解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。
館山のRPCから、、、
今日はGWのど真ん中ですね〜いつも通り、仕事していますけどね^^
昨日の夕方は頭位の良い波を久々に堪能しました。1時間ほどですが。
今日はGWでトリップなどに行っている方も多いと思うので
初めて入るポイントや久しぶりのポイントで
良いサーフィンをするための秘訣
をシェアしたいと思います。
それは、メンタルリハーサルと呼ばれてて、アスリートが試合前に必ずやっている事です。
そして、海に入る前にやる事で大きな違いが出ます。
ロブ・マチャドが日本に来た時のエピソード
10年位前にロブ・マチャドが日本に来た時のエピソードを聞いた話しなのですが、
ダブル位の良い波で、マチャドは海をずーっと見てたそうです。
その間に色々なサーファーが海に入って行っています。
30分経ってもマチャドは海に入ろうとせずに、ずーっと海を見てたそうです。
目の前に良い波がバンバン割れているのにもかかわらずに・・・
確か90分程経ってから、マチャドが海に入る準備を始めたそうです。
沖のラインナップに着いてすぐに、一番良い波をいとも簡単に乗ってスーパーなライディングを決めてしまったそうです。
確か、どのムービーかは覚えてないんですけど、映像に残っている気がします。
良い時間帯を狙ってたのもあると思うのですが、一番はメンタルリハーサルをしていた事が、初めて入るポイントでも一番いいピークから良い波を乗っていく事が出来る。
これにつながっている事は間違いありません。
オーストラリアのコーチも、メンタルリハーサルは必ず重要視している位ですから。
僕もついやってしまいがちなんですが、、、
ウォームアップして沖にパドルアウトしてしまう事って多いと思います。
特に時間が無い時などは、メンタルリハーサルやらずに入ってしまい後悔する事が多いです(笑
なぜなら、準備が出来てないので海のリズムと合うまでに時間がかかってしまうからです。
バンクは簡単に設定出来るんですけど、うねりの方角やセットの何番目が良いのか?
波質やブレイクの仕方など、、、合わせるのに時間がかかってしまいます。
来た波に手を出して乗れれば良いって考えは無くて、自分のやりたい事の設定に対して波を選んで行きたいですからね〜
最近は、ウォームアップのルーティーンにメンタルリハーサル入れているので、良いサーフィン出来ています。
初めて入るポイントなら必ずやりたい事ですし、ホームポイントや慣れているポイントでもやる事で乗る本数が増えたり、気持ち良くサーフィン出来るようになります。
メンタルリハーサルの方法
準備をいかにしておくか?という事です。
メンタルリハーサルは精神的に作用するんですよね。
メンタルって書いてるから当たり前ですけどね^^;
メンタルリハーサルをザックリいうと、サーフィンするポイントでのイメージトレーニングですね。
しかし、メンタルリハーサルは2種類あります。
第三者目線でのリハーサル、そして自分目線でのリハーサルです。
体操の内村航平選手は、この両方のリハーサルが非常に長けているそうですね。
第三者目線の三人称の客観的なリハーサル。
自分目線の1人称のリハーサルは、自分の視界で実際に演技している視点でのリハーサル。
両方やる事が大事なのですが、後者の自分目線のリハーサルをする事で質の高いリハーサルが可能になります。
- 波待ちするポジションや、どのピークから乗るのか?
- ピークへの入るルート
- どこでセクションが現れるのか?
- ピークの現れ方とブレイクのパターンは?
- テイクオフ後に最短距離で最速にするためのライン取りは?
- 各セクションは何のアクションをすべきか?
これらをシミュレーションすることで、沖に出てバンクにセットし、波を取ったり、乗ってからスムーズにアクションを決める事が出来ます。
あらかじめリハーサルを行っていると、海の中でリハーサルイメージを修正する事でより高いイメージが出来るようになります。
潮が変われば、波質やブレイクも変わるので修正してくださいね。
そして海の中で、「あの、デカいセット乗りたいなぁ〜」も海の中からメンタルリハーサルすると対応しやすくなり、乗れるようになります。
僕は、このメンタルリハーサルをする時に上丹田ワークをして、空間把握能力を高めてからやっています。
PS.あなたがパドリングで
・全く進まず心が折れる
・力でやると速いけど持続しない
・疲れるれてくると首肩腰がバカになる
と感じているなら、これ読んでみてください
↓
バイオロジック・パドリング