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日本の波に合わせたサーフボードの浮力とは?

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こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

土曜日から豊川稲荷、日曜日は伊勢神宮、月曜日は津と豊川の友人に会ってきました。
波も無かったので、ノーサーフでした〜
そして昨日、館山の自宅へ戻ってきました。
行きは第二東名、帰りは富士山を見ようと思って第一東名を使ったんですが、やはり第二東名の方がラクで良いですね。
クルーズコントロールのON/OFFがほとんど無いから、ホントラクでした^^

さて、今日の本題です。

日本の波に合わせたサーフボードの浮力とは?

サーフボードで浮力を計算するとき、一般的な計算式があります。
浮力(CL値)=体重 x 0.35〜0.6
この標準的な計算式で計出しても、日本の場合はもう少し微調整した方がイイです。
特に水量の少ない日本は浮力をもう少し多めにしておくと、かなりイージーにサーフィン出来ます。

日本の波は、波が押してくれる力が少ないんですよね。
毎年行っているオーストラリアと日本を比べると、パワーがある波でも波が押してくれる力が弱いという事実があります。

一概には言えませんが、オーストラリアのボードはオーストラリアの波を基準にサイジングが決定されています。
カリフォルニアのボードは、カリフォルニアの波を基準に。
ハワイなら、ハワイの波が基準になっています。
この辺をしっかりと考慮してモデルやサイズを選ぶ必要があります。

波質によって選ぶモデルが変わる

日本で頭半位まではMonsterやFOXのステップダウン系で対応出来ますが、オーストラリアでサーフィンするならゴーストやミートラバーズ、スプリンタというパフォーマンスモデルに選ぶボードが変わってゆきます。

なぜなら、水量や波のパワーが違うので選ぶモデルも変わってくるからです。
前述したとおり特に日本は、波のパワーがオーストラリアと比べると格段に弱いです。
波のパワーの違いは水量の違いで起きていることが多く対応出来るサイズも変わってきます。

日本なら、頭半位までならMonsterでも十分に楽しめてサーフィン出来るけど、オーストラリア等のパワーのある所でMonsterだとパワーを受けすぎるのでちょっとキツいという風になります。
ステップダウン等の短めで設定されているボードだと、テイクオフでの走り出しが遅くなり動作等のマージンが短くなります。
パワーを受けすぎてテイクオフで吹っ飛ばされる事もあります。

逆に、日本のアベレージな胸〜肩の波でサーフィンする場合、ゴースト等のパフォーマンスボードだと水量が足りずにテイクオフでグラついたりしやすくなります。
オーストラリア等のパワーがある波だと、胸位でもばっちり走り出してくれるんですけどね。

なので、波のパワーでも選ぶモデルが変わってくるということも頭に入れて置く事が必要です。

浮力の計算式の数値

そして、浮力の計算式の数値もレベルだけではなく、サーフィンに行く頻度やフィジカルや体力、波に乗れる本数、トレーニング等の有無まで考えて計算する必要があります。

更に、サーフィンのレベルも、世界の標準と日本で認識されているレベルにはズレがあります。

特に海外のボードはCADが入っているのが大半で、レベル毎に浮力が設定されていることが多いですよね。
ボードを選ぶ際に自分の実力を盛らずに、ワンランク下げると乗りやすいボードになります。
なぜなら、実力を盛ると浮力が足りなかったり、選ぶモデルの基準が変わってしまうからです。
さらにサーフィンが下手になってしまう原因にもなりかねません。

残酷な現実なのですが、一般的には横に行けると中級者と思われがちですが、このレベルだと初級と中級の間になります。
リエントリー(リッピング)が出来てカットバックが出来ると上級者と思われがちですが、このレベルは中級者です。
上級者は、マニュバーの使い分けが出来るようになって、どんなコンディションでも出来る。これが上級者です。

なので、もっと浮力を上げてサーフボードを選んでみると浮力がある分スピードが付けやすくなるので余裕がうまれ、思いがけない感覚や景色が見えるようになります。
特に冬の潮が多くて波が割れづらい時ほど、浮力がアドバンテージとなってテイクオフを助けてくれます。

