カラダの使い方

テイクオフがバタついて、スタンスがバラバラ

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

今日は

テイクオフがバタついて、スタンスがバラバラになってしまう

この原因と改善方法をシェアしたいと思います。

テイクオフの動作でやってはいけない最悪な3つの方法

1.背中を反って全力でパドルしてテイクオフする
2.腕立て伏せの要領で一気に立つ
3.テイクオフの動作でヒザをついてしまう

これらをやっていると、いつになってもテイクオフの動作が改善されることはありません。
もしかしたら、今回の症状は1と2が合わさっているかもしれませんね。

テイクオフがバタついて、スタンスがバラバラになってしまう・・・
これは、アウターマッスル優位の状態でテイクオフの動作をしている事が原因の場合があります。
簡単に書くとアウターマッスルを使った動作になっているということです。

この状態を続けていると、腰を壊したりする可能性が大きくなります。
サーフィンしてて腰痛と戦っているなら、是非チェックして欲しいですね。

基本的に動作には2つの傾向があります

ラフ=力任せ、雑

レフ=丁寧、精密

サーフィンの場合だと
・ラフだとアウターマッスル優位で動いている状態。
・レフだと、インナーマッスル優位で動いている状態。
この様な傾向が基本的に多いです。
なので、ラフ(雑・力任せ)にテイクオフの動作をしてしまっていると考えられます。

そして身体の状態は2種類あります。

スティッフ=力が入って固まった状態で、動きが悪い。

フリー=力が抜けて緩んでいる状態、けどしっかりと力を発揮できる。

ラフ(雑・力任せ)にテイクオフの動作をすると、スティッフな固まった状態になってしまいます。
その結果、テイクオフが一瞬と感じたり、スタンスが定まらない、バタつくという原因になってしまっています。

動作とカラダの状態は相互関係にあるので、どうやるか?ってもの凄く重要になります。

余談ですが、ジョンジョンはフリーな状態で常にサーフィンしていますね。
パドルもテイクオフも、ライディングも、力任せな所って見たことないですよね^^

動作を改善するポイント

スタンスが定まらない、バタつく、動作が重たい・・・などなど抱えている悩みは色々とあると思います。
これらに共通して言えるのは、丁寧に精密にやる事で改善出来るということです。

特に、1番最初の動作をラフ(雑・力任せ)にやると、その後はもっとラフになります。
カラダの状態も固まった動きの悪いスティッフになってしまいます。

なので、テイクオフの動作を変えたいと思うならば、1番最初の動作を丁寧にやるのが重要です。
丁寧に精密にやるようにすると、段々とフリーなカラダは良い状態になってゆきます。
精密にやるのが難しかったら、焦らずに丁寧にやる事を意識する事から始めればOKです。
意外とここ知らない人多いようなので、是非やってみてください。

テイクオフの動作は

1グイ押し
2足の引きつけ
3.上半身を起こす

テイクオフの動作はこの順番ですよね。

なので、グイ押しを丁寧にやるように心がけてください。
上半身を起こさずに、両肘が外側に出ないように内旋させながらボードを押し込むのがポイントです。
陸トレでも一緒で、グイ押しを丁寧にやる事でその後の動作のやりやすさはもの凄く変わります。

もし海の中で、グイ押しが丁寧に出来ないようでしたら、その前のパドルを丁寧にやるようにしてください。
ピークに入れば波の力使えるのでボードが滑っている時間も増えるので、丁寧にパドルすると押される感覚や走り出すタイミングの感覚などなど、今まで以上に強く感じる事が出来るようになります。

下のキング・ケリーのテイクオフシークエンスをみると、丁寧な動作ですよね。
全部同時にやると、ラフになるので常に動作を分解して丁寧にやるようにしてみてくださいね。

PS.俺たち下手になったんじゃない?

  • 冬になったとたん、下手になった・・・
  • パドルも遅くなったし、思うようにリップできない・・・
  • サーフィンが思うように上手く行かない・・・
  • 疲れるのがやたらと早い・・・
  • 腕が鉛のように重たい・・・

って感じる事多いと思います。
その理由は冬のウエットで動きにくくなったからなのですが、あなたは本当の原因があるのご存じですか?
→続きを見る

 

 

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