こんにちわ、サーフコーチの林です。
先日7回目のパイプラインマスターとなった、ケリー大先生がアーリーラウンドの時にGoProで撮影したムービーがあります。
今回はそのムービーを題材にしたいと思います。
というか、めちゃくちゃ沢山ヒントがありますよ。
今日はケリー大先生のテイクオフについて。
殆どの人がテイクオフの時には背中を思いっきり反って手を前に出し、前を一生懸命漕ぐ人が非常に多いです。
よく、鬼パドルとか鬼漕ぎとか言っていますね〜
しかし、これの動作ってカラダの構造から考えれば非常にムダなんです。
背中を反る=広背筋をロックする=肩甲骨が動かなくなる
肩胛骨が動かない=肩を支点としたパドルになる
肩支点のパドル=両腕のパドルが連動しない
という事になります。
要は、カラダ全体をフレキシブルに使えなくなる。
そして、超超超非効率。
と言うことです。
ケリー大先生のテイクオフ時のパドルを見てみると、、、
腕が前に来ている肩が顔と同じ位置くらいまで移動している。
そして、手を真っ直ぐ前に出しているのではなく、ボードから
かなり離れた所で腕を入れている。
そして、深く入れるのではなく、ヒジが入る位の深さがポイント。
深く入れる必要はありません。
ヒジが水面から出ててもダメです。
ヒジが入るくらいの深さがポイントです。
さらに、親指側から水面に入ることで、肩がローリングしやすくなります。
このようにすることで、左右の肩がローリングするので背骨を中心として効率良くパドル出来ます。
水面に入れた腕は、そのまま同じ高さをキープしながら、
ヒジから引くようにして腕がボードの直ぐ脇を通るように後の方まで漕ぎます。
この動作をする事で肩甲骨も後方に移動し、ストロークが伸びます。
この動作が、テイクオフの加速を生んでくれるんですよね。
肩のローリングについて
右手を斜め前方にだすと、右肩が前に出て背骨を中心にしてボード側に右肩が下がる。
そして、左腕を後方に漕ぐから肩甲骨が後方に移動して左肩がボードから離れるようにして、肩がローリングする。
この様な動きになるから、ストロークを長くすることが出来てそして左右の腕の動きを連動させることで、
運動エネルギーの連鎖をつくる事が出来るから、パドリングも速くなる。
片腕が独立して動いているより両方の腕が背骨を中心に連動することで、
エネルギー伝達効率が良くなり一漕ぎ一漕ぎがラクになるんです。
これを運動連鎖エネルギーと言います。
ゴルフや野球、テニスなどでは既に知られている言葉です。
以上が、これがケリー大先生のパドリング動作になります。
実際これが、最も効率良いパドリングですね。
これらの肩のローリング動作を取り入れてパドリングするには、背中を反っていたら100%出来ません。
一生懸命に手を前に出して、深く漕いでも出来ません。
そんなパドルは、化石化したパドル方法です(笑
それでは、以上解説してきた事に注意してケリー先生のムービーを見て下さい。
P.P.S.
ケリーのようなテイクオフしたくない?
これががオススメです。
残り3名様です。
↓
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