カラダの使い方

ブラジル人選手の台頭の理由

解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来る」
をコンセプトにしているサーフコーチ・体軸セラピストの林です。

一昨日、1時間ほど南下したバラナからわざわざ僕に会いに来てくれた方が^^
CTより僕に会いに来てくれたって。
1時間ちょっとビーチで話していましたね(笑

今日はファイナルデー。
8ftまでサイズアップしてて、キラに会場を移動です。
準備等があるので、家でWAITING中に書いています。

今日はブラジル人選手、台頭の理由ですね。

僕の個人的見解なので、興味ある人は読んでくださいね〜
何故ここまで増えたのか?最大の理由が分かりましたよ。

今年のCTはブラジルの選手かなり多いですよね。
2014年はミックから格下と言われていたブラジル人が今となってはCTの1/3を占めてる位に多く増えています。
僕は2014年からCTの初戦を見に行ってるけど、フィリペはカービング上手いけど線が細いな〜とか、ガブちゃん雑だなぁ〜、デ・スーザーさんは動きが少し重いかなぁ〜って感じでしたしね。

今年見て思ったのが、波選びと試合運びのスキルは非常に長けている。
しっかりとジャッジのクライテリアを読んで、試合中にやる事を対応させている。

今年は点数が全然伸びなくて、特にR3の潮が引いている時間帯かなり際どいクローズ気味の波を選んでチューブとマニューバーを入れないと点数出てませんでした。
チューブはリップを被らずにクリーンに出てこないと点数が低くなる。
R3では、デ・スーザさんは最後の最後で8点代出してあわせてきていましたね。
流石でしたね。

今回気付いたのが、カラダの使い方がブラジル人全員共通して上手い。

基本的に大柄な選手より小柄な選手が多いのに勝ててるのは、カラダの使い方のセオリーを皆知っているのかな〜って見てて思う。
選手それぞれ個性はあるけど、体幹の使い方は全員共通して上手い。
体幹の使い方が上手い人は、基本的にカラダの使い方も上手い。

カラダの使い方が上手いから、ヒートの戦略を立てる際の武器(戦術)が多いので色々なパターンで試合を展開することが出来るよね。
僕の設定している戦術はワザの事で、点数の出る技を沢山持っていれば戦い方は自由に選べ臨機応変に変えられるというわけ。
戦術があっての戦略って事、意外と理解されてない事が多い(笑

歴史の本当の事かどうか?は分かりませんが、例えるなら・・・
武田軍の騎馬隊 vs 織田軍の鉄砲隊
これってまさに戦術の違いで、「騎馬隊か?鉄砲隊か?」で立てる戦略が変わるよね」という話しです。

体幹の使い方が上手いとは?

ビデオなどの映像だと動いているので分からないかもしれないけど、シークエンスで撮っていたおかげで細かい所がよく分かります。
ブラジルの選手で腰を反ってボトムターンやアクションをしている選手はいない。

ガブちゃんもデ・スーザさんも、ターンの動作に入る前に必ずみぞおちを丸めて体重をボードに乗せてドライブさせていますね。
みぞおちを丸める事で体幹の締める場所を移動させているのは、まさに支点揺動を使っています。

みぞおちの丸め方で質の高い上下の重心移動が出来るんですよね。
なぜなら、前述した通り体重を乗せることも出来れば、丸め方を変えれば体重を抜く事も出来る。
今年のルーキー、トマス・エルメス(このページの下部にあります)のカービングスナップのシークエンスを見るとみぞおち付近の動きが柔らかいのが分かると思う。
みぞおちが丸まるということは背骨を柔らかく使う事が出来てるので、全身が使えているので腕の動きもボードに伝える事が出来ています。
全身を使うにはみぞおちを上手く使えて、背骨を柔らかく使えるというのがポイントです。

みぞおちを丸めるて使う事が出来ると、体幹のインナーユニットをしっかりと使う事が出来ます。
体幹のインナーユニットが使えるようになると、股関節を効かせ下半身の筋肉に連結させることが出来て、さらに脇も効くので腕につながる筋肉も連結させる事が出来るようになります。
動きはシャープになり、パワーを引き出すことが出来るというわけです。
サッカーだと小柄な日本人が海外で活躍できるのは、この辺が上手いというわけですね。

一方、腰を反ってしまうと脊柱起立筋に力が入ってしまい、背骨が自由に動かなくなってしまうので、体幹の動きが無くなってしまう。
体重を乗せきることが出来てないので、スプレーの量やトラックの太さに差が出てしまいます。

サッカーや武術も発達してる国、ブラジル。
ブラジルの事情は分からないけど、ここ数年で一気に増えたのは何かブレイクスルーがあったのではないかな〜って今回のCT観戦の旅で思いました。


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