解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。
館山のRPCより、、、
一昨日オーストラリアより帰国しました。
今回は色々なミッションを持って行ったんですよね〜
そのひとつがCT選手のカラダの使い方でした。
体軸理論を取り入れてからもの凄くメソッドが進歩し、解剖学と運動力学的にアプローチするようになりました。
4年分のCT選手のシークエンスを撮りためてあるので、色々と解析は出来ていたんですけど、やっぱり目の前で見たいな〜と。
今回、ジョンジョンやブラジリアンの色々な選手、ジョーディ、ミックなどなど
彼らがサーフィンしている時を目の前で見てきました。
海の中からの数十センチ〜数メートルという至近距離でね^^
特に見たかったのはジョンジョン。
彼はクローズドスタンスの内股っぽい乗り方していますよね。
けれど、ボトムターンに入る時は必ず両方のヒザを開いてボトムターンに入っていました。
目の前で見た時はやっぱりそうだよね〜って思いました。
一般的にはヒザを寄せるようにして、絞る感じでボトムターンをすると思われていますが、ドライブするボトムターンは逆で足の外側に乗るようにします。
なぜなら、ヒザを開き足の外側に乗る事で、足とスネの骨がついている真下に加重掛けることが出来るからです。
ダイレクトにボードへと加重が掛けられる、体重を乗せることが出来るようになるというわけです。
ちなみに、足の骨とすねの骨がついている足裏の場所は、ウナと呼ばれています。
ここに体重を乗せようとしてしまうと骨格の構造上、上手く乗せられません。
べた足(足全体を付けて)にして足の外側に乗る。
特に両足とも外くるぶしの下に乗るように意識する事でウナに乗せる事が出来るようになります。
バックサイドでも同様
足の外側に乗る事で、ボトムターンをドライブさせることが出来ます。
ウイルコがもの凄く分かりやすくて、ボトムターンに入る際には必ず両方をも足の外側に乗っています。
外くるぶしの下に乗る事でウナに体重を乗せることが出来るんですけど、それ以外にも解剖学的な理由があります。
腓骨筋・後脛骨筋・ヒラメ筋・膝窩筋・内転筋群・ハムストリングス・骨盤底筋群・大腰筋と股関節につながるインナーマッスルを連結させて使う事が出来るというわけです。
外くるぶしの下に乗る事で機能的にカラダを使う事が出来る方法を彼ら自然と身につけていたというわけですね。
何処に乗るのか?これって基本です。
そしてカラダの使い方は、軸、歩き方や走り方、全てのスポーツに共通するカラダの使い方と6つの形(カタ)、サーフィンでのカラダの使い方という順番で積み上げて行きます。
立っている状態から様々な動作、そしてサーフィンの動作と順番にやっていくのが練習のセオリーです。
意外と立っている状態で外くるぶしの下に乗る事って出来ない人多いです。
サーフィンの練習時やサーフィン時に外くるぶしの下に乗る事を意識するって事自体かなり難易度高いので、立っている時は軽くヒザを曲げて外くるぶしの下に乗るようにしてみてください。
そして、歩く時に外くるぶしの下から足を着くように意識してみてください。
日常生活に取り入れて行くことで、カラダを使う基準をインストールする事が出来るのでサーフィンの動作への落とし込みが速くなります。
まずは、立っている時に軽くヒザを曲げて外くるぶしの下に乗る所から始めてみてくださいね。
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スピードが出ないと悩んでいる友達がいたら、教えてあげてくださいね^^