カラダの使い方

なぜ、パドルでカカトをつけるのか?

こんにちは、サーフコーチの林です。
館山のRPCから、、、

サーフィン後はいつも腰が重たくなる

こんな症状を感じているなら、ほんのちょっとやり方を変えるだけで大きく変わりますので、是非やってみてほしいと思います。

立っているときの姿勢って、つま先が開きますよね?
両足の内側をぴったりくっつけて立つのって、とても窮屈だと思います。
自然な状態じゃないですよね。

あと、内股でつま先をくっ付けて立つ事もないですよね。

両足のカカトをくっつけた状態でつま先を広げて立つ事とで、無駄なアウターマッスルを使わずに立つ事ができます。
これと同じことをパドルでもやりたいので、つま先を広げカカトを付けるというわけです。

このつま先の向きひとつで、テイクオフでの足を引きつける動作が軽くできるか?
それとも、重くなってしまうのか?ここにも影響がでます。

サーフコーチングでの室内トレーニングでは、
「何これ、全然違う、今まで凄く無駄に力が入っていた」
この違いを感じて皆驚いています。

ほんのちょっとの違いが、筋肉の繋がりを使えるのか?使えないのか?が分かれてしまうわけです。

 

腰が重たくなる人に多いのが、、、

両足のつま先が内側を向いてお尻に力が入っています。
その結果、反り腰になるので腰が重たくなるんですよね。

また、腰が反ってしまうので、それにつられるように上半身も反り気味な事が多いです。
上半身を反ると肩甲骨が寄ってしまい、肩の動きが悪くなります。
腰を反ってしまうと、パフォーマンスのキモであるみぞおちが張ってしまい、インナーマッスルである横隔膜が固まってしまいます。

 

筋肉から見てみると

つま先がくっつくいたり、足の内側をぺったりとくっつけると、太ももの前側の筋肉(大腿四頭筋)に力がはいります。
そして、お尻の筋肉の臀筋群力が入ってしまいます。これも反り腰になる原因でもあります。
反り腰になると、上半身も無意識に反ってしまい僧帽筋も力が入ってしまいます。
ストロークするときに、三角筋に力が入るようになってしまいます。

誰でも疲れます、これだと。

上半身が反ってしまうと横隔膜が固まってしまい、繋がり合っている機能的に使いたいインナーマッスルが使えなくなり、アウターマッスルを使うようになってしまいます。
その原因がつま先の向きひとつでひとつで改善できる事も多かったりします。

 

機能的に使いたいインナーマッスルは

前鋸筋・腹斜筋・腹横筋・横隔膜・大腰筋です。
これらのインナーマッスルはつながって使う事が出来る筋肉で、肩から足までのインナーマッスルをつなげて使う事が出来ます。
複数の筋肉をつなげて使う事を筋連結とか筋連鎖を使うと呼ばれています。
たまに僕のBLOGでは、この辺のキーワードが出てきたりしていますよね。

特に横隔膜は肩関節と股関節の動きをつなげる重要な筋肉で、お尻に力が入ってしまったり上半身を反ってしまうと、みぞおちが張ってしまい横隔膜に力が入った状態になってしまいます。

インナーマッスルを機能的に使いたいので、立っている状態に近づけるためにも、カカトをくっつけてつま先を広げるわけです。

そして、カカトを付ける最大の理由がこれです。

カカトを付ける事で足首が安定し、足首が安定する事で股関節が使えるようになるからです。
言い方を変えると足首が安定しないと股関節が使えないので、足のインナーマッスルから体幹のインナーマッスルが繫がって動く機能を使えないということになります
股関節が使えると体幹から足のインナーマッスルが使えるようになるので、全身を使った効率の良い疲れないパドルが出来る状態をはじめてつくる事が出来ます。
なので、カカトを付けてつま先を広げることで腰の負担も減らすことが出来ます。

つま先の向きひとつで、大きな影響を与えるので、是非意識してやり続けてくださいね。
パドルで腰が痛くなるのは歩くと腰痛になるのと同じで、歩き方が間違っているのと同じって事ですからね^^

 

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