BLOG

【アナライズ】デーン・レイノルズの修正点

こんにちわ、サーフコーチの林です。

昨日・一昨日の続きでデーンレイノルズのムービーから
サーフィンをアナライズしましょう。

 

http://youtu.be/l7ZVX2dlmkE

 

一昨日はテイクオフからファーストターンの
ボトムターンまでをアナライズをしました。
http://www.revwet.com/?p=2215

 

昨日は、トップターンのアナライズです。
http://www.revwet.com/?p=2222

 

今日は、デーンの何処を改善するともっと良くなるのか??
についてです。

 

世界のトップは改善点がないって思うかもしれませんが、
彼らは改善点を見つけ進化させています。

今年、一番進化させたのはジュリアン・ウイルソンでしょう。
メンタル面もサーフィンも一気に進化させた結果が、今年のWCTの
ランキングに表れていると思います。

 

さて、本題です。
Wave Of The Dayの9.4のハイスコアを出していますが、
個人的には2ターン目を改善していく余地があると思います。

 

2ターン目の後半は、あきらかにスピードが落ちています。
デーンがこのターンをしているのをよく見かけます。

 

スクリーンショット 2013-11-28 12.58.09

この失速している原因が、カービングターンにおけるフィニッシュ前のカラダの使い方にあります。
この時に、両手が前に出てて背中が丸まってしまっています。
肩も閉じていますよね。

 

それが原因で、上半身の動きが止まってしまい、それにより骨盤もスムーズに動かなくなっています。
この時に左の肩がもう少しだけスープ側に向いていれば、骨盤もスムーズに動き股関節間の体重移動がスムーズになったはずです。

 

実は、ターンフィニッシュ前の右腕が前の方に移動してきたときがポイント。
この時に左手が水の中に入っています。
そして、その左手は右手がカラダの前に来るまで動いていない。
このために背中が丸まってしまうのです。

 スクリーンショット 2013-11-28 13.02.58 スクリーンショット 2013-11-28 12.56.01

この時に左腕が水面から出て上に肩より高く上がっていれば、左肩は左後ろに流れるように動くので、
ここからもっとスムーズに上半身が動くようになります。
そして、骨盤も同様に動くようになります。

ミスしていないときはこんな感じです。

スクリーンショット 2013-06-20 10.10.09

 

左肩がもっとまわっていて、あきらかに、カラダのバランスもターンのスムーズさもちがいます。

この左腕と左肩の動きが改善されれば、もっとエグいカービングターンに変わります。
よく見るケリーのカービングフィニッシュのみたくなります。

913672_10200111254453245_575197159_o-1

 

そうしたら、ジャッジの印象も全然変わるのでもっと点数が上がったでしょう。
9.4から9.8とか位まで上がったかもしれません。

 

まぁ、このライディングでも充分過ぎるくらい、ハンパ無いんですけどね^^

 

骨格の動きを理解した上で、上半身や腕は最後のフォローとして使えば、ライディングをもっと進化させることが出来ます。

 

上半身を被せたり、腕でターンをリードする、上半身をひねる、上半身からリードする。
これらは基本的に間違いです。
腕や上半身はフォローとして使うに留めるのがポイントです。

 

ちなみに、上半身からリードするとバランスはめちゃくちゃになりますよ。
バックサイドで、上半身からリードしてみたけど、途中で止まってしまうって経験ありませんか?
それは、バランスが崩れてしまったために止まってしまうのです・・・・

 

P.S.
サーフィンアナライズする事で、上達が早くなりますよ。
あなたのサーフィンをアナライズ(分析)して、
どの様に改善したら良いかを知りたくないですか?

来年は4月までコーチングでシークエンス撮影は行う予定がありません。
シークエンス撮影&アナライズ付きのコーチングは12月までです。

レバレッジ・サーフコーチング

 

 

 

(Visited 119 times, 1 visits today)

【アナライズ】デーン・レイノルズ後半前のページ

始まる前から既に負けている次のページ

ピックアップ記事

  1. 冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??

  2. サーフィンが疲れる最大の原因

  3. ドライスーツを越えた暖かさ

  4. 動きやすさのカギは肩甲骨

  5. 僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ

関連記事

  1. BLOG

    波に乗る本数を増やす秘訣

    おはようございます、体軸サーフコーチの林です。館山の自宅から、、、…

  2. BLOG

    おお!余裕が生まれる〜

    こんにちは、サーフコーチの林です。館山のRPCから、、、先日は…

  3. BLOG

    同じ事をやるから波に乗れない

    こんにちわ、サーフコーチの林です。 目の前に波が来た。 岸に背…

  4. BLOG

    殆どの人が意識してないこと

    こんにちわ、サーフコーチの林です。館山のRPCから、、、殆…

  5. BLOG

    ライディングでスピードが出ない共通の原因を改善す方法

    こんばんわ、サーフコーチの林です。今日は、ライ…

  6. BLOG

    テイクオフ後のスピードの付け方

    こんにちは、体軸サーフコーチ林です。館山のRPCから、、、今日…

オススメの記事
  1. パフォーマンススーツ

    ドライスーツを越えた暖かさ
  2. パフォーマンススーツ

    冬の波良い日に満足ゆくまでサーフィンしたい??
  3. パフォーマンススーツ

    サーフィンが疲れる最大の原因
  4. コラム

    ウエットスーツの三重苦:動きが重たくなる原因
  5. BLOG

    僕がパフォーマンス・スーツを作ったきっかけ
PAGE TOP