カラダの使い方

軽く安定して動けるようになるコツ

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

今日は、サーフィンの様々なシチュエーションで使える、

動きが良くなる、安定する、速くなると感じられる、ちょっとしたコツ

を紹介したいと思います。

カラダの使い方はほんの少しの違いが大きな影響を及ぼし、悪くもなればメチャクチャ良くもなります。
特に、インナーユニットの使い方次第で、パフォーマンスの結果に大きく影響を及ぼします。
どういうことか?というと、軽く動けるとかスムーズに動ける、安定して動けるようになるということです。
※インナーユニットはこのあと説明します。

パドリングの場合は、パドルのスピードが体感的に1.2〜1.5倍位進む感じです。
テイクオフなら、テイクオフの動作が安定してスムーズで速くなります。
ライディングなら、ボトムターンでボードがドライブして、何この速さ?って感じられます。

カラダには動く法則がある

カラダが動くときは必ずインナーユニットからカラダを使う事が出来ると、動きやすさや安定感、スムーズさを感じる事が出来ます。
階層的に使う事が出来るので、パワーを発揮する事も出来ます。

なぜなら、このような順番があるからです。
インナーユニット→手足につながる体幹のインナーマッスル→アウターマッスル

違う書き方をするとこんな感じ

カラダを使う、土台・基礎って感じですね。

今日の午前中は3ヶ月コースのワークショップを開催してきたんですけど、パドルのラクさやテイクオフの動作の違いを体感されていました。

僕の体験談なのですが、昨日のサーフィンで無意識にボトムターンでインナーユニットを使ったら、何この速さ?って感じでリエントリーのセクションにアプローチする事が出来ました。
しかも少しバランスを崩してる状態だったので、インナーユニットを使いリカバリーしてのボトムターンだったんです。
これだけボードが走るんだから、まだまだボトム使えるって思えたりしました^^

インナーユニットとは何か?

それは、コアマッスルと呼ばれていたりパワーハウスと呼ばれています。
横隔膜・腹横筋・多裂筋・骨盤底筋群、これら深層のインナーマッスルの総称です。

インナーユニットが、どの様に腕や足に動きが繋がるのか?

腕は、横隔膜→腹横筋→腹斜筋→前鋸筋へとインナーマッスルが鎖のように筋連結して使う事が出来るようになります。

足は、横隔膜→大腰筋→内転筋群→ハムストリングス、骨盤底筋群→内転筋群→ハムストリングスとこの様に筋連結して使えるようになります。

その結果、全身のインナーマッスルを動員して動くことが出来るようになるので、軽くスムーズに動けたり、速く動けたり、安定してカラダを使う事が出来るようになるというワケです。

動きが良くない時と感じるときは

横隔膜が使えていない事が多いです。

横隔膜と骨盤底筋群は同じ動きをするという法則があります。
横隔膜が上がれば、骨盤底筋群も上がります。
逆に横隔膜が下がれば骨盤底筋群も下がります。

思うようにカラダが使えない場合のひとつに、横隔膜が常に上がった状態になってしまっている事があります。
横隔膜が上下せずに上がった状態なので、反り腰になってしまい腰痛の原因になったりもしています。
良い姿勢を意識して胸を張ると反り腰になってしまい、腰が痛くなるのも同じ事が起きています

その他には、横隔膜と骨盤底筋群が機能していないので足裏のアーチに繋がるインナーマッスルもつかえなくなるので、扁平足の原因だったりします。

その他には、力を出したい時に下腹部(下丹田)に力を溜め込むことが出来ないので、思うように力が出ないということにななります。
あともう一つ、呼吸が浅いという傾向も多いです。

インナーユニットの使い方

インナーユニットは「みぞおちを丸める」という動作をすると上手く使えるようになります。
最近、BLOGでよく出てくる「みぞおちを丸める」ですね。

パドリングの時もテイクオフの動作の時、ライディングでターンする時、全ての動作でみぞおちを丸める動作から入る事で、軽くて速く、さらにブレずに安定した動きをする事が出来ます。

昨日のサーフコーチングでは「みぞおちを丸める」動作が難しい方いたので呼吸のワークでコツをつかんでもらいました。
そうしたら、インナーユニットを使うコツをつかんでもらえたようです。

インナーユニット使う呼吸のワーク

この呼吸のワークができると、全てのサーフィンの動作を向上させる事が出来ます。
まずは、立っている状態でやるのがポイントです。
そこから、サーフィンの動作へ落とし込んでゆくのがポイントです。

まずは、胸とへそ下をそれぞれの手を使いさわってみてください。
僕の場合は中指を当てています。

・胸は乳頭間より少し上
・へそ下はおへそから指4本下
ここを指で触ってる状態から呼吸のワークをやってゆきます。

1.胸に呼吸を溜め込みます。
2.溜め込んだ呼吸を半分はき出します。
3.残った呼吸を、みぞおち→おへそ→へそ下へと移動します。
4.残った呼吸を全て吐き出す

呼吸を落としてゆくときに、指で順番にさわってガイドしてあげるとやりやすくなります。
へそ下に呼吸を落としたとき、骨盤が立つようになるのがポイントです。
あとは、横隔膜が上下する事も感じられると思います。

へそ下に呼吸を落とした状態になると、下腹部に力を溜め込んだ感じになると思います。
これがドローインと呼ばれていたり、腹圧のかけ方で陰圧と呼ばれる方法だったりします。

呼吸のワークの上級編としては

1.胸に息を溜める
2.半分吐いてから、へそ下に溜めている息を下げる
3.そのまま、溜めている息を胸に移動する
4.再びへそ下に溜めている息を下げる
5.へそ下で呼吸を吐き出す

コレが出来るようになると、自由にみぞおちを丸めて使う事が出来るようになります。
腰痛が無くなったという声も多く聞きます。

みぞおちを丸める事が出来るようになったら、サーフィンの動作に応用してゆきます。

パドリングなら、みぞおちを丸めた状態でパドリング(ちょっとしたコツで出来ます)。
テイクオフなら、足を引きつける前にみぞおちを丸める。
ターンなら、ターンの動作に入る前にみぞおちを丸める。

これらが出来ると冒頭で書いたように
・パドリングの場合は、パドルのスピードが体感的に1.2〜1.5倍位速く。
・テイクオフなら、テイクオフの動作が安定してスムーズで速く。
・ターンなら、ボトムターンでボードがドライブして、何この速さ?
って感じられるようになります。

ヨガやピラティスをやっている人はこのコツをつかみやすいかもしれませんね^^
サーフィンの動作を上手く出来るようになりたい友達に是非シェアしてあげてください。

 

PS.インナーユニットの機能を高めるのにオススメなのは

特許取得のテーピング機能とコンプレッション(加圧)の相乗効果で、インナーユニットがラクに使えるようになり、動けるセミドライとして9年間改良され続けている好評のモデルです。
→動けるセミドライR7 The Origin

R7 The Originをはじめて着たSさんは

「R7を着てから、ここ最近サーフィンの調子が良いんだよね。
特に肩周りの機能が凄くて巻き肩が矯正させる感じで、はじめは少しなじまなかったけどパドルし始めたら凄くラク。
ライディングもなんか良い感じなことが増えて、マジックウエットスーツか?って思った」
と昨日のサーフコーチングでおっしゃっていました。

今年の冬、どんどんレベルアップしてくださいね^^
→動けるセミドライR7 The Origin

PPS.R5 EVOもインナーユニットの機能を高める効果入っています

→R5 EVO Front Zip

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