なぜ、僕が時代と逆行したウエットを作ったのか?
その理由をお話します。
僕が26〜27歳の時ウエットメーカーに勤めていた時代から 石巻のある工場と仲良くさせてもらっていました。
確か、2008年だったと思うのだけど 「取引中止のご連絡」ってメールが着たんですよね。
「え?? なんかしたかな?? 」
って思ったのですが、あるブランドの専属工場としての契約をしたので、今まで工場オリジナルブランドの ウエットを提供する事ができない、、、
って内容でした。
そこの工場が作るウエットは本当に良かったので、ずっと着たいと思っていたのですが、専属ブランドとなったメーカーの人も知らないし、、、
どうしようかな?って考え始めました。
幸いオーダーしたばっかりだったので、1シーズンは問題なくウエット困らない。
けれど、その後はどうしよう・・・・
1年中サーフィンをするからには、ウエットは必須ですからね。
カタログを大量に入手して検討してみるけど、 どこも一緒で決め手になる決定的なアドバンテージが無い。 接着・縫製技術と作り込みが最終的な決め手かな?って考えていました。
そこで、有力な候補のメーカーのウエットを試着し、購入して比べてみました。
でも、実際着てみるていろいろ考えていくうちに、今後ずっと着たいと思えるウエットが無い。
ん~どうしようか、、、
って考えに再び戻りました。
この機能が入ったウエットがあったら良いのになぁ
トレーニングやランニングなどで着る、コンディショニングウエア。
今では当たり前に着用する時代です。
実際に、サッカー日本代表のユニフォームに採用されたり、イチローやマー君も着てます。
身体のコンディションを整えるという事にフォーカスし、様々なブランドがコンディショニングウエアを展開してます。
簡単にいうと、このコンディショニングウエアの機能が入ったウエットがあったら着たい! って思ったのがきっかけです。
そのきっかけは、引越しをしてた時です。
階段の上り下りをしなければいけなかったので、ズボンの下にC⚪︎-Xのインナーを履いてました。
当時はそこまでインナーの機能がすごいって感じてなませんでした。
走る時に、すごく楽だな~位の感覚です。
引越しが無事に終わって、みんなでご飯を食べている時
「そういえば、下半身があんまり疲れてい無い! 」
って、気付いたのです。
実際引越しをして階段の上り下りを数十回繰り返して、ふくらはぎや太ももの疲労感が少ない事に驚きました。
コンディショニングウエアって、こんなにも疲れにくくなるのか!
これって以外と凄くないか?ってふと思ったのです。
こんな疲れにくい機能があったら、ウエットに取り入れたらめっちゃいいだろうな~
むしろ、こんなウエットがあったら着たい!!!
って思ったのが、Rev.を始めたきっかけです。
ゴッドハンド
このアイデアをウエットに取り入れるには、専門家のサポートが必要だと考えました。 誰かいるかな?
って思った時、まっ先に思い浮かんだのが長年お世話にになっている、ピークの阿部先生。
阿部先生は超一流のカイロプラクターであり、サーファー、トレーナー、インストラクターなど身体について本当に深い知識を持っている先生です。
※カイロプラクターはアメリカではドクターです
こんなアイデアがあるんだけど、阿部さんだったら着てみたいと思う?
って聞いたら、これは特許をとるべきですよ。
って即答でした。
某量販店の友達にも、アイデアを話してみました。
その量販店は一時期日本で一番C○-Xを売った会社です。
なので、話は早かったです。
そんなの出来たらめっちゃい良いよね。
むしろ、早く着てみたい! お客さんも欲しがるはずだよ。
って反応でした。
その他、友達や後輩にも色々とリサーチしてみました。
かなり上場な反応でした。
幾つかのパターンを作成し、阿部先生のアドバイスをもらいに行きパターンのラインや細かい位置の調整をしてもらい、さらに沢山のアイデアを頂きました。
下半身のアイデアは先行するコンディショニングウエアがあるので結構簡単にパターンはまとまりました。
しかし当時は、上半身のアイデアは物凄く少なかったのです。
今でもかなり少ない気がしますが、、、
サーフィンの95%はパドリングなので、波を追いかける時、沖に出る時など常にパドリングです。
上半身を使う頻度がものすごい高い特殊なスポーツなので、いかにパドリングを楽にするか?が重要だと考えました。
阿部先生からいただいたアドバイスで上半身のアイデアは物凄く効果のあり、ラッシュガードにテーピングを施して着てみたら、勝手に腕が上がっていき、姿勢が良くなる!!という体感しました。
最終的なパターンを自分が持っているウエットにテーピングを施してテストを繰り返しました。 テストを繰り返し、間違いなく良いものになる!自分が着たいと思えるものになってきた~!
と感じました。
サンプル出来るまでに約1年
そして、ウエットスーツの工場探しが始まりました。
何せ、今までにないウエットスーツです、最初の工場は3ヶ月経っても何も進めていないので これはいつになっても出来上がらないだろうと思い、次の工場探し。
次の工場をあたってみるけど、「林さんが求めるクオリティはうちの工場じゃ無理だと思う」 と言われたので、次の工場を探し、、、
ダメ元で石巻の工場に聞いてみるけど、やっぱりNG。
大手の工場に聞いてみるたけど、生産ラインがフル稼働で対応不可能と言われ、、、
どうしようかなぁ~って思った時に、マテリアルメーカーに企画と特許の申請書類を持ち込み相談。 作ってくれそうな工場を紹介してもらうことができました。
最初のサンプルが出来上がってくるまでに約半年、、、
工場のクセや得意なパターンがあるので、サンプルが上がってくるまでにどうしても時間がかかってしまいました。
そして最初のサンプルを着て、着心地や作り込みなどをチェック。
改善点を洗い出し、実際にテーピングマテリアルを導入してプロトタイプ製作スタートしました。
初めてプロトタイプが出来上がってきて、腕を通した瞬間に感じたことは
「これは、やばい!」
「腕を瞬間に感じられる、姿勢の良さ」
そして、後ろからかぶるフラップをつけた瞬間に、スイッチがオンになりました。
そう、これからサーフィンするぞ!というスイッチです。
そして、接着技術や縫製技術の向上、造り込み部分の改良を毎年毎年重ねてきました。 耐久性、着心地は間違いなく一般的なウエットを上回るものにまで成長し、今期からパワードサーフアーマーとネーミングをしました。
それは、あなたの持っているパワーを引き出すウエットスーツになっているからです。
時代と逆行することで得られた、新次元の動きやすさ
ネックエントリー等のストレスフリーと言われている、ウエットスーツが現在の主流です。 大きめな作りで、首回りに超伸縮性の素材を使い肩周りの負担を軽減を実現していると思います。
しかし、Rev.のウエットはコンプレッションがかかり、医療等で利用されるテーピング理論を応用し少し硬めの素材とのハイブリットウエットスーツです。
biology(解剖学)をベースとし、適切な箇所にコンプレッションをかけ、テーピング素材で姿勢や動作の補助をします。
通常のウエットよりタイトな設計ですが、現在主流のウエットの先を行く動きやすさと疲れにくさを実現している唯一のウエットスーツです。
実際にその機能と効果が認められ、老舗ブランドのDOVEのフラグシップモデルのテクニカルスーツに採用されている実績があります。
冬物のウエットスーツは、従来の冬物のウエットスーツよりパドリングのラクさが全く違います。 3ミリフルスーツより、パドルがラクで今までの苦労は何だったのか?って感じると言っていただいています。
冬のウエットは鎧みたいに重たくて動きつらいと思っているなら、今までに無い衝撃的な動きやすさを体感することが出来る事をお約束します。
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