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サーフィンの動作意外にも重要な、ある意識

こんにちわ、サーフコーチの林です。
館山のCAFEから、、、

今日はかなり抽象的な話しなんですけど、
基礎的な内容から上級者向けの内容もあります。

サーフィンって動きばかりにフォーカスされてしまいますが
他のスポーツでは動きなどの動作意外にも意識されている部分があります。

それが身体意識です。

ヒトには3つの身体意識があります

それが

・形のある意識:構造
・パドルなどで使う筋連鎖の意識:運動性
・クオリティの意識:質

です。
それぞれが身体意識です。

例えば、足が何処から付いているか?

あなたは何処からだと思いますか???





















足の付け根、もしくは股関節だと思ったらちょっと違います。

足は大腿骨の上部(小転子)に大腰筋が付着しているので
大腰筋が付いている場所のみぞおちの裏(腰椎12番)からが
足にあたります。

そうすると、足ってもの凄く長くなりますよね。
走る時や歩く時にみぞおちの裏側くらいから歩いてみてください。
歩く歩幅や走るスピードが上がります。

サーフィンならば、テイクオフでの足の引きつけを
みぞおちから持ってくるようにしみてる。

まずは、立っている状態で足を引きつけてみる。
股関節を挟み込むように足を持ち上げるようになります。

これだけでテイクオフでの足の引きつけが
もの凄く楽に出来るようになります。

大腰筋が何処から付いているか?
何処までが足のパーツとして使えるのか?
この意識を変えるだけでカラダの動きやすさはもの凄く変わってきます。

これが身体意識の1つである、形のある意識(構造)です。

形のある意識(構造)がどうなっているか?
ちょっと意識しながら練習をするだけで
大きな違いを生むようになります。

この辺はまだ分かりやすいと思うので
誰でも結構取り入れやすいと思います。
ここからがかなり抽象的になるので
興味のある人だけ読んでみてください。

形のある意識は、筋肉の構造以外にも応用できます。

例えば、軸。

これはまさしく、形のある身体意識ですよね。

軸に30cm位の丸い球体を思い描いてください。
これも身体意識です。
身体意識なので自在に形を変えることが出来ます。
だから、丸い球体も移動する事が出来るし
曲線を描く軸もつくる事が出来ますよね。

身体意識がターンのクオリティを変える

ターンしている時に前足のセンター(主軸)上で
30cm位の丸い球体を意識しながら上下する事で
ボードにかかる重みを変えることが出来ます。

ボトムターンでドライブしている時に、
センターで丸い球体はボードとくっついている状態を
意識するとドライブ感が変わります。

逆に、トップにアプローチする際は
丸い球体を頭の付近まで上がるようにする。
そうすると軽く動きやすくなります。

エアーをする時に、丸い球体が足下にあったら重たくて飛べませんよね。

この例は、目に見えないので抽象度が増してしまうんですけど
見えないモノも意識する事も身体意識の1つです。

 

僕の例なんですけど、去年の9月位サーフィンしてて、
もの凄くドライブして調子が良いなぁ〜
って感じてる日がありました。

それを中々再現できなかったんですよね。

・波を捕らえられていないからか?
・アウターが優位になっているのか?
・カラダの使い方がズレているのか?

などなど、色々と考えてみたんですけど
中々再現できなかったんです。

最近、体軸について学びに行ってるのですが
足りなかったのは身体意識だって事が分かりました。

思い返してみるとその調子が良かった時は、
無意識で身体意識も付け加えていたなぁ〜
って事が分かりました。

実際にターン時に自分の動きに、更に身体意識を加えてみることで
コンプレッションの強度が増えて、ドライブしてスプレーが増える事を感じられました。

30cm位の球状の意識が、ボードのセンターで上下に動く。
この意識を加える事でサーフィンのクオリティがもの凄く変わるって体験をしました。

サーフィンが軽い人って、身体意識が無いか胸〜頭位に常にありますね。
逆にテーラーノックスの様にずっしりと重たくドライブしていく人は身体意識が下にあります。

この身体意識の移動を行うためには軸を作っておく必要があります。
海の中だけでは出来ないので立っている状態で軸を作り、
インナーマッスル(体軸筋)を優位にして30cm位の球状の意識を上下させます。

そして、陸上でサーフィンの動作と連動させて行きます。
で、海で実践。

プロの方やコンペやっている人は、あの時の感覚!
って思い出せると思いますよ^^v
この辺は、サーフコーチングの半年コース
アドヴァンス編の後半で話して行きます。

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