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常にイッパイイッパイの状況を脱する方法

こんにちは、サーフコーチの林です。
銀座の7丁目のスタバから、、、

昨日から体軸のセラピスト養成講座LV3を受講しに銀座に来ています。
今回から診断と施術に脳と頭蓋が入って施術の深さがめちゃくちゃ変わりました。
今日2日目は身体意識なので、かなり楽しみです。

さて、今日のテーマ

サーフィンしてて常にイッパイイッパイの状態が続いてしまう・・・

これを抜け出し改善する方法をシェアしたいと思います。

  • 沖に出るだけで息が上がってしまい、疲れてしまう
  • 波が来たと思っても動作が間に合わずに、思うように波に乗れない
  • 1ラウンド3本乗れれば良い方で、乗ってもワイプアウトやパーリングしないようにする事で精一杯

こんな状況をどうやって抜け出すか?
実は、かなりシンプルな方法で抜け出す事が出来ます。

常にイッパイイッパイの方って余裕が無いのでインサイドで波に捕まってしまい、どんどんと戻され沖に出るのと息が上がってしまっている事、多いと思います。
ドルフィンのやり方が間違っているのもありますが、ドルフィンをする波をくぐる動作をはじめる距離が近すぎるために、間に合わないという事が起きています。
そのためにスープで岸に戻されてしまいます。

この「波との距離が近すぎる」という事が、波をキャッチしに行く時にも同じ事が起きています。
動き始める距離が近いから、時間的な余裕がないので間に合わずタイミングが悪いという事になります。
なので、ドルフィンもタイミングが悪いということですね。

なぜ、イッパイイッパイの状態になるのか?

イッパイイッパイの方に共通する問題は、パドルしているときに2〜3m先しか見ていないということです。
そのために、波が来ても反応が遅く間に合わないということが起きています。

テイクオフも一緒で、波が3m〜5m位の距離に来たときに動き始めるので、間に合わないし焦りを生むので、岸に向いてパドルしてたまたま偶然波に乗れた・・・ということになってしまいます。

歩いているときは、足下や3〜5m先を見て歩かないですよね?
もっと先を見て歩くと思います。
車の運転でも前の車も見ているけど、3台先位の車の動きも見ていきますよね。
前に車がいない場合なら、結構先までみて交差点がある場合なら交差点に入る前に状況の確認をすると思います。
いいスピードで交差点に入ってから確認してしまうと、事故になりますよね。

コレと同様で、パドルしているときも常に先まで見ておく事が重要です。
先まで見ていれば視野も広くなり、波がどう割れてくるのか?も確認出来るので、割れる所と割れないところが分かるようになり、割れないところから出るルートで沖に出ることが出来ます。

ドルフィンする時でも、波の下をくぐる準備動作をする時間があるので、ドルフィンで後ろに戻されたり、スープに捕まってしまい沖になかなか出られないという事も減ってゆきます。

波をキャッチしに行くときも、動き出しの距離が遠くなるので良い所から乗る事が出来るようになる、そのきっかけを掴むことが出来ます。
動き出しの距離があるということは、時間的な余裕が生まれるので焦らなくなり、波も見ることが出来るようになるので、波の理解度も深まって行きます。

波に乗るのに波を見てない人が殆どなので、これだけでも波をキャッチする競争から頭ひとつ以上抜け出す事が出来、混んでいるポイントでも波に乗る本数を増やす事が出来ます。

改善方法は簡単です

まずは、あなたがパドリングしているときや波待ちしているとき、いつもどの辺を見ているのか?思い出してみてください。
どの辺を見ているか?思い出すことが出来るはずです。

そして海に入る前に、ポイント全体の空間を把握してください。
これもの凄く大事です。
目の前だけで無く、全体を把握するのがポイントなんですよね。
ポイント全体を把握すると、認識する空間が目の前だけの小さな空間から数百メールの広い空間へと広がります。
空間を把握する脳の能力を使う事が出来るということです。

プロのスピーカ(セミナー講師)などは、会場の全体を1回全部歩き空間を把握するということをやり、壇上でイメージをしたりしています。
サーフィンでもコレをすることで、サーフィン時により広い視野を確保出来ます。

そして、サーフィンしていると気には最低でも30m先は見るようにして、点ではなく視野を広げてみてください。
サイズが上がったら、もっと先まで見るようにしてみてください。

パイプラインマスターの日本のレジェンドがサーフィンしている動きを見てると、見ている所は数百m先のほんの少しの海面が変化したのも見逃さずに、波をキャッチしに動き始めていました。
その時は頭オーバーで約200m先の反応を見つけてました。

これだけで、かなり変化を感じる事が出来ると思います。

さらに、もっとフィジカルを付けたい方にオススメなのが

沖に出るときは全力の80%でパドルする

視野を広げて全力の80%でパドルするをパドルのコントロールを身につける事が出来ます。
意外とパドルの強弱のコントロール出来ない人が多いです。
沖に出るときは常に80%でやっていると、パドルのトルクを上げる時とそうでない時の方法が身につきます。
さらに、全力に近い状態で視野を広くする意識を持つので結構冷静でいられる状態を手に入れる事が出来ます。

是非やってみてくださいね^^v

PS.パフォーマンスインナーのレビュー熱いです

予想以上に反響が良いのでうれしいです。

レビューを読んでて、結構腰痛で悩んでいる人多いんですね。
腰痛気にせずにサーフィン出来るってレビューが多くて驚きました^^
→パフォーマンス・インナー

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