カラダの使い方

パフォーマンスに影響するの体幹の動き

こんにちはサーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

今日はサーフィンのパフォーマンスに影響する
体幹の動きについて書いてゆきたいと思います。

テイクオフの動作やライディングの動作でパフォーマンスに影響するのが体幹の状態です。

特にサーフィンのパフォーマンスに影響する動作があります。
それが「みぞおちを丸める」という動作です。

ヨガのアーサナもみぞおちを丸めて使うとカラダを痛めにくくなりますね。
特にバカアーサナというアーサナもみぞおちを丸めるとやりやすくなります。

なぜ、みぞおちを丸めるとパフォーマンスが向上するのか?

なぜなら、「みぞおちを丸める」という動作は横隔膜が下がり、おへそから指4本下にある下丹田に力を溜め込むことが出来るようになるからです。
その結果、腹圧を掛ける事が出来るようになります。

「みぞおちを丸める」という動作は、テイクオフで股関節のたたみ込み動作がやりやすくなり足の引きつけをスムーズにしてくれます。
ライディングでは、ボトムターンに入る前にみぞおちを丸めるとしっかりと体重を乗せることが出来るようになるので、ボードがドライブしスピードのあるボトムターンを実現します。
カービングやスナップなどのリップアクションでは、上半身のローテーションの動作をボードに伝える役割になるのでスプレーとスピードを出す事が出来ます。

みぞおちを丸めるとカラダが動く原則を使えるようになります

カラダは一番最初に深層のインナーマッスルである、コアマッスルが一番最初に動くというカラダの法則があります。
ピラティスだとパワーハウスと呼ばれる筋肉群で、土台の骨盤底筋群、支柱の多裂筋、壁の腹横筋、屋根の横隔膜と4つのインナーマッスルの事です。
みぞおちを丸めるとこれらのインナーマッスルを上手に使う事が出来、上半身と下半身のインナーマッスルを連結して動かす事が出来るようになります。

横隔膜は太ももの骨の大腿骨と繋がっている大腰筋と連結します。
腹斜筋は肩甲骨の内側にある前鋸筋と腹斜筋と連結して動いてくれます。
骨盤底筋群は太ももの内転筋群と連結して動いてくれます。
多裂筋は腸肋筋を伝い大腰筋へと連結します。

この様に、コアマッスルが安定すると、足や腕の動きをつなげることが出来るようになります。

トライアスロンのバイク(自転車)を漕ぐときのフォームは、みぞおちを丸めるようにしてペダルを漕ぎます。
これも、コアマッスルからパワーを発揮してくれ、インナーマッスルの筋連鎖を使う事が出来るので全身のインナーマッスルを総動員できるようになります。

 

みぞおちを丸める練習方法

まずは立っている状態から始めてゆきます。
いきなりサーフィンの競技姿勢でやっても上手く出来るようになりませんので^^

1.両足は肩幅に広げて、べた足にして足の外側に乗るようにします。

この時、軽くヒザは曲げてくださいね。
ヒザを伸ばすと、太ももの大腿四頭筋に力が入ってしまい、腹直筋にも力が入ってしまいます。

2.みぞおちを指で軽く押してみます

みぞおちの正確な場所は、おへそから指4本上が正しい場所です。
軽く押したときに、少し痛みを感じる方は気持ち悪くならない程度で。
奥の方で張りを感じるなら、みぞおちが張っている状態です。

3.みぞおちを指で押した時に、みぞおちを丸めるます

指でおしながらみぞおちを丸めると骨盤が少し後傾する感じになります。
みぞおちが柔らかくなると中指の第二関節位まで入るようになります。
この時に、ヒザが前に出て背中が丸まらないように注意してくださいね。

みぞおちの後ろは横隔膜と大腰筋が背骨に付いている胸椎12番があります。
ここが使えるようになるとテイクオフの動作は軽くなります。
更に、トップアクションでパワーを出したいときにもこの動作が効いてきます。

 

サーフィンの各動作でやるタイミング

テイクオフならば、腕を伸ばしきったらみぞおちを丸めます。
ライディングならば、ターンに入る前にみぞおちを丸めるようにします。

特にリップアクションで腰を反ってしまうと足だけになってしまいスプレーが飛ばなくなります。
リップアクションに入る前にもみぞおちを丸めてみてくださいね。

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PS.コアマッスルをサポートくれるのがコレ

コアマッスルを囲むように骨盤周りにテーピングを施し、さらにウエスト周りにもコンプレッションを入れ、下丹田に力を溜め込むように腹圧を掛けたときパフォーマンスが強化されます。
さらにコアマッスルが安定しているので、連結している体幹や肢体である足や腕のインナーマッスルが付けるようになるので動きがスムーズになり、パフォーマンスが向上します。

パフォーマンス・インナーをを詳しく見る

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