カラダの使い方

今すぐ海で試した〜〜い!ボトムターンがドライブする♬

こんにちは〜
体軸テクニカル・サーフコーチの林です。
@館山のRPCから、、、

今週、足場が組まれて屋根の簡易補修が終わりました。
これで雨漏りの心配も無くなりました^^;
毎日せっせと掃除したり、各部屋を整えて行っています〜

弊社の復興支援を兼ねたBSCの参加ありがとうございます!
すでに52名の方が参加してくれています

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今すぐ試したいシリーズの第二弾。

5月位に書いた、今すぐ試したい〜〜テイクオフ編
がメチャクチャ反応が良かったので、今回はボトムターン編ですね^^

リップアクション決めるには、ボトムターンがドライブするか?しないか。
ここにかかってきますよね。
けれど、ボトムターンって究極的に難しいと思いませんか?

ボトムターンには様々な要素があるのですが、やはり体幹(胴体)が捻れてしまうとボトムターンって上手く出来ないんですよね。
カラダが捻れる方が良いと一般的に言われていますが、カラダの原則からするとそれは間違いです。
なぜならば、体幹が捻れると全身の筋肉の連結を使えなくなり、カラダが動く順番という原則も使えなくなる、というか完全無視している状態です^^;
さらに体幹が捻れれば、テール重心になってしまいノーズが浮いたドライブの効かないボトムターンにもなる原因です。

ノーズが浮くと、ボトムを流れる水の面積が狭くなり揚力が生まれにくくなります。
サーフボードは揚力が生まれないとスピードは出ません^^
レールが入り反発力でスピードが付くのではなくて、揚力が最大限発生している状態での反発力(ボードのしなり)、この2つが揃うからスピードが出るわけです。
この違いはまた別の機会にでも書きますね。

ボトムターンでカラダが捻れないようにするためには、立甲が出来るようになるのがポイントです。

 

立甲って?

立甲って何か?というと、肩甲骨が使える前提条件です。
つまり、人間が最も効率良く肩甲骨が使える状態。

ライディングで立甲を使うと、

  • え?何このスピード?
  • ボトムターンがドライブする感覚が変わった!
  • カービングターンが最後まで回れた〜

って直ぐに感じられるんですよね^^

よく勘違いされるのが”どうやって立甲を使うのですか?”って言われるんですけど、
立甲を使うのではなくて、肩甲骨が立っている状態をつくりましょうと言うこと。

解剖学的に肩甲骨が立っている状態は、肩甲骨と肋骨に着いている前鋸筋(インナーマッスル)が使えている状態です。
つまり、脇の筋肉が効いている状態だったらOK。
肩関節を安定させるためには絶対必要な筋肉です。

そして前鋸筋は腹斜筋とつながっているので、体幹の下側(パワーハウス、もしくはインナーユニット)とつながります。
脇には体幹の上側と下側を繋ぐ役割があるということですね〜
体重をのせる効率が上がり、パワーを引き出せます。
余談ですが、筋肉がつながって動く事を筋連鎖、もしくは筋連結と呼びます

 

ライディングでは立甲を使うのではなくて
脇を効かせる事が出来ると、

  • 体幹のみぞおちから上半分が乗るようになるのでスピードが付く
  • そして、安定感が生まれる
  • さらに、腕の動きがボードに伝わる。

この様な効果が生まれるの知っていますか?

一方、脇が効いてないと

  • 体幹の下半分とアッパーボディがつながらないので、スピードが出ない
  • アッパーボディが不安定になるので、安定感がなくなる
  • 腕の降りで体幹が捻れてしまい、素早い動きが出来ない

この様にな結果を招いてしまいます。

良い状態でアクションするために、脇を使う練習をするワケなのですが、、、

スケート練習のNGな方法

例えば、スケートトレーニングで脇を締めるために
左脇にタオルを挟んでボトムターンの練習をする方法。(グーフィーフッターならば、右脇)
これ、体幹の左側が死んでしまうので、絶対的にやってはいけないトレーニング。

このトレーニングが意図していることは、
ボトムターンで体幹が捻れることを防いで、右手の降りでドライブさせる
です。

やりたい事は凄く分かるんだけど、この方法だと体幹の左側半分が固まってしまいます。
そのため、ボトムターンのバリエーションを持つ事が出来ないので、1パターンの方法しか出来なくなる。
そして、その後のリップアクションでの動きの自由さがなくなってしまいます。

カラダって「固めた瞬間に、ハイ終了。」ですからね〜

この方法の代表例はカリッサ・ムーア。
左側の半分が固まってしまっているので、合う波と合わない波が出て来る。
フェイスの広い波だと上手く出来るけど、そうで無い波だとイマイチ良くない。

もっと左脇を自由に使えれば、カラダの左半分も自由に使えるようになります。
そして、ボトムターンのバリエーションも増やせる。
リエントリーがもっとシャープにボードを返せるし、カービングターンのバリエーションを増やせて、更にスプレーの量が増える。
ってアナライズしています。

脇を締めるのではなく、手首を決める

脇を効かせるために前提条件があるの知ってますか?
これって股関節を効かせる事と、同様の前提条件があります。

脇を効かせるには、手首を安定させる事。
股関節ならば、足首を安定させる事。
これが前提条件です。

僕は手首を決めるって言ってますけどね(笑

手首を決めると、、、

  • 体幹の上半分がボードに乗るので勝手にスピードが出ます
  • そして、安定感が増します
  • さらに、ターンで腕の動きがボードに伝わります

これって、カラダを使う原則なんですよね。
手首が決まれば脇が効く。
覚えておいてくださいね^^

ブラジリアンは普通に手首を決めている

メディーナ、フィリペ、イタロ、この3人のブラジリアン。
CTの中でもズバ抜けたパフォーマンスをしています。
そして、ジョーディ・スミスも地味にズバ抜けてサーフィンをしています。
彼らは常に手首が決まっているので、体幹の上半分(アッパーボディ)を使えているんですよね〜

手首を決めるには、手首を曲げるだけです。
これで脇を効かせることが出来ます。
これはCT選手だから出来るのではなくて、カラダを使う原則なので誰でも出来ますよ^^

手首を決めるやり方は幾つかのパターンがあるのですが、もっとも簡単に出来るのが手首を曲げる方法です。

フィリペって特にフロントサイドでいつも手首が曲がっていますよね?
メディーナもバックサイドで手首が曲がっています。

人間のカラダって、ちょっとした事でカラダって上手く使えてしまいます。

カリッサも左脇を締めるではなくて、手首を曲げて左脇を効かせれば、体幹の左側の自由になり、もっと全身をつなげて良いボトムターンが出来るようになるんですよね。
ボトムターンでカラダが捻れてしまう人も同様で、手首を曲げてボトムターンに入ってみてください。

両方の手首を曲げる。
ただこれだけで、ターンが伸びます。
そして、なんかスピード出てるかも?って感じられます。
さらに、カービングターンを失敗していたならば、あれ?ターン出来た!って驚きますよ。

 

ただこれだけなんですけどメチャクチャ強力に効果があります。
是非やってみてくださいね^^

P.S.

BSCには、一般的には知られてない膨大な量の情報で溢れています。
実際に60代の方も違いを感じられて、感動しました!って言ってくれています。
更に、プロを目指しているサーファーにも教えている内容もありますよ^^

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