コラム

運動神経は悪くてもサーフィンは上手くなりますか?

こんにちは、新しい体幹の教科書著者・サーフコーチ林です。

先日、一部の方にアンケートをとったのですけど
その回答の中で

  • うまくいってるときと上手く行かないときがよくある
  • 色々とやってみるけど、なかなかできない
  • 思うようにできるようにならない

という回答が、結構多かったです。
こうなってしまう理由があるので、今日はその話をしたいと思います。

そして、アンケートの回答の中には、
運動神経は悪くてもサーフィンは上手くなりますか?
という質問もあって、これと前述した3つの回答と関わってきます。

僕がたまに言われることがあるのですが、

「運動神経が良いからできるんですよ」
「上手い人のやり方でしょ」

って言葉です^^;

実は、これって全く関係ないんですよね。
生まれつきのセンスや才能が常にその要因とは限りません。
一方が身体能力が高かく筋力があったり、カラダが柔らかいからというのも関係ないです。

運動神経って年齢関係なくあげられます。
これ、本当です。
実際に僕のクライアントの方は58歳なのですが、サーフィンメチャクチャ上手くなっていますからね。

 

そもそも、運動神経ってどういうこと?
って考えた事ありますか。

運動神経がいい人の特徴は感覚が鋭いです。

感覚が鋭いってどういことかというと

カラダの各部になる感覚器というセンサーから入ってきた情報が神経を通り、情報が脳に入ります。
脳に入った情報を脳が認知します。
そして脳が認知した情報を元に、脳が関節の動きを出して、筋肉を動かして大きな動きになっていきます。

これがカラダが動く仕組みです。

そして、このセンサーの感度が高いから、「何となくこんな感じでやれば良いんだな」って思って動きます。
ちなみに、この何となくという感覚は潜在意識がやってくれています。
なので無意識的にカラダを使っているんですよね。

だからサーフィンが上手い人に聞いても、こんな感じかな〜ってスゴく抽象的になります。
そして言う人によって、「言うことがバラバラ」というのも、何となくやっているからだったりします。
まぁ、体系立てられてないという事やコンテキスト(文脈)を理解してないというのもありますが、、、

実際に運動神経ってどうやれば向上させられるのか?

それは、感覚器というセンサーを働かせる事。
そして、感覚器と脳をつなぐ神経をトレーニングする事。

ここから始める必要があります。

多くの場合が、ここをやってないんですよね。
だから分かっていても出来るようにならないんです。

  • うまくいってるときと上手く行かないときがよくある
  • 色々とやってみるけど、なかなかできない
  • 思うようにできるようにならない

という方に必ず共通しているのは、動きを一生懸命に練習していると思います。
そして、この動きしか意識してないという事が多いです。

動きしか意識してないので、自分カラダの状態がどうなっているのか?これが分かってないんですよね。
だから、毎回同じ事をやっているようで同じ事をやれてないという事が起きています。

 

何から始めれば良い?

手の平、足裏、体幹、これらのセンサーをONにする事からはじめます。
そうすると、段々と自分の意識がカラダの内側へと向いてゆきます。
こうなると脳の状態に変化が起きてきて、潜在意識を使う事が出来るようになります。
この状態になるとカラダの感度というのが上がるので、自分の感覚が鋭くなっていきます。

こんな状態をつくってから、練習してみると感じ方が全く変わります。
そして、やっていけばやっていくほど、神経が鍛えられるので感度も反応速度も上がります。
さらに、今まで意識した事が無いとこに神経が通るようになるので、カラダのコントロールがもっと上手くなります。

自分の内側の意識、体幹の動き、手や足の動き。
これらがリンクしてくると、自分が何をしているのか?が分かるようになってきます。
この状態になれば、意図して何回も繰り返し同じ動きが出来るようになって行きます。

何をやるにも、まずはやる前に状態を整える事が重要ですね。
これから始めないと、時間や努力が無駄になるだけです。

体幹のセンサーは呼吸のワークをやる事で目覚めます。
足裏は足裏の中心のウナを叩いてあげるとセンサーが目覚めます。
手の平は、手の平をこすったり手を叩いてみるとセンサーが目覚めます。

 

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