パフォーマンススーツ

ウエットスーツを着ると動きにくくなる原因

動きにくくなる原因は筋肉のバランスが悪くなり、その結果骨格バランスが崩れること発生しています。
筋肉のバランスが崩れると、姿勢が悪くなりカラダにゆがみが発生します
あなたがウエットスーツを着て、姿勢が悪くなる感じがする・・・
と感じたら、それは着てはいけないウエットスーツで、動きにくくなる最大の原因になっています。

インナー優位 OR アウター優位

インナー優位になると身体の動きを安定させる筋肉が優位に機能し、軸が安定し肩甲骨や股関節の動きが最もスムーズに動くようになります。

アウター優位になるとアウターマッスルに力が入り筋肉が引っ張り合い、上半身の動きの要の肩甲骨に下半身の動きを左右する股関節を使えなくなり、更にカラダの動きと安定感を出すためのインナーが劣位になり、不安定な状態となり動きが悪くなります。

その結果、動きが重くなりすぐに疲労感を感じ最悪の場合、怪我やシビれ等へとつながります。

 

パドルが辛くなる最大の原因

生地の厚いウエットを着たから動きにくくなる。 これは当たり前じゃんと思われたと思います。
しかし、もっと重要な原因があります。

簡単に書くと、ウエットを着たことで姿勢が悪くなり動きにくい状態になってしまったからです。カラダは動きやすい状態とそうでない状態があります。

その違いは骨格のバランスが整っているか?そうでないか?
簡単にいうと、姿勢が悪いか良いかで変わるということです。

そして筋肉は筋膜で包まれ、つながっています。 姿勢が悪くなれば、筋肉が引っ張りあってしまい、伸び縮みの範囲が狭くなってしまいます。

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姿勢が悪くなるということは関節の可動範囲が小さくなり動きが制限されてしまいます。
その為に動きにくさが出るという事につながるんです。
その結果、思うようにカラダが動かず下手になったんじゃない?
って感じる最大の原因になっています。

 

パドリングで必要な筋肉

パドリングをで必要な筋肉をのタイプは2つに分かれます。
パドリングを支える筋肉、そしてストロークするための筋肉、この2つです。

パドリングをするためにはパドリングの姿勢を保つ必要があります。 サーフボードの上で軽く上半身を起こした姿勢をキープしながら、ストロークをする。
意外と見落とされがちな点が、このパドリングの姿勢を保つ筋肉があるという事です。

 

パドリングを支える2つの筋肉

まずは1つは、

背骨を安定させるための筋肉群

背骨を安定させるための筋肉群はパワーハウスと呼ばれることもあり、カラダの全ての動きを支える土台です。

その筋肉は4つから成り立ちます。

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土台となる、骨盤底筋群
背骨を支える支柱の役目、多裂筋
コルセットの役割をする、腹横筋
屋根の役割、横隔膜

です。
この土台となる筋肉群がしっかりとする安定する事で、パドリングの安定感につながります。

 

そして2つめは、

上半身の姿勢を保つための筋肉。

背骨の両横に沿って付いている筋肉の脊柱起立筋が上半身を軽く起こすのに使われる筋肉です。
この脊柱起立筋がじわりじわりと力を出して パドルの姿勢をサポートしているんですよね。

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パドリングフォームをキープするためには脊柱起立筋だけではなく、筋膜でつながっているの前頭骨から脊柱起立筋、仙結節靱帯、ハムストリング、下腿三頭筋、足底筋膜までを使います。

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実際、パドルの姿勢って普段しない筋肉の使い方なので 、サーフィンで最も疲れる要因です。
脊柱起立筋が発達するとパドルが安定して早くなり、長時間のパドルが出来るようになります。

ウエットスーツのマテリアルの性能が動きにくさの根本的な解消へはつながりません。
現在主流の大きめサイズで設計されたウエットスーツの長袖・長ズボンが掛ける負荷により骨格のバランスが崩れることが動きが悪くなる最大の要因なのです。

人のカラダには最も効率よく動ける骨格と筋肉のバランスがあります。
それを解剖学ではニュートラルポジションと呼ばれています。

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このニュートラルポジションからズレると、筋肉は筋膜で包まれつながっているので 姿勢が悪くなれば、筋肉が引っ張りあってしまい、筋肉の伸び縮みの範囲が狭くなりカラダは動きにくくなって当然です。

特にパドリングに影響する肩周りがニュートラルポジションから崩れることで腕が重たくなり、パドリングのストロークが辛くなる最大の原因につながっています。

さらには、冬のウエットで腕の重たさを感じる原因でもあります。

 

テイクオフの動作がもたつく原因

冬のウエットを着るとテイクオフで足が出しにくくなる原因も、実は肩周りの骨格バランスが崩れる所から影響されています。

カラダの中心となる、背骨。 肩周りのバランスが崩れる事で、背骨のバランスも崩れます。 背骨は背中から下半身に掛けて、筋肉がつながっている場所です。

例えば背中が丸まると腰も丸まり、下半身の動きに影響を及ぼすのです。

テイクオフで腰が丸まると、スタンスが定まらないとか腰高のテイクオフになる・・・
足が出なくなる・・・

これらの原因になります。
これらを改善するには、筋力トレーニングが必要になってきますよね、、、

しかし、カラダのバランスが崩れる事はカラダの様々な箇所に負担を掛けてしまいます。
首が痛くなったり、腕がしびれたり、肩が痛くなったり、腰が痛くなる。 これらの最大の要因です。

いくら筋トレして鍛えても、外側から大きな負荷を掛けられていたら、動きの根幹骨格のバランスが悪くなってしまい必要以上の筋力やエネルギーを必要とし、さらに消耗してしまいます。

かなり非効率なのではないでしょうか?


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