こんにちは、
サーフコーチの林です。
館山の自宅から、、、
TOのメソッドを購入されたKさんから質問があったので、
フォローアップのメルマガです。
「テイクオフでボードの上から
踵側に倒れることが多いです。
安定しないと言うか、
よく板から足を踏み外す感じです。
潮は厚いときは余裕が少しあるのですが、
掘れていると失敗が多いように思います。」
という質問の内容でした。
カカト側にワイプアウトする
考えられる原因は「一気に速く立とうとしているから」だと思います。
一気にテイクオフしようとすると、アウターマッスルを使って力でテイクオフしてしまいます。
そのために、動きが安定せずに不安定になってしまい、バランスを崩しやすくなってしまいます。
動きが重たくぎこちない、不安定って感じているなら、確実にアウターマッスルを使っています。
逆にインナーマッスルを使うと、カラダを軽く動かす事が出来ます。
なぜなら、インナーマッスルは1つの関節を繋ぐ筋肉で、
アウターマッスル2つの関節を繋ぐ筋肉という特徴があるからです。
インナーマッスルを主体としてカラダを動かすと主要な関節の動きを
安定させる事が出来るので、動きが軽くなります。
アウターマッスルを主体として動かすと2つの関節に影響を及ぼすので、
動きが不安定となり重たくぎこちなくなります。
さらに、カラダはインナーマッスル→アウターマッスルという
順番で動く原則があります。
インナーマッスルを主体として動作すると
テイクオフの動作が軽く感じられるようになります。
そして本当の原因(真因)は
テイクオフのゴールである基本フォームの設定が出来ていない、ココにあります。
なぜなら、テイクオフのゴールを基本フォームに設定しないと、
ゴールがテイクオフの動作になってしまいます。
多くの人がテイクオフは、
腹ばい→「テイクオフ動作」が目的になってしまっています。
その結果テイクオフ後のフォームはバラバラになってしまいます。
テイクオフしたらすぐにライディングに入るわけですが、
「サーフボードの上で構える」をゴールに設定すると
基本フォームがブレなくなるので
安定してテイクオフの動作が出来るようになります。
ちなみに、テイクオフしたら
サーフボードの上で立つのか、構えるのか?
前回のメルマガでも書きましたが、
この違いでライディングのスピードに大きく影響を与えます。
テイクオフ動作のエクササイズ
テイクオフの動作は基本フォームを逆再生して行きます。
ゴールから辿っていくことで、テイクオフの動作を
分解して確認する事が出来ます。
まずは、基本フォームをつくったら
1.両手を着いて
2.前足を戻して
3.後足を戻す
4.両手のヒジを折りたたみ腹ばいになる。
逆再生したのを順番にやると
1.両腕を伸ばす
2.後足を着いて
3.前足を着く
4.最後には両腕を肩の高さまで上げる。
これがテイクオフ動作の練習になります。
アウターマッスルに力が入らないように
意識してみてくださいね。
逆再生の動きがヒントになりますよ。