From 林英祐
仙川のスタバから
こんにちわ、林です。
明日から週末ですね。
ちょっと気温が下がり、寒い週末になってしまいそうですが、役に立つ情報をお届けしたいと思います!!
今日はミック・ファニングのテイクオフを解説したいと思います。
今回は2009年のカリフォルニア・トラッセルズの大会での映像です。
一般的には背中を反って一生懸命前の方を漕いでスピードを付けてテイクオフすると言われていますよね。
実は、これ間違っているんですね・・・・
テイクオフが速い人を海の中で観察してみて下さい。
前の方を漕ぐより、後の方まで漕ぐと言う事をやっています。
背中を反る
→広背筋などの背中の筋肉に力が入る
→肩中心のパドルとなり身体全体を使う事が出来なくなる。
→お尻〜ハムストリングに力が入るのでヒザ付近に重心が掛かるからノーズが上がる。
前の方を漕ぐ
→前を漕いでも実は進まない
→手を前に出すと自分でバランスを崩してしまうので、太ももに力が入る→ノーズが上がる
→肩中心にパドルする事になり、身体全体を使えなくなる→すぐに肩がパンパンになる
身体に力が入る
→次のアクションに移りたい時に、瞬時に動けない。
それは、力を入れている筋肉を緩ませてからでないと、次の動作へ移る事が出来ないから。
→気になり波が掘れたなどの想定外の事が起こった際、瞬時に対応出来ないのでワイプアウトやパーリングへとつながる。
→オンショアでなかなか波に乗れない。
サーフィンの原理を知り、身体の正しい使い方を知っていれば、こういう事が分かるようになりますよね。
それではミックのテイクオフを見てみましょう。
このビデオの0:23〜0:26にヒントが隠されています。
テイクオフをラクにする9つのポイント
このビデオの0:23〜0:26で良く分かるのが
・背中を反っていない
・手を前に出していない
・ヒジの位置は肩の少し前
・肩甲骨が前後に動いている
・身体の横をパドルしている
・深く漕いでいない
・ヒジが曲がっている
・身体の近くを漕いでいる
・段々とパドルで漕ぐ距離を小さくして波のエネルギーを利用している
と言う事です。
ミックの行っている9つのポイントのメリットは・・・
・背中を反らないので、ノーズが下げやすくなる
・ノーズが下がれば、波のエネルギーを利用してラクにテイクオフが出来る
・広背筋をロックしないので、肩甲骨が前後に動きストロークが後まで伸びるようになります
・身体の近くを漕ぐのでボードが安定する
・肘が曲がっているので、バランスが崩れにくく、後まで真っ直ぐに漕げるようになる
・深く漕いでいないので、ボードの上でバランスが崩れない
・波のエネルギーを利用する事でスムーズでラクにテイクオフが出来、スピードが自然と付く
こういうメリットがあるわけですね。
波のエネルギーを利用して、レバレッジを効かせる事で効率よくスピードを付けられるテイクオフが出来るようになってきます。
これらを行う事でスネ〜ヒザの波でも2~3回のパドルでテイクオフが出来きるようになりますよ♪
ビデオのキャプチャーを撮ったので参考にしてみてください。
P.S.
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