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テイクオフをスローモーションにする:1

こんにちわ、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

 

今日は昨日に引き続き、
テイクオフ動作のチェックポイントですね〜

もしあなたがテイクオフを一瞬って感じているなら
テイクオフのスキルは全然足りていないです。

テイクオフがスローモーションに感じられるようになると
テイクオフが得意だって言ってもイイと思います。

スローモーションに感じるためにはどうしたら良いのか?
それは、テイクオフの動きを分解してやって行き、
各動作でインナーマッスルを上手に使ってあげることで
スローモーションになってゆきます。

「テイクオフは一気に立つ」って考えていると
基本焦ってしまい、アウターマッスルを使った
力任せにテイクオフしてしまいます。

その結果、筋肉が感じるセンサーが働かなくなり
一瞬に感じてしまいます。

さらには、
・スタンスが決まらないとか
・テイクオフ後に失速してしまう、
・なかなかスピードを付けられない、、、
こんな要因にもなります。

筋肉のセンサーが有効活用するには

インナーマッスルを連動して使う事がポイントになって来ます。
なぜなら、カラダはインナーマッスル→アウターマッスルという
順番で動く原理があるからです。
インナーマッスルを使う事でしなやかでスムーズに動作する事が出来ます。

その為にはテイクオフの動作を3ステップに分解して
インナーマッスルを連動させ筋肉のセンサーを最大活用し、
各動作のコツを身につけるとテイクオフを
スローモーションにする事が出来ます。

何故3ステップかというと、
これ以上多くなると複雑になってしまうからです。

どうしたら良いのか分からない・・・
何処かのプロセスが抜けてしまう・・・
間違った動きをしてしまう・・・

という事が起きたりします。

さらに、CTサーファーやトップサーファーは
どんな時も3ステップです。

全部一緒にやろうとすると精度が低くなります。
体操の内村航平選手も、ノートにワザを分解して
イメージトレーニングでしている位です。

オリンピック選手ですら動作を分解して考えている位なので、
サーフィンの動作も分解して考えると頭にスーッと入ってゆきます

 

さて、今日もデーン先生のムービーから。

昨日はパドルしている時点でのチェック項目でした。

今日はテイクオフ動作の前編です。

・進行方向に顔を向けてるか?
・手の位置はどこにある?
・脇締めてる?

進行方向に顔を向けてるか?

もう、ここ抜けている人多すぎです。
前足を付いてから進行方向見ているなら遅いです。

ボードが滑り始めたら進行方向のボトム、
もしくはセクション(アクションする場所)を見てゆきます。

なぜなら、足を着いてから進行方向や波をみても
波を読むことが出来ないからです。

足付いてから進行方向を見ると、大抵の場合焦ります。
あと、かなり先のリップラインまで見ると走りすぎる原因になります。

1stセクションは何処にあるのか?
ブレイクの幅や波質に合わせてどのラインで下りるのか?
を把握するためにも、ボードが走り始めたら進行方向に顔を向けて
ボトムもしくはセクションを見てゆく事で、
一番難しい1stマニュバーを入れることが出来ます。

 

手の位置はどこにある?

手の位置凄く重要です。
腰の横やお腹の横にあると、背中を反ってしまう原因になります。

なぜなら、腰の横やお腹の横に手があると
自分で上半身を起こそうとしてしまいます。
この後の動作のノーズを押し込む動作が出来なくなり、
ボードを押し込む力と波の力の反作用による加速を使えなくなります。

背中を反るとノーズも浮いてしまうので、
波の前に出ることが出来なくなりますよね。
あと、背中を反る動作はテイクオフで疲れる原因にも、、、

さらに、背中を反ってしまうとみぞおちが張ってしまうので
インナーマッスルの筋連鎖が使えなくなり、
アウターマッスルを使い腕の力で動作をしてしまいます。
その結果、この後の足を持ってくる動作がやりにくくなります。

手は胸の横に置くと、この後のノーズの押し込む動作がやりやすくなります。

脇締めてる?

手をついた時、脇が空いてるか?脇がしまっているか?
で、ノーズを押し込む動作をアウターマッスルを使うのか?
それともインナーマッスルを使うのかが決まってきます。

なぜなら、脇が空いて、ヒジが手より外側(ボードの外)に
あると腕の力を使ってしまい、アウターマッスルを使ってしまいます。
しかし、脇を締めてヒジと手が一直線になると
インナーマッスルの前鋸筋を使う事が出来ます。

前鋸筋を使う事でインナーマッスルの筋連鎖を使う事が出来るようになり、
テイクオフの動作がスローモーションに感じられるようになります。

その為にも、手をついたら脇を締めて、手とヒジが一直線のラインに来るようにする事が
インナーマッスルの筋連鎖を使うキーになってきます。

デーンのムービーで以下をチェックしてみてくださいね

・進行方向に顔を向けてる
・手の位置はどこにある?
・脇締めてる?

 

PS.

テイクオフは沢山の情報処理をしなければならないので
いかにスローモーションに感じられるようになるのかが、
サーフィン上達のキーになって来ます。

その為にはインナーマッスルの筋連鎖を付けるようになる必要があります。
インナーマッスルの筋連鎖を使ったテイクオフ

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