カラダの使い方

サーフィンで腰痛になる原因[2017.711アップデート]

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

南房総はやっと水温が上がってきて
シーガルからロンスプor海パン+タッパーで
サーフィン出来るようになってきました。

インナー+ジャケットは凄く良い
↓ ↓ ↓

今年は、良い感じで庭の野菜も育っています。
特にゴーヤとトマトが凄く出来が良い。

パッションフルーツも肥料をあげて
水を沢山あげるようになってから
一気に伸び始めてきましたね〜

毎朝、水をあげるのが日課で毎朝の楽しみです^^

 

さて、今日のBLOGは

サーフィンで腰痛になる原因

についてです。

2015年頃書いた記事を大幅にアップデートしました。

アップデートは以下の内容になっています。

・パドリングで腰が痛くなる原因
・良い姿勢は悪い姿勢?
・背中を反ると何が起きるのか?
・腰痛にならないパドリングポジションの見つけ方

 

サーフィンで腰痛になる原因のほとんどは、
パドリングの仕方が間違っているからです。
背中を反りすぎてしまい腰に負担が掛かります。

しかし、この真因を知っている人は
ほとんどいないかもしれません、、、

 

パドリングで腰が痛くなる真因

パドリングで背中を反ってしまうとみぞおちが固まります。
反り腰の人が腰痛になるのと同じ原因です^^;

なぜなら、背中を反ってしまうとみぞおちが固くなり
横隔膜が上に持ち上がった状態になってしまうからです。

横隔膜が常に上がり固まった状態でパドルしているので、腰が痛くなる原因になっています。
全てのパフォーマンスでみぞおちを柔らかく保つ事が重要になって来ます。

日常生活で良い姿勢を意識したら、、、

普段の生活で良い姿勢を意識して胸を張った状態を続けていたら、腰が痛くなった経験があるかもしれません。

胸を張ってしまうと肩甲骨が寄ってしまい、みぞおちが固まってしまいます。
その結果、反り腰になり段々と腰が痛くなってくるわけです。

昔、体軸を習うまでは良い姿勢を意識しすぎて仙骨付近が痛かったり腰が痛い状態がありました^^;

みぞおちが固まると、呼吸で使う筋肉、横隔膜の動きが悪くなるので呼吸も浅くなります。

ケリーとか、もの凄く反っているように見えますが写真は写真用のポーズなので、
この状態でパドルしていると勘違いしてしまいがちです。
実際にCTの初戦を毎年見に行っていますが、背中を反ってパドルしている選手は全くいないです。

 

パドリングで背中を反ると何がおきるのか?

パドリングで背中を反ってしまうと、肩甲骨が寄りみぞおちが固まってしまいます。

肩甲骨が寄ってしまうと、肩関節の可動域は狭くなるのでパフォーマンスはもの凄く低下してしまい、肩の三角筋が痛くなるとか、僧帽筋が痛くなるということにもつながります。

あと、横隔膜と大腰筋は連結しているのですけど、横隔膜が上手く機能していないと大腰筋も使えなくなり、テイクオフ動作で足を引きつける際にパフォーマンス低下に影響します。

簡単に書くと、テイクオフ時の足の引きつけが悪くなるって事です。

さらに、背中を反ることで脊柱起立筋が収縮し、みぞおちの一部である腹横筋や横隔膜も収縮してしまいます。
前側と後側の両方の筋肉が収縮してしまい、カラダを動かすときに一番やってはいけないパフォーマンスを低下させる筋肉の共縮が起きてしまいます。
 
例えば、力こぶを作る時に
力が入るのは上腕二頭筋で、力が抜けているのが上腕三頭筋です。
この動作では上腕二頭筋は主働筋と呼ばれ筋肉が収縮し、上腕三頭筋は拮抗筋よばれ筋肉が伸張しています。
主働筋と拮抗筋の関係があるから、カラダがスムーズに動きます。
 
で、上腕二頭筋と3頭筋の両方に力を入れて収縮させると、腕の動きは悪くなりますよね。
主働筋と拮抗筋の両方が収縮する事を共縮というのですが、スポーツでは一番やってはいけない動きです。
怪我や故障の原因です。
 
パドリングでも背中を反ると自然とみぞおちが固まってしまいます。
背中を反ってパドルするのは石器時代のパドリング方法ですね^^;

腰痛にならないパドリングポジションの見つけ方

まずはみぞおちが固まらないポイントを探してあげる事から始めると
あなたに最適なパドリングポジションを見つけられます。

正しいみぞおちの場所は、おへそから指4本上です。

1.まずは、立っている状態みぞおちを指先で押さえる
2.立っている状態で徐々に背中を反って、みぞおちが固くなる場所を見つける
3.みぞおちが固くなる状態の手前を覚える
4.床に腹ばいになった状態で2と3をやってみる

 

あと、腹ばいの状態で足のカカトを付けるのか?それともつま先を付けるのか?
これだけでみぞおちの状態が変わります。

カカトを付けると、インナーマッスルの大腰筋〜横隔膜を上手く機能させることが出来るようになります。
一方、つま先を付けるとアウターマッスルの大腿四頭筋に力が入り腹直筋も力が入ります。
その結果、インナーマッスルの大腰筋〜横隔膜を上手く使えなくなってしまいます。

これがパドリングでカカトを付ける理由です。

 

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