From:吉祥寺のスタバから
こんにちわ、Rev.wetsuitsの林です。
世間一般では加速する時に踏み込むって言うのがセオリーなのではないかなって思います。
しかし、それでは加速しないんです・・・
スピード出したいから、一生懸命に前足で踏み込んでみてもスピードが出ない・・・
どうやったらスピードが出るのかな??
なんて思っている人が殆どなのではないかなって思います。
WCTのトップサーファーは踏み込むという動作で加速しているのではなく、骨盤を上手に使い加速しているんです。
昨年、某プロに骨盤の使い方をレクチャーしたのですが、そしたらサーフィンのスピードがかなりアップしました。
今までとは段違いのスピードが出るようになったんですよね。
一生懸命踏み込むと・・・
スケートで一生懸命踏み込んでスピードを付けても、それは海では役に立たないんです。
その理由は・・・水だから。
水面を一生懸命に踏み込めば踏み込むほど、その踏み込んだエネルギーは逃げて行きます。
アスファルトと違い、踏み込んだエネルギーは100%返ってこないですよね。
これだと、かなりのエネルギーをロスしていることになりますよね。
無理に踏み込んだ時点で、レールが喰ってしまい失速したり思うようなラインを描けないって事が起きるんです。
レバレッジは全く効いていないですよね。
サーフィンで加速のヒントは骨盤
それは、骨盤を上手に使うということ。
まず、この骨盤が起きているということが大前提になってきます。
骨盤は上半身と下半身をつなぐ重要な骨です。
その骨盤が起きているという事は、どの様な事かというと骨盤が前傾していること。
理想の角度は30度前傾しているのが理想と言われています。
ボトムターンの写真とかで、お尻が突き出ている写真を見ることないですか?
あれは、骨盤が起きているから出来る事で、骨盤が寝ていたら腰が丸まっている状態になり、お尻が突き出ることはまずありません。
骨盤が起きていると股関節がスムーズに動くようになり、骨盤を自在に動かせるようになります。
ムダな力みが抜けるので、ターンも加速もスムーズに行う事ができるようになる。
そして、大きい波での深いく長いボトムターンが実現するんです。
サーフィンでどの様に骨盤を使うか
文章で説明するのは凄く難しいのですが・・・
基本は軽く腰が沿っている状態で、前足のヒザに胸が近づいた状態から、おへそを前に出すように軸の上で真っ直ぐに上に伸びる。(伸び上がりすぎないように注意です。)
この伸びる時の動作が踏み込んでいるように見えるんですね。
この動作を行うには全ての関節が正しいポジションにある。
これが大前提なのですが。
エアーもリップこの骨盤の動作の延長線上
実は、エアーで飛び上がるのも、この骨盤の動作の延長線上です。
先程説明した骨盤の動作の時間が長くなり、空中に飛び出しても動作の続きが行われています。
だから、飛び出した後に水面で蹴った後が残っていないのですね〜
骨盤が使えるようになったら日本人からもWCT入れるサーファーが出ると思う。
と個人的には思っています。
ただ単にサーフィンが上手なだけでは無理ですけどね。
イメージやメンタルなども必要ということですね。
日本人は骨盤が寝てしまっている。
「骨盤が寝ている=後傾している」です。
コンビニで立ち読みしている人や通勤途中で立っている人を観察してみて下さい。
腰が前に出て、首がもニョキって前に出てる人、凄く多いです。
猫背の人も基本的には骨盤が後傾しています。
これでは、パフォーマンスはアップしませんし、ヒザが痛い、腰が痛い、肩が凝るなど痛みにつながるんですね。
この骨盤の後傾を改善するには日常からの意識を変えて、正しい姿勢を実践する事がポイントです。
骨盤から動かし、そして、骨全部を使ってサーフィンする。
そうすればレバレッジを効かせたサーフィンが出来るようになりますよ。