僕は去年の末から常に浮力を2〜3L増やしました。
その理由は、波のパワーを考慮しもっとラクに波に乗りたいからです。
サーフィンの質が向上して、かなり余裕もうまれたと感じています。
この浮力でつねにサーフィンしてると、どういう視界が正解か?わかるので、浮力を落としたボードでも普通に乗れるようになります。

日本のアベレージ波なら、浮力は31L前後の短めでセッティングされているステップダウン系のMonsterやFOX。
頭半位〜30L位でパフォーマンス系のMeat Loversやゴースト。
こんな風に選ぶボードを変えました。
結果、周りは基本的に浮力が少ないから、混んでいてもラクに乗れますよね^^

週1サーフィンなら標準的な計算式+4L位持たせると、相当ラクにサーフィン出来るようになります。
浮力多過ぎじゃないですか?ってよく言われますが、「この浮力でよかったです。正解でした。」って言われます。

サーフコーチとして選ぶボードの基準は、、、

・安定性
・動かないボード
・グイグイと波の力を推進力に変えて走るボード

これを基準に選んでいます。

特に波の中腹で簡単に動いてしまうボードはボトムまで下りなくても、なんとなくリップアクションが出来てしまいます。
横に行けるようになって走ることが出来ると、動くボードを選びがちだったり薦められたりしますが、最終的に上手くならないんですよね。

基本的にターンをするのはボトムとトップのみなので、ここ意外では動かないボードでサーフィンしてゆくと、波をボトムまで使う練習が出来るようになってゆきます。
セクションが見えて、リップ出来ると思ってもアプローチしに行ってもボードが動かないなら、まだボトムまで下りてないという事が分かり、次ぎでボトムまで下りるという意識を持った練習をする事が出来ます。

そして、ボトムまで使えるようになってもう少し動きを出したい時は、フィンを変えれば面白い位ボードの特性が変わります。
断言できますが、フィンでターンのフィーリングはもの凄く変わります。

あなたのサーフィンを次のレベルへ上げてくれるオススメのモデルは

・SEX DRIVE
・MEAT LOVERS
・MONSTER
・FOX

この4モデルは日本でも凄く良いです。
特にシェイパーのアレックスが削るボードはクセが無く乗りやすい。

波に乗る本数を増やして、
ロングライド出来るようになりたい方。

そして、カーブ系の大きなターンを身につけたい方には

・SEX DRIVE
が間違いないです。
このモデルは潮が多くて波が厚く割れづらいときや、カーブ系の大きなターンを練習したいならオススメです。

ある程度乗れるようになってきて、
アクションをしっかりと出来るようになりたいなら

・MEAT LOVERS
・MONSTER
・FOX

から選ぶと良いと思います。

試乗した人に最も好評なのは

・MONSTER
このボード良いですねって言って、オーダーされる方が多いです。
「速い」「勝手にボードが走る」「ボトムへ降りる時のスピードが今までと違う」と言ってくれています。

リップアクションの上達に必要な
波の使い方の練習が出来るのが

・MEAT LOVERS
サーフコーチングのアドヴァンス編で試乗された方が、めちゃくちゃ気に入って僕のボードを買っていく程良い、パフォーマンス系のボードです。
ボトムとタイトなセクションでしかターン出来ないので、パワーゾーンをキープしたサーフィンの練習ができます。
波が良くなったら、スピードとパワーのあるサーフィンを堪能できます。

最速を目指すなら

今の所FOXは間違いないですね。
去年からずっとお気に入りで乗っているのが、今までの最速スピード39.8km/hを出したのもFOXですからね。
僕は、小波の時にツインで乗って楽しんでいます。

フィンはアルメリックのツインスタビのサイドフィン+Sea Juiceの組み合わせは個人的にパーフェクトセッティングです。
サイドフィンがデカいから、最初は反応が遅いって感じますが慣れるとボトムターンでタメが効いて、リエントリーやクローズアウトセクションでフィン抜きが簡単に出来ます。

今月、新モデルのStreet Stripperが届く予定なので、乗ったらレビュー書いてゆきます。

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