こんばんわ、林です。
今回は、リッピングについてですね。
先日のWT第1戦のゴールドコーストからASPから写真を借用して書いてみようと思います。
なかなか一連のシークエンス写真って無いのですが、 様々な写真から色々な事が分かります。
まずは、アダム・メリング。
この状態の時に、右腕を振り回す人が多いのですが、実はこれが間違っているのです。
この時に腕を振るからメイク出来ないんですよね。だって、自分でバランスを崩してワイプアウトしに行く原因をつくっているのですから・・・
実は簡単に波のカールがボードを返してくれます。
ここで右腕を振り回していたら、この両腕の形にはならないのです。
あと、ここでポイントは腰の向きですね。
ボードより先行して動いています。もしここでボードと同じ角度に腰の位置があると、上半身は後の方へ 流れるのでトップで止まってしまいます。
要はフローしないと言う事ですね。
次は、タジ・バロー。
エアー気味の全フィン抜きリップの写真ですねぇ〜。タジお得意のアクションです。
もし、ここで上半身を振り回していたら、腕はこのポジションに来ません。
腕が前の方向にあるか、リカバリーするために腕が後に流れるようなポジションに鳴ってるはずです。
あと、ココでテールを蹴っているように見えるのですが、ボードの中心に身体の軸がありますよね。前足と頭の位置をみてみてください。
もし、ここでテールを蹴ったら腰のある位置はもっとテールよりになってしまい、テール中心のターンになるんのでココまでフィンが抜けなくなります。
スレーター大先生。
腰の位置と頭の位置を見てみて下さい。
ボードのほぼ真ん中に ありますよね。それが彼のスピードとスプレーの量につながっています。
この後ろ足もただ、伸ばしているだけ〜なんです。
蹴っていたら、もっと後よりの重心になるし、ここで後にいたらワイプアウトにつながってくると思います。
3人とも共通しているのが、腕が身体より後にあるか身体と同じラインにあるということ。
腕が前に出ていると言う事が無いと言う事です。
上半身を振り回すのではなく、トップへ上がる際にはボードの真ん中に戻り、腰から回るようにしてみましょう。
そうするだけで、板は簡単に返りますし、スピードが落ちずに リップ出来るようになります。
腕から回すとバランスを崩し、 途中で動きが止まってしまいますよ。
写真はASPからお借りしてきました。Thanx!
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