カラダの使い方

テイクオフのパドルで一番最悪な方法

こんにちは、体軸サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

今日は

テイクオフで一番最悪なパドルの方法とその改善方法

についてシェアしたいと思います。

  • 自分がピークにいるのに波を取られる、なんで俺の方が遅いんだ???
  • 波に乗れる本数が少なくなって、下手になっている気がする・・・
  • 波が自分を通り過ぎていってなかなか乗れず、何故乗れないのかわららない・・・

って方に多いテイクオフでのパドルの方法が、、、

テイクオフのパドルで背中を反る

もう、これ、一番最悪な方法。
って知ってましたか?

まぁ、僕自身も昔はそうだと思っていたし、同じ事をやっていたんですよね。
ホント^^;
そしたらさぁ、どんどん乗れなくなっていくんですよ・・・
乗る本数が減っていくわけさ〜

乗れなくなるとムキになって、力一杯漕ぐでしょ?
そうすると、腕や肩がパンパンになるの。
波を取ってもライディングがボロボロなんだよね。

パドルで力一杯動いてるから、テイクオフも力に頼るようになって疲れる・・・
テイクオフだけで息上がっちゃってるの(笑
水泳とかジョギングして、心肺機能上げてるのに、息上がるって(>。<)

30歳位の時はこのやり方でも、問題なかったけどね。
32歳位から、もう全然ダメで下手になっていく一方。
なぁ〜んで最近、サーフィン下手になっていってるのかな〜って思っていたわけですよね。

それで、色々とビデオ見たり先輩のプロを見て気付いたわけです。
パドルで背中を反るって方法論や、この様な事を言う専門家は間違っているってね。
CTサーファーでテイクオフで背中を反ってパドルしている人、1人もいないじゃんって。

パドルで背中を反るアドバイスを元にあなたも同じようやってきたかもしれませんね。
けれど結果は変わりませんでしたよね?
僕の場合は、残念ながらダメな方に変わっていきましたね。

感覚的には背中を反った方が強くパドル出来ると思えんですけどね^^;
背中を反れば肩に力入れやすくなるから、パドルが強く出来るという感覚になる。
けれど、これがデプレッション・スパイラス(憂鬱な連鎖)に入って行くトリガーでしたね。
肩のアウターマッスルの三角筋を使っているので、全身に力が入って力んでいくので動きは硬くなり更に力任せになる(笑

今だったら、それじゃぁ〜ダメだよねって理論的に説明出来る。

この方法がダメな理由

先日の動画で説明した、腹ばいでの重心ってありましたよね。
この動画
↓ ↓ ↓

背中を反れば、重心が後ろに下がります。
後ろに下がればノーズが上がるから、波を捕まえられなくなりますよね。
パワーゾーンに入ってピークの芯を捉えても、波がボードを通り抜けていく・・・
ノーズが上がっているから、当たり前ですよね。

これをやっている時によくおきていたのが、自分の方がピークにいるのにショルダー側の人にテイクオフで抜かれる。
もう、これ、イラつきますよね・・・

背中を反ればボードと接地している支持基底面が狭くなり、狭い箇所にあなたの体重が乗り、さらにボードからの反力も加わり腰が高負荷状態なので疲れますよね。
あたりまえですが、腰は痛くなります。

そして背中を反れば背骨の自由さが失われてしまうので、腕や肩の力に頼ったパドルになる。
肩に頼ったパドルをするので、負担がかかるので肩がパンパンになる。
そして、背中を反っているので反り腰となり、上半身と下半身の重さが腰に集中する。
この負荷は集中する場所が胸椎11番〜腰椎3番。
この5つの骨はもの凄く不安定な骨なので、背中を反れば反るほど腰も反るので腹圧が下がり、腹部が安定しなくなり腰に余計に負担がかかります。


これの解消方法は、腹圧の1つである陰圧をかけて、胸椎12番から腰椎5番についている大腰筋を効かせると、不安定な背骨が安定します。
腹部が安定するということと、股関節も効くので足も使えるようになります。

腹圧を掛けて大腰筋が効くと、全身を使った動きが可能になります。

上半身と下半身をつなげる事が出来るというわけですね。
パドリングだと腕で漕ぐストロークが腕だけでなく、
腕→脇→腹部→股関節→太もも→ヒザ下→足裏
この様に連結させて使う事が出来るようになります。
少ない力で大きな力を得る事が出来るという、本来のカラダの使い方が出来るわけですね。

上虚下実

武道で上虚下実という、状態を表す言葉があります。
上半身の頭、肩、手に力みが無い状態で、重心がへそ下に落ちて下半身が安定して力が満ちている状態を表します。
腹部が安定し、股関節が効くので安定した動きが出来るようになります。

ちなみに、勘違いされる事が多いのですが、力が満ちているというのは力が入っている事とは違います。
力が入っていれば筋肉が収縮して固まった状態になっているので、俊敏な動きは出来ません。

パドリングでも同様で、腹部が安定し股関節を効かせる事が出来ると、ストロークを力まずにやる事が出来ます。
背中を反れば腹部の安定は無くなるので、下半身が使えなくなります。
その結果、腕や肩の力に頼ったパドリングになってしまいます。

腹部が安定し股関節が効くと、パドリングのストロークが全身運動に変わります。
前述した「腕→脇→腹部→股関節→太もも→ヒザ下→足裏」この連結です。

なんかめっちゃパドル速い人いますよね?
実際、今年のゴールドコーストでジョンジョンのパドルを真横で見ましたけど、涼しい顔してめっちゃ速かったです。
ストロークが肩でも腕でもなく全身運動になっているので、自動的に速くなります。

テイクオフのパドルは重心を前に持っていく

テイクオフのパドルでノーズが下がっていれば、波の力使いやすいですよね。
波に乗るのに波の力を使えなければ、テイクオフで周りの誰よりも速く滑り出す事は不可能です。
そのためには、支持基底面での重心を前に移動するのがポイントです。
背中を反れば重心は後方に移動するので、ノーズは上がってしまいます。

パドルで乗るから波の力をいかに使うか?に考え方をシフトするのがポイントです。

胸までべったりと付けて、重心を移動させる方法を探してみてください。
ただ単に、アゴをボードに付けても重心は移動しないです。
あるちょっとしたコツで簡単に出来るようになりますよ。
最終的には3段階ほど、腹ばいの状態でノーズコントロール出来るようになれば、波によって使い分けられるのでテイクオフスキルが上がります^^
是非、やってみてくださいね〜

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P.P.S.31年間、無駄な事をしてたなんて、、、

サーフィン始めて31年経ちますが、肩が疲れる・痛くなるのは当たり前で、パドルは忍耐だと思っていました。
長時間のサーフィンは腰に堪えるし当たり前だと思っていたので、こんなにもパドルが疲れないと体験したとき、人生の半分近くが過ぎている事に呆然としました。

31年のキャリアがある58歳の高橋さんでもパドリングが変る事ができた、ある秘訣とは、、、
→続きはこちらから

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