいね。
そしてサーフィンの動作で重心のコントロールの練習をすると、効率良くサーフィンのターンでも重心のコントロールが出来るようになります。

PS.この記事が気に入ったら、是非友達にシェアしてあげてくださいね!!

そして、重心についてディスカッションする事をオススメします^^

 

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