こんにちは、サーフコーチの林です。
館山の自宅から、、、
今日は久々に筋肉の話し、カラダの使い方についてです。
立甲ってそんなに関係しないでしょう〜
って言われること多いんですが、めっちゃ重要です。
ケリーなどのトップサーファーは立甲を自然と身につけています。
カラダはインナーマッスル→アウターマッスルという順番で筋肉が動きます。
インナーマッスルから動くと関節の動きが安定するのですが、
アウターマッスルから動くと関節の動きが不安定になり怪我や故障の原因になります。
アウターマッスルは簡単に意識できるけど、インナーマッスルって簡単に意識する事が出来ません。
けれど、ある程度練習をしていくとインナーマッスルを使った動きを意識する事が出来ます。
パドリングの動作ではインナーマッスルを使う事で肩がパンパンに張らなくなります。
むしろストロークに力強さが出るので基本のパドルスピードが上がります。
テイクオフの動作だったら、インナーマッスルを使う事でコンパクトでスムーズな動作をする事が出来ます。
アウターマッスルを使うとテイクオフの動作は一瞬になってしまい、ノーズが上下したりボードが暴れたり、、、
あとはテイクオフの動作だけで疲れます。
インナーマッスルを使っていく練習の1つが立甲
立甲していると、軸を形成するインナーマッスルが使えるようになります。
インナーマッスルを使うと関節は安定し、パフォーマンスが向上します。
立甲するためには前鋸筋が使えていないと出来ません。
前鋸筋はどこかというと、肩甲骨と肋骨の間にある筋肉です
あまり聞かない筋肉ですが、パフォーマンスにもの凄く影響を与える筋肉なんです。
前鋸筋が使えると筋肉のつながりによって体幹のインナーマッスルから足の筋肉まで連動して働かせることが出来ます。
その結果、複数の筋肉を同時に使えるので筋出力が増加するので、パフォーマンスが向上します。
さらに、複数の筋肉を同時に使用することでそれぞれの筋肉に負荷分散するので、疲れにくくなり痛みや怪我をしにくくなります。
例えば、ターンで腕を振ってもボードに伝わらないのは、腕しか動いて無くて腕の動きがボードに伝わっていないからです。
軸が出来てないので、腕の動きはボードに伝わっていません。
立甲しながら色々な動きが出来るようになると、あなたのターンの動作をしなやかでパワフルなターンへと進化させることが出来ます。
なぜなら、前鋸筋が使えると筋肉のつながりによって体幹のインナーマッスルから足の筋肉まで連動して働かせることが出来からです。
立甲出来るようになるためには、軸を通す必要があります。
軸が通ってなければ、立甲は出来ないというわけです。
ケリーがここまで上半身をリード出来るのは、立甲しているので軸が通り、
肋骨と肩甲骨が分離して肋骨の上で肩甲骨が自由に動いているから。
この事を肩肋分離って言います。
肩肋分離が出来るようになるためには立甲の習得が必要不可欠です。
正しい軸の通し方
左右の耳の穴を頭のてっぺんに繋いだ所の百会(ひゃくえ)から
指一本後の所、そしてお尻の穴までを1本の棒が通った状態。
これが上半身の軸の作り方です。
この上半身の軸が出来るとインナーマッスルの筋連鎖を使う事が出来ます。
立甲が出来るようになるために前提条件的な感じです。
腰が沿ったり、背中が丸まったりしたら軸が折れます。
軸が折れないようにするためには、みぞおちを弛める事が重要です。
腰が反ってしまうと、みぞおちが固まり横隔膜に力が入ってしまいます。
腰を痛める原因になります。
逆に背中を丸めると、大腿四頭筋を優位にしてしまいアウター優位になってしまいます。
上半身に軸を通すイメージができたら、そこからみぞおちを触ってみてください。
みぞおちの正しい場所は、おへそから指4本上です。
よくある立甲の間違いが、、、
肩甲骨を寄せてしまうこと。
肩甲骨を寄せてしまうとみぞおちが張り、腰が反るので腰が痛くなります。
立甲の練習するとこの位まで出るようになります。
立甲を身につけるステップ
立甲には色々なやり方がありますが、サーフィン用に応用が利くやり方を紹介します。
パドルのストロークや基本フォームのコンバットポジションでも使って行きます。
1.上半身に軸を通す
2.両腕を伸ばして、手の平を揃える
3.ヒジを絞るようにして脇を締める
4.ヒジを胸の高さまで下げる
5.手を離して肩幅に広げる
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