解剖学と体軸理論をベースに
「超具体的で再現性のあるカラダの使い方が出来るようになる」
をコンセプトにしている、サーフコーチ・体軸セラピストの林です。
今日は、パドリングの話しですね〜
サーフィンの96%はパドルですからね。
ホント、重要な動作になって来ます。
パドルがアウターマッスルを使うタイプなら、サーフィンもアウターマッスル。
パドルがインナーマッスル使うタイプなら、サーフィンもインナーマッスル。
この様になってしまいます。
アウターマッスルを使っていれば、基本疲れやすいって事になりますよね。
パドリングは脇と股関節まで使う
これが解剖学と運動力学、そして体軸理論を融合させたた最新のパドリングの方法です。
パドリングは腕でするモノじゃないの?
っと言われる事がありますが、確かに、稼働しているのは腕だけど筋肉って連結して動いています。
特にインナーマッスル(体軸筋)を使う事で、全身のインナーマッスルを連結したパドリングが可能になるんです。
腕だけでやっていると、ストロークが雑になりがちで硬い動きになってしまい、その結果、肩が痛くなったり腰が痛くなったりという原因につながってしまいます。
※ラフとスティッフの関連性
しかし、脇を使いインナーマッスルの前鋸筋を使いストロークすることで、体幹のインナーユニットへとインナーマッスルが連結し、さらに股関節の動きを作り出す骨盤底筋群や内転筋群・ハムストリングへと筋連結させることが出来るようになります。
その結果、パドリングの動きはしなやかになるけれど、全身のインナーマッスルを連結する事が出来るのでパワーを発揮することが出来るようになるというわけです。
この前の話し
先日のサーフコーチングで、その前の回でストロークの方法をレクチャーしました。
今まではパドリングを腕だけでやっていたので、疲れるし動きがぎこちなくカラダ全体的に動きが硬かった。
けれど、パドリングの軸を立てる場所とストロークの方法を変えたことで全身使えてパドルしている感じになった。
と感想をもらいました。
この日は、僕の身体の調子がかなり悪い状態だったので、久々にビーチからカメラを構えて撮影していました。
明らかに前回のレッスンと違う動きになっていました。
お、動きが硬くないじゃんって感じに変わっていましたね。
サーフィンの全ての動作に共通する考え方
筋肉をつなげて使う、筋連結という考え方があります。
この考えを筋連結、もしくは筋連鎖といいます。
サーフィン以外の全ての運動動作でも同じです。
特にインナーマッスルは関節を安定して動かす事が出来るという特性があるので、身体の動きを安定させる事が可能です。これが様々なインナーマッスルを連結して使う事が出来たら、あなたのパフォーマンスが全体的に上がるのは想像しやすいと思います。
アディダスが新しいインナーで、筋肉を連動させて使う筋連動という言葉でプロモーションしているので、知っている方もいるかもしれませんね。
全身の様々な筋肉は筋膜でつながっているので、関節を安定させるインナーマッスルを連結して使う事が出来るようになると、パドリングは腕だけじゃなく股関節を通して足裏までの長い筋肉を使う事が出来るようになります